こんにちは。3Hメディソリューション株式会社 公式ブログ担当です。
今回は、手足の筋力低下やしびれがゆっくりと進行する神経の難病、「慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)」の患者さんにとって、治療の負担を大きく減らす可能性のある新しいタイプのお薬が日本で承認申請されたというニュースを解説します。
通院の負担が大きかったこれまでの治療
CIDPは免疫の異常によって脳からの指令を伝える神経が攻撃されてしまう病気です。この病気の標準的な治療法の一つに、免疫の働きを調整する「免疫グロブリン製剤」の点滴があります。この治療は効果が高い一方で、数時間かけて静脈に注射する必要があるため、定期的な通院が必須となり患者さんの時間的・身体的な負担が大きいという課題がありました。
自宅でできる「皮下注射」という新しい選択肢
今回承認申請されたのは、この免疫グロブリン製剤を自宅で自分で注射できるよう改良した「皮下注射」のお薬です。このお薬には皮下の組織を一時的に緩める成分(ヒアルロニダーゼ)が配合されており、これによりこれまで点滴でしか投与できなかった量のお薬を皮下注射で投与することが可能になりました。
患者さんの生活の質向上への期待
この新しいお薬が承認されれば、患者さんは病院へ頻繁に通うことなく、自宅でご自身の都合の良い時間に治療を受けられるようになります。治療のために仕事や学校を休んだり、遠方の病院まで通ったりする必要がなくなることで、患者さんの生活の質が大きく向上することが期待されます。一日も早くこの治療法がそれを必要とする患者さんの元へ届くことが待たれます。
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※本内容は「難病・希少疾患 情報サイト RareS.(レアズ)」をもとにAIが記事を作成しています。
出典元の記事は以下です。 https://raresnet.com/240822-01/