計画停電の記憶~原発運用は電力会社の営利確保のためです
書斎の整理をしていたら、こんな物がまだ壁に貼ってありました 皆様記憶に残っていますか? 福島第1原発のメルトダウンで電力不足になるから地域別に停電にして急場をしのごうというもの 遠い九州までこんなお触れが回ったのですが、これに従って九州で余した電力を東京に回すなど出来たのでしょうか? 九州は60ヘルツ、東京は50ヘルツですからそのままは送れません 周波数変換など通常はしませんから「変換器」があったにしてもあまり大きな能力ではなかったと思いますし・・・
「原発を止めると電気が足りなくなるぞ」という電力会社の脅しだったように思います その後、九州の原発も全部止まりましたが「停電」が実施された記憶はありません
今になって考えると「原発維持」のための電力業界のパフォーマンスだったような気もします
当時の記事はこちらに(当時、このブログに書いた記事です)
計画停電初日 2012.7.2
九電、計画停電カレンダー 2012.6.
東京23区は計画停電免除ですか・・・そんなことで良いのかな?? 2011.3.24東京23区は「停電免除」には」驚くとともに腹が立ちましたね 「そこに電気を届けるために原発を作り、その原発が事故を起こしたのにこんな勝手をして良いのか」と
計画停電と電力会社が勧めていた「オール電化住宅」 2011.3.15電力会社の勧めに乗って「オール電化住宅」にした人は動きがとれ名でしょう 電力会社はその責任をどう取るのか
そんな事を考えた日々でした
こんな事から考えても「大規模な少数の原発」で電力を供給するよりも、小規模な多数の発電施設で分担して電力を供給する方が「天変地異」に強いように思います
地震・台風・豪雨・津波とう災害が多い日本でも「全国が同時に被災」ということはありません ですから発電所をまとめず全国各地に分散する事が災害に強くなる最も簡単な方法だと思います
九州で言えば、川内と玄海の2カ所の原発を九州全土の電力を賄う主力にしようとすれば、その一方が使えなくなれば九州の電力事情はたちまち破綻します 「多くの発電施設」を持てばその危険は回避できます
そしてその多くの発電施設は既にあるのです 川内も玄海もどちらの原発も動いてなくても九州では大規模停電など起こらなかったのですから・・・
原発が無くても九州は困らない事はすでに実証されているのです 原発は単に電力会社の営利のために動かしたいだけだと言うことはこのように考えれば明白なのです
|