久しぶりにカヌレでも焼こうかな、と思って型を出してみたら、、
とっても汚れていて気になってしまい、
既に夜中でしたが磨き始めてしまいました。
銅の型や鍋の磨き粉はお手製で作るのがトレフミヤモト、主人のスタイルで、
主人は40年以上、手作り洗剤で銅鍋を磨いていますが、私もそれに倣っています。
小麦粉に塩、お酢と少量の水に、中性洗剤を少々混ぜてペースト状にしたモノを金タワシに付けて擦ります。
すると、あっと言う間にピカピカに。
レストランではこれをを作り置きして毎日銅鍋を磨きますが、
自然由来の材料が殆どなので、コックさん達の手にも優しいと、主人は言います。
ちなみにこのカヌレ型は30年以上前に私がフランスでお菓子修行をした時に購入した思い出の品で、
当時20代の私にはこれだけの数の銅型は大変高価なお買い物でしたが、
型から本物にこだわりたくて、思い切って購入した思い入れのある道具です。
磨きながら、「あの時思い切って買ってよかったな。」と、今さらながらの納得と懐かしい気持ちで一杯になりました。