iPhoneアプリのリジェクト事例を暴露! -3ページ目

iPhoneアプリのリジェクト事例を暴露!

100件ぐらいリジェクトされたから。 by 3DCM

□どんなアプリ?


問題と解答を閲覧できるだけのシンプル機能の英単語帳アプリ。

□リジェクト内容・Appleとのやり取り



Apple「新規性がありません」

3DCM「英単語の学習に新規性が必要ですか?」

Apple「webかiBooksでやればよい」

3DCM「もうアプリ作っちゃいましたから」

Apple「付加価値をください」

3DCM「(WoW WoW)付加価値?」

Apple「ユーザーに対して新しい価値体験を提供してください」

3DCM「えーと、ためしにFB、Tw、Lineでシェアできるようにしましたけど・・・」

Apple「むむ」

3DCM「友達と競って学べる、これぞソーシャル学習アプリなり!」

Apple「そ、それ新しい!OK!」

3DCM「!?」

□教訓・対処法


問題と解答を閲覧するだけの単一機能の問題集、単語帳アプリはリジェクト



規約にある「2.12: Apps that are not very useful, are simply web sites bundled as apps, or do not provide entrant」です。このリジェクトを言われたら、今回の審査員はちょっとめんどくさい奴、と思ってください。

それだけやっかいなリジェクトです。

なんか新しくないんだよね、君のアプリ


と漠然と否定されたも同然で、審査員から具体的な解決策の提示はありません。

あまりしつこく聞くとしまいには、「もうアプリやめてwebかiBooksで出しちゃいなよ」とあらぬ方向に誘導してきます。

これだけたくさんの類似アプリが乱立していると、これ以上無駄なアプリは増やしたくない、というのがappleの本音でしょう。

でもね、アプリでないとダメなんですよ!クライアントはスマホで何かやるのが大好きなんだから。

いかにお手軽に新規性を付与できるかが鍵


審査員からはこれ以上なにもアドバイスはもらえません。では、対処法は?

とにかく少ない手数で新規機能を追加して最申請に出すことです。特にweb単体や、iBooks単体ではできない機能を”新規性”や”付加価値”と判断されます。

例えば、問題集や単語帳アプリの場合、目次、動画、問題機能を追加してもダメ。iBooksと差別化できないからです。

逆に良しとされるのが、簡単な集計機能、ミニゲーム、GPS連動、加速度連動など、アプリならではの機能になります。

さて、今回は簡単に済まそうとFB、Tw、Lineへの投稿リンクを追加しました。アプリの説明に「テストの結果を友達とシェアし競争し合える、ソーシャル英単語学習アプリ!」と銘打ちました。

まったく新規性はないですが、これで無事に審査を通りました。

恐らくですが、説明文を加えなかったらまたリジェクトされていたはずです。新規性をアプリ名や説明文でどうアピールできるかは、審査通過にはとても大事な要因だと思います。

結論、アプリの説明文は盛りましょう!

(執筆者 3DCM株式会社 iPhoneアプリリジェクト対策係)

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□どんなアプリ?


運命の人の顔写真をランダムで表示するアプリ。画面デザインは白雪姫の魔法の鏡。聞きたい項目「鏡よ鏡、私の未来の結婚相手は誰?」「私の生涯の友人は誰?」などを選ぶと、ネット上からランダムに顔写真を抽出して表示される。たまに内蔵カメラで撮影された自分の顔が表示され、驚く。

□リジェクト内容・Appleとのやり取り



Apple「虚偽です」

3DCM「何が?」

Apple「詐欺です」

3DCM「だから何が!?」

Apple「未来のパートナーが分かる訳がない。詐欺だ」

3DCM「ジョークアプリだってば!」

Apple「ダメです。ユーザーが誤解します」

3DCM「どうすればいいの?」

Apple「ユーザーに、このアプリに診断結果に何の信憑性もない、と明示しなさい」

3DCM「!?」

□教訓・対処法


虚偽、詐欺、まぎらわしい内容を含むアプリはリジェクト



ジョークアプリに「虚偽だ!」と言われても困ります。既にリリースされている他のジョークアプリには、年老いた顔が見られる、ゾンビの顔になる、なんてものはたくさんありますから。

この占いは嘘です、と言えと?


appleが示した解決方がこれ。ジョークというあいまいな説明ではなく、はっきりと「嘘です」「信憑性ゼロです」と明示しないとダメだと。

これじゃ占い師が「この占いは全くのでたらめです」と言っているようなものです。

嘘だとわかっていても面白ければOK、ジョークでいいじゃない、という曖昧さはappleが許しませんでした。

最終的には、アプリの説明文を直すこと5回!「このアプリの診断結果に根拠はなく信憑性は全くありません」とデカデカと付け加えることになりましたとさ。

アプリは無事リリースされましたが、当然人気は出ませんでした。

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□どんなアプリ?


サッカーワールドカップを元ネタにしたクイズバトルアプリ。架空のサッカー選手を登場させ、ユーザー同士がサッカークイズでトーナメント対戦できるソーシャル要素あり。選手は全員女性で、萌えキャラ風にイラストを描き起こしました。その数総勢300名!!

□リジェクト内容・Appleとのやり取り



Apple「登場キャラの著作権は?」

3DCM「オリジナルです。自社(クライアント)が保有しています」

Apple「証拠は?」

3DCM「証拠?」

Apple「権利の所有を明示してください」

3DCM「だからオリジナルでデザイナーが描いたんだってば!」

Apple「例えばFIFAの許諾を得ていますか?」

3DCM「FIFAが萌えキャラの権利ホルダーなわけないでしょ!」

Apple「権利の所有を明示してください」

3DCM「デザイナーのサインを見せれば良いの?」

Apple「あ、それで良いです」

3DCM「!?」


□教訓・対処法


アプリ内で著作物を使用する場合は、著作者の許諾、契約内容を明示しないとリジェクト



申請した当時はワールドカップ開催時期ということもあり、FIFAや選手個人の著作権を乱用したアプリが横行していました。appleがうるさくなるのも仕方がないか。

でも、FIFAの著作は厳しく守るのに、他の著作(ゲーム、映像、漫画など)には甘いですよね。実際ストアには、審査をしたと思えない著作権無視のパクリアプリが、非常に多くリリースされています。

アプリはパクって転がせば儲かる?


そういえばアプリ業界では「アプリはパクって転がせ」が一時流行になりました。有名ゲーム、有名アプリの要素をパクって真似して、画像を差し替えちょこっと別機能を加えて、再リリースする手法。手っ取り早く稼げると評判でした。

でも、リスペクト、オマージュといえば聞こえは良いですが要はパクリです。同類アプリが乱立するのはユーザーには面白くありません。中身は皆同じですから。

appleもFIFAや大組織の肩ばかり持っていないで、きちんと著作権を守らないとね。

今回の萌えキャラは、もちろんFIFAとは一切関係なく、特定の選手を模したものでもなく、完全にオリジナルで作画したものです。

その旨をappleにメールで伝えたところ、管理画面の「review note」に記載してくれだとさ。

アプリの補足説明は管理画面の「review note」で申請


この「review note」は、審査員に向けてアプリの補足説明を記載できます。会員系アプリの場合は、ここで動作テスト用の仮IDを伝達したりもします。

最終的にこの「review note」に、作画担当のイラストレーター10名分の著作者表明を追記して、著作権問題は無事に解決しました。

ただ、女の子がスポーツに不適切な恰好をしている、という理由でイラストの描き直し、再申請を永延と繰り返しております。(現在7回目の再申請中)

やっぱり水着でサッカーはダメでした。

(執筆者 3DCM株式会社 iPhoneアプリリジェクト対策係)

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