微妙な距離 〜西ノ園達大〜 | 3☆COLORS

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微妙な距離だな…。
大阪厚生年金会館とNHK大阪ホール。

剛とおいらの公演スケジュールは…、ドンかぶりか…。

悠晃のウィークデーは朝6時起きの学問漬け。
携帯とは無縁な生活のため、会う段取りなど組めるはずもなく…。
奴が開放されるのは日曜だけだ。
3人で落ち合うとすると、チャンスはこの日曜を利用するしかない。
可能性のある日曜は、4月27日(日)の、たった一日のみ…。

うーん。

剛とは、おいらの公演初日、24日に早速落ち合えた。
たまたま初日打ち上げ会場にいたおいらと、行きつけのダーツバーで飲んでいた剛との距離が、徒歩数分のところだったのだ。
ま、剛は東京でいつでも会おうと思えば会えるが、お互い芝居で地方にいて乾杯できるのはなかなか乙だ。

さあ、あとはどのタイミングで悠晃と会うかだ。
奴との距離だけが、なかなか縮まらん。
やはり、3人の再会はは無理なのか…

せっかくこんな近くにいるのに…。

奴から連絡が入った。
会場をハシゴしてまでの観劇を決意したらしい。

おっと、ところが、なんだか大事な当番で、おいらの芝居を観ると門限に間に合わないとの連絡…

「悠晃わりい、なんとかオレに会いに来てくれないか?」
「わかりました。剛さんの芝居観たら、すぐそちらに駆け付けます!」

本番直前、すでにメイク済みの楽屋に、「お待たせしました!」



眼鏡なんかかけちゃって…
たった一か月で、風貌変わったんじゃないの?

3人一緒とはいかなかったものの、この困難な状況の中で、3人は確実に大阪の地で再会を果たした。

この再会劇で、あらためてひとつわかったこと。
我ら三つの星は、まだまだこれから、様々な“奇跡”を生んでいく。

じゃあな。
また、会おう。