桶狭間の合戦~物理屋の見解~長槍は重いから効果がある
風雲!大歴史実験桶狭間~NHK・BSプレミアム~22時
を物理的に考える
情報戦で野信長軍の優勢は番組で十分取り上げられていたので省略します
私が注目したのは信長軍の長槍です
集団戦になった場合にあの長槍が短槍に比べて有利なことも番組で述べていたので省略します
私が取り上げたいのはあの長槍の重さです
「重い」ことは「取り扱いにくい」から「短所」と思われていると思いますが、私は重いから威力があると見ます
重い物は「慣性」が大きいから衝突した時、「相手に与える衝撃が大きい」のです
この場合、自分がぶつかってゆくか、相手がぶつかってくるかには関係なく「衝撃力」は「相対速度」に比例します
したがって長槍の効果は速度が速い敵、つまり騎馬武者には一層有効だと思います。
迎え撃つ方は動かず、ただ穂先を相手の胸の高さに揃えて走る、あるいは敵が来るのを待てばよい
そして衝突すれば槍の穂先が敵の鎧を突き破る
これは重い長槍だから可能なので、軽い矢や刀では無理だと思います
これが「物理屋的桶狭間論」です