全てがハッキリ…!。 | ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

40年以上に及ぶ音楽家としての筆者の活動と
その経験から得た感動や自らの価値観に基づき
広く芸術、エンターテイメント等に独自の論評を
加えて参ります。現在小説 愛のセレナーデと、
クロス小説 ミューズの声を随時掲載中です。
こちらもご覧頂ければ幸いです。

安部内閣がこの程、閣議決定した
集団的自衛権の行使容認に
付いては、各方面、識者或いは
元防衛省幹部として、その任に
当たった人物からですら
大変大きな疑義の声が
上がっている。首相官邸を取り巻く
幾重にも広がった集団的自衛権容認
反対のデモ行進、抗議の集会。
これ程の国民各層の疑念や反対を
完全に無視して総選挙の大勝を
唯一の盾に選挙公約、マニフェスト
にも一言も触れていなかった、
我が国の安全保障に関しての
重大な方向転換
を自民・公明の両与党のみによる
密室協議でさっさと決めてしまう
このやり方は、まさに憲法を蔑ろに
し、民主・法治国家の根本を破壊
する言論封殺の時の内閣による
国家テロのようなものと断じざるを
得ない。これで我が国の立憲主義は
もろくも崩壊したに等しい状況と
なった。いちいち論破するのも
馬鹿らしく、くだらなく、今更
時間の無駄はしたくないが
安部晋三が記者会見で述べた
諸々の集団的自衛権発動容認の
論拠なる事例は全てが全て、
詭弁であり、まやかしであり
何んの根拠もない唯の空論に
過ぎず、こんな不真面目な、
屁理屈で近い将来、若者が
戦地へ送り込まれては、たまった
ものではない。しかしこうした
今回の一連の政治的推移の中で私は
ハッキリこの目で否応なしに
垣間見たものがある。それは
今度こそここで【全てがハッキリ】
した瞬間だ。国の行く末、取り分け
平和と民主主義を希求する姿勢に
付いて、どの政党がどの様な
立ち位置であるのか…
まさにそれだ!。
我々日本国民は思想心情の
自由に基づき
如何なる政治的判断をも
強制されない。「しかしこれも
危ういかもしれない!」
だから私は私の目に映り見て取った
事実だけを一つの構図として示して
おきたい。それをご覧になった方々が、
私の見方に異論があれば
それはそれで、ごく自然であろうし
又、賛同して下さったとしても
私はそれを喜ばしいと感じさせて
頂く。唯それだけの事である。
【戦争の出来る国へ導く事を是と
する政党。自民・維新・みんな・
次世代…の各党。】
【歯止めをかけようにも連立の
縛りで妥協した政党。公明党。】
【集団的自衛権に付いて、右往左往
賛否の嵐でまとまらない政党。
民主党。】
【憲法改正によって防衛力と派兵
範囲の拡大を思考する政党。
生活の党。】
【現憲法下、如何なる派兵も
許されないとする政党。社民・共産
両党。】以上が私の認識する所の
政界の構図である。
先述した通り、選挙によって我々が
選ぶのは政党政治の枠組みで
ある。決して個人を
選ぶのではない。我々は各政党が
この国をどの様な方向に導かんと
しているのかを、よくよく
確かめ選挙に臨まなくてならない。
その判断の基準はそれぞれ我々の
政治的心情にある。その事を
踏まえ次期国政選挙に
我々自身が真面目に向き合わなくては
ならないのだ。さもないと本当に
この国は滅びの道を転げ落ちる
事になってしまうのだから…!。
最後に私の見解…、私は決して
戦争を思考する政党に
一票を投じる事はない。
終生あり得ない!
そう、断じて無い!!。
(ルチアーナ筆。)