信者を洗脳をする上で、一番のアイテムは何だと思いますか?

「公開講演」などのステージからの講話でしょうか。
ものみの塔誌をはじめとする「出版物」でしょうか。
年に何回か開催される「大会」でしょうか。
インターネットを通して提供される「jworg」からの情報でしょうか。
もちろん、これらも「組織」の大切なアイテムには間違いありませんが、私が考える最も強力なマインドコントロールアイテムは、

「コメント」です。

そうです。集会の注解、最近の表現である「コメント」です。

確かに、JW公式サイトやチャンネルプログラムや、集会における「長老様」からの上から目線の話しも洗脳の役に立ちますが、あくまでお偉いさんからの、素晴らしい教えだけど、「私なんかには到底ムリ」と考えることが少なくないのです。

もちろん、JWルールや取り決めなどは、上から目線の方々の指示に忠実に従いますが、信仰を強化したり、神との関係をよりよくするために、さらにどうすれば良いかなど、自分の神に仕える「動機」を強める為には、同じ仲間の集会でのコメントが欠かせないのです。

皆さんは何かの情報を得たい時は、どこから得ますか? すぐにググりますか。
でもインターネットには偽情報や勘違い情報、片寄った情報など、完全には信頼し難いと感じている人も少なくないはずです。

それよりも、親しく信頼できる友人、職場の友人、ママ友、地元の友人、趣味仲間のほうが安易に信じてしまいませんか?
子供の教育や習い事、良い病院はどこか、転職するなら何がいいか、旅行の行き先の情報、恋愛等についてです。  

ポイントは「自分と立場が近い人」なのです。
自分と似た状況の人からのアドバイスを、明確な根拠がなくても、信じる傾向があるのではないですか?

「信仰」についても同じです。
長老様からの上から目線の講話を聞いても、感心はするけど心にはあまり訴えない。
でも、隣りに座っている姉妹の心のこもったコメントを聞くと、「自分も頑張らなくっちゃ」と心に響くのです。
恐らく組織もそれをわかっているので、「群れの集会」を無くしたり、「公開講演」の時間を短縮したり、「奉仕会」もそっくりなくなりましたが、「ものみの塔研究」だけは微塵も変更しないのです。

1世は1世のコメントに感銘を受ける。
2世は1世のコメントにウケる。
1世は2世がちょっと気の利いたコメントしても理解できない。
2世は2世の上手なコメントを聞いて、負けじとシュールなコメントを考える。

問題は…

そのコメントが本当に自分の気持ちなのか?ということです。

もちろんコメントで完全な嘘をつく人はほとんどいないでしょう。
でも、コメントする(質問に直接的な答えをするものでなく)兄弟姉妹は、
たとえ誇張してでも、
○自分の信仰が強いと思わせたい。
○他の人の信仰を強め、励ましたい。そんな自分が好き。

ということでしょう。そうです。動機が良いか、悪いかはともかくコメントは誇張しているのです。
自分のコメントはしっかり誇張しているのに、他の兄弟姉妹のコメントはそのまま鵜呑みにする傾向があるのです。 
よって、「私も負けるまい」と信仰を強め、洗脳が進んでいくわけです。

普通なら信じられないことを、他の人のコメントにより「そうなのかなあ」となるのです。

組織はヘブライ書にある「集まることを怠ってはなりません」(新しい訳)という聖句を特に強調します。集会が強力な武器だからです。とりわけ一般信者の「コメント」にはイカれていても力があることを知っています。いや、JW的にイカれていればいるほど影響を及ぼすのでしょう。(人間的にイカれてるのは問題外)

私も集会で「コメント」します。立場、状況的にコメントしないわけにはいきません。
でも私の場合は誇張はしません。
心にもないことを、コメントするからです。(誇張ではなく完全嘘)
私だけではないでしょう。2世の中には自分の「本当の考え」などは封印し、心を凍らせつつコメントする人もいることでしょう。
それは決してマイノリティではないはずです。  

「旅は道連れ」と言うように、JWが辿る「終わりなき旅」への「道連れ」の為に、今週の集会でも「コメント」をするのですね?