抗原テストで陽性になった翌日は、ほぼ一日中、留守宅を出ることなく過ごしていたので、この日はもちろん写真もなしという珍しい日になった。

ただフランソワーズからはPCR検査を予約の確認などの電話があったり、リヨンの日仏夫妻から「いつ帰国するんだっけ?」と連絡が来たので、予定通り帰国できない可能性があることを伝えなければならず、メールのやり取りをしていた。

 

この日、夕方隣人がベルを押した。出てみると、マリーアンジュに頼まれて買った魚を冷蔵庫の中に入れておいてほしいと言うことだった。

何となく不思議なできごとで、よく考えると、電話で体調を伝えていたが、信用できないと思った?フランソワーズあたりが、私たちの様子を見に行くように隣人に頼んだようにも思えないこともない。

マスクをつけて現れた隣人は、距離を取るようにそっと魚を渡し、ドアを閉めて帰って行った。

フランソワーズは、特に神経質なところがある。2019年12月、大規模ストライキの中、フランス行きを決めた私たちに、出発当日の朝6時前に電話をかけて来て確認したことも思い出される。

 

また2020年の3-4月に彼らは九州旅行に私たちを誘い、旅程を立て、宿や列車、レンタカーの予約もすべて済んでいた。

この旅行は、最終的にはキャンセルにしたが、フランスではコロナの兆候はまだまったくなく、日本では2月ころから少し騒がれ出した程度だった。その時から早くも「行けるか?キャンセルしたほうがいいのでは?」と早々に心配を始めた。神経質というよりは、怖がり?と言う方が正しいかもしれない。とにかく、不測の事態に慌てる人であると言えよう。 

 

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