こんにちは。３Hメディソリューション株式会社 公式ブログ担当です。
今回は、進行した卵巣がんに対する新しい治療法の臨床試験について解説します。乳がんなどで実績のある「エンハーツ」が、卵巣がんの治療にも広がるかもしれません。
卵巣がんとHER2タンパク質
卵巣がんの患者さんの約半数で、がん細胞の表面に「HER2（ハーツー）」というタンパク質が出ていることが分かっています。HER2は乳がんや胃がんでも治療の標的として知られています。HER2が発現しているがんは再発しやすかったり進行が早かったりする傾向があります。
維持療法の新しい選択肢へ
今回の試験では最初の抗がん剤治療が終わった後の「維持療法」として、エンハーツというお薬を使う効果を調べます。エンハーツはがん細胞を狙い撃ちする「抗体薬物複合体」というタイプのお薬です。これまではアバスチンというお薬が使われてきましたが、ここにエンハーツを加えることで再発をより長く抑えられるかを確認します。
最終段階の試験がスタート
この試験は薬の承認を目指すための最終段階にあたります。日本を含む世界中で行われ多くの患者さんが参加する予定です。良い結果が出ればHER2が発現している卵巣がん患者さんにとって、大きな希望となる新しい治療法が登場することになります。
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※本内容はがん情報サイト「オンコロ」をもとにAIが記事を作成しています。
出典元の記事は以下です。 https://oncolo.jp/news/251211ra01