先日お越しになったあるクライアントの方の話です。
私たちは1日の疲れを取るために眠りますが、その時の様子は様々です。
一般的には睡眠中、適度に寝返りを行ない、身体に歪みが生じないようにするといったことが言われるケースがありますが、ずっと同じ姿勢でいれば、自重で何かしらの問題を引き起こすことがあります。
今日のお話の場合、まさにそういうケースの具体例になろうかと思いますが、タイトルにもあるように寝相が関係する問題でした。
施術の前の問診は、快整体術では定番ですが、前日までは何ともなかった肩の調子が、朝起きたら痛みを感じるようになっており、腕を上げることができない、ということでした。
このクライアントの方は、通常は腰の問題で通院されていますか、そちらのほうは少しずつ好転しています。
最近は総じて体調が良いということで喜んでいらっしゃいますが、話を伺うと、どうしても片側だけを下にして寝る癖があるそうです。
これまではそれでも何ともなかったそうですが、昨夜は何か寝苦しくて、同じ側を下にして寝ていても、少しずつ姿勢を変えていたそうです。
その度に目が覚めるので覚えていたそうですが、ご本人のお話によると、その時の姿勢のどれかに問題があったのでは、ということでした。
何か思い当たることがあったのでしょう。
ただ、それは今回のトラブルの原因ですが、私たち行なうべきは目の前の状態をきちんと整え、不快感を無くすことです。
そのため、その時の寝相の様子をよく伺い、それがどのように肩に悪影響を与えたのかを考え、動きの様子も確認させていただきました。
施術の対象は肩関節と肩鎖関節がメインと考え、左右の違いを確認した後、健側に合わせるようにして施術しました。
すると、それまで感じていた不快感が消失し、動きも左右同じになりました。
残りの時間は普段の施術をベースに、腰に関係する内容になりましたが、この日の主訴を早々に解消したため、結構ゆっくりとお休みになっていました。
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