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今津です。
大阪・十三で書いています。
都内の公立小で、民間のマンションに敷地の一部を譲る代わりに建て替えで生じた収益の一部を校舎の工事代に充てるという、全国でも珍しい取り組みを行っていることがわかりました。
5月8日付の日本経済新聞を参考に書いてまいります。
この小学校は、渋谷区立神南小学校です。
神南小は渋谷区役所の隣に位置する学校で、JR渋谷駅の近くにあります。
うちの新宿校にもここの児童が1回おためしを受けに来たことがあります。
神南小は築60年。狭い道路を挟んで建っている14階建てマンションは築50年。
渋谷区によると、狭い道路をなくして敷地を同じにし、そこに新しい神南小の校舎と34階建てのタワーマンションを建築するとのことです。
「容積適正配分型地区計画」という制度を用いて、小学校とマンションの容積率を調整するということです。
神南小の敷地の容積率を500%から409%に減らす一方、マンションの容積率を現在の500%から1000%に増やします。
これにより、都心の好立地に高さ150メートルの高層マンションの建設が可能となります。
神南小からマンションへ建物の容積率を配分してもらう代わりに、マンション側からは神南小と周辺の道路や広場を整備する費用を負担してもらいます。
マンション側はタワーマンションへ建て替えることができる一方、小学校側はマンションの建て替えで発生した収益で小学校の校舎などを新たに整備できるというメリットがあります。
とても合理的な考え方です。このことは渋谷区が言い出しっぺではなく、マンション側からの提案によるものだったとのことです。
ただ、今回のケースは公共の財産である区立小学校の土地を個人の財産と混同してしまう可能性もあります。
渋谷区が住民向けに開いた意見交換会では「校舎を新しく建て替えることで、子どもたちの教育環境が向上する」という意見が出る一方で、「一体開発により小学校の資産が毀損(きそん)するのではないか」と懸念する声もありました。
神南小は都会のど真ん中に位置する学校です。児童数は平成の真ん中のあたりは400名程度だったのが、令和になったあたりから500名近くに増えています。
この学校の周辺は学校選択希望制を敷いており、いくつかの学校から通いたい学校を選ぶことができます。
通学区域としては、神南のほか、渋谷や松濤、道玄坂、神宮前などがあり、マンションや高級住宅街などが立ち並ぶエリアです。
神南小の教育内容や雰囲気がよいのでこの学校を選ぶ人が増えているのかもしれません。あるいは、単純にお住まいになる方が増えていることも考えられます。
ウチの新宿の教室の所在地、実は新宿区ではなく渋谷区代々木なんです。
新宿駅すぐなので自分が渋谷区にいるという認識はないのです。
ただ、新宿駅自体、上半分は確かに新宿区新宿三丁目なのですが、下半分は渋谷区代々木だったり、渋谷区千駄ヶ谷だったりします。
ですので、渋谷区にいるからといって、渋谷駅の話をされてもいまひとつピンときませんw新宿駅周辺ならメチャクチャわかります。
新宿区も渋谷区も、パッと見はごく普通のお宅がたくさん立ち並んでいます。そして、たくさん人がお住まいになっていますし、子どもも結構見かけます。
そのエリアではどの街でも見かけるような小学校がありますし、都内の学校だからといって特別感はありません。
ただ、神南小について言うと、本当に都心の中の都心といったエリアにあるので、今回のようなこともあるのかと思います。
個人的には都心の小学校で気になるのは、いつも新幹線から見える港区立芝浜小学校です。めちゃくちゃキレイな校舎です。ただ、いつも横を通るときは夜なので昼間の様子がよくわかりません。きっとキレイなはず…
【お知らせ】
ワタクシ、新宿と大阪・十三を行ったり来たりしております。が、ときどき名古屋の教室にも顔を出して指導をすることにしました。
次回は2024年6月1日(土)午後6時~
お待ちしております。
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