先日、叔母が亡くなった
この叔母はずっと独身で、一人暮らし
まるで将来の私をみる様 ここ数年は仲良くしていた
とてもいい優しい人かと言ったらそういうことはなく
ふつーに性格の悪い所もあるし、
とても気が強いし
昔はあちらこちらご近所に喧嘩を売りまくっていたくそばばあでもある
敵にするととことん面倒臭い人でもあるけど
味方になるととても頼りになる存在でもある

性格がアレでとにかくどこに地雷原があるかも分からないから
言葉や態度に気を遣って仲良くしていた
時には買い物にいったり、時には食事に行ったり
お小遣いをくれてなんでも買ってくれる訳でもないけど(そもそも奢られるのは苦手)
愚痴や悩みなどの私の話を否定せずに聞いてくれたり
共感してくれたりもした
嫌な所もたくさんあるし
そもそもうちの母をいびっていた酷い小姑だし
我が家と喧嘩したりもした
別に100%いい人でもないし、かなりアレな部類に入る人だけど
一人暮らしをする時は助けてくれたし
母が倒れた時は介護の所で協力してくれたりもして
なんやかんやで助けてくれた
年を取って丸くなったという部分もあるろうけど
私の中では面倒臭い人&いい人&母でもない、姉でもないけどそんなような中間点に居る人で
性格の合わない母や姉より心の近くにいた人でもある
今まで一番感謝していることは?
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なので、叔母の存在にはとても感謝している
病気が見つかって、入院してからはコロナもあり、なかなか会えず
もしものことを思って心配して
でも退院して嬉しかった
以前の様に買い物に行ったり食事に行ったり
楽しい時間が沢山あった
会いたくなくなる時もあったけど
後悔したくないから引き続き仲良くして
再発したあたりからちょっとお認知症も入ってきたけど
感情で接しない様にして
再入院した時はなるべく会いに行って
仕事があるから毎日毎週はいけないけど
お見舞いに行くと嬉しそうにしてくれた
看護師さんに「このこ、私の姪っ子です」って紹介してくれたり
「大好きだよ」と言ってくれたり
やがて、症状が悪化して、話せなくなったけど
お見舞いに行って、手を握るとしっかりと握り返してくれた
病気のために、痩せて、昔の面影が少なくなって
骨格だけにもなって
ご飯も食べれなくなってきたけど
またご飯を食べに行こうね!て約束をした
ありがとう
ありがとう
って、危篤の時にはそれしか声を掛けれなかったけど
沢山いっぱいとてつもなく感謝をしている
本当に「いい人」ではないけど
でもそういう部分も含めての人だし
あと20年は難しいと思うけど、まだあと10年は生きると思っていたので
いなくなってとても寂しい
最後に、お別れをする時に青空の下、笑顔で「またねー」って手を振ってくれた風景が見えて
色々な事が思い出して涙が止まらなかった
霊とかそういうの、信じてないし、
心の中の思い出だったのかもしれないけど
でも、きっと、本当に笑顔でまたねー、って言って、手を振ってくれたんだと思う
時折、ふと思い出して
もう会えないことが本当に寂しくて溜まらない
地味に、強い喪失感が出てくる
しばらくはつらいだろな
でも、本当に感謝している
ありがとう、そして、またね