先日お越しになったあるクライアントの方の話です。
もともとの主訴はよくある腰の問題ですが、この日はそれに加えて親指の付け根が痛い、ということでした。
何か思い当たることについてはお聞きしましたが、なかなか見つからないようです。
ということは、物理的な力が加わって、ということでもないようなので、経絡を意識した調整を試みました。
痛みを訴えられている箇所が経穴の「魚際(ぎょさい)」付近というところであり、調整のメインをそれが存在する肺経に絞り、行なったわけです。
上に肺経の走行部位のイラストをアップしましたが、患部に触れる前、この経絡の募穴である「中府(ちゅうふ)」を押圧した時、明らかに患側のほうに感じるものがあり、またクライアントの方も比較するとそちらの方が強く感じる、ということでした。
施術の際、前腕部にアプローチすると、そこにも違和感を感じます。
その解消をイメージして続けると、だんだん変化してきましたので、指を握ったり、痛いと感じていた箇所をご自分で押してもらったりしましたが、共に異常を感じないそうです。
今回、おかしいと感じられた時から時間が経っていませんので、それが功を奏した理由の一つかと思いますが、こういうところからも何時からおかしいのか、ということも大切な情報の一つになり、あまり経過していない方が良い結果を出しやすいという具体例になりました。
この後、もちろん本来の主訴である腰に対してもアプローチをしましたが、こちらは長年の積み重ねがあるので、もう少し時間を要しそうです。
でも、今回のことから、具合を悪くしてからの時間も大切ということを理解していただき、施術後のお話は大変明るい感じになりました。
※当研究所では、昨今の事情を鑑み、オンラインによる「経営講座」をスタートさせました。手技療法業界に特化したコンサルティング部門の具体的な形として、整体院のみならず、整骨院・鍼灸院・マッサージ店・リラクゼーション・その他各種療法の経営者、あるいはこれから開業したいという方向けの講座です。詳しくは下記をクリックしてください。
▼手技療法店経営講座 ←左記をクリック
※テーマとは関係ありませんが、新刊・DVDのお知らせです。靭帯を意識した新しい骨格調整法をご紹介した「靭帯療法」(BABジャパン)が6月20日・6月23日に発売になりました。手技療法家、あるいはこれからこの道を目指す方に役立つと思いますので、ご興味のある方は下記をクリックしてください。
▼版元(BABジャパン)電話:03-3469-0135
メール: shop@bab.co.jp
▼アマゾン:書籍「靭帯療法」 ←左記をクリック
DVD「靭帯療法」 ←左記をクリック
電子書籍「靱帯療法」 ←左記をクリック
▼楽天:書籍「靭帯療法」 ←左記をクリック
DVD「靭帯療法」 ←左記をクリック
◆快整体術初級講座はWEBで学べます(スクーリングもあります)。全国どこでも、安価に学べるのが特徴です。詳細は下記をクリックしてください。
◆快整体術をきちんと学びたい方、講座内容にご興味がある方は、下記をクリックしてください。
◆空手道、その他の武道・武術を学ばれている方で、活殺自在というテーマにご興味のある方は、下記をクリックしてください。
◆BABジャパン様で運営されている「セラピーネットカレッジ」で快整体術の講座が開講されました。タイトルは「はじめての整体」です。「はじめて」というタイトルではありますが、プロ向けの内容です。視聴には同ネットの会員登録(有料)が必要で、他のタイトルも見放題になっています。
◆「はじめての整体」のサンプル動画がユーチューブでご覧になれます。下記をクリックしてください。