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皆さん、本日の心の天気はいかがですか?
心理カウンセラーの青柳雅也です(^^
このブログで、心理カウンセリングや心理学を身近に!
さて、今回は「カタルシス」について。
皆さんは、怒ることがありますか?
怒るって自分自身もしんどいですよね。
人間というのは、"本能が壊れている動物"とも言われ、
自分自身をコントロールすることは、
完全には難しいことが多いでしょう。
"7つの大罪"という、人を不幸に誘う、
過ぎたる欲望や感情のひとつが、
「憤怒」です。
ときに「怒り」という感情は、
人生をトラブルや問題に誘ってしまいます。
怒ったところで、人生は思うようにはなりません。
ですので、社会において、
"怒り"という感情は、抑制され、
表に表現することは避けられます。

話は変わりますが、私がサラリーマンで管理職だった時代、
同僚に管理職のTがいました。
Tは、とても建設的で仕事が出来て、話しもよく合いました。
そんなT氏が、部下とうまくいかないというのです。
私のおせっかいで、その部下に話を聞いてみると・・・。
仕事上で理不尽なことというのはあるもので、
部下が悔しがって、ネガティブなことを呟くとT氏はこういうのです。
ネガティブな部下の発言に対して、建設的なT氏はこう答えていました。
「でも、こう考えれば?」
「でも、向こうにもこういう言い分があるんじゃない?」
もちろんそれはもっともな話でわかるのですが、
感情が高ぶっているときに、冷静にアドバイスされても、
部下は受け取ってもらえてないような、なんだか冷たさや寂しさを感じるというのです。

大切な誰かの怒りや悲しみに、共に"怒らない"、"悲しまない"ということは、
場合によっては、薄情なことになってしまいます。
誰かが一緒に怒ってくれたり、
悲しんでくれたり、悔しがってくれることで、
ちょっと冷静さを取り戻せることってありますよね。
「それは腹が立ったね。」
「それは悲しかったね。」
「それは悔しいね。」
同調ではなく、共感の言葉というのは、
愛なんです。![]()
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