Rolling days14 




ライブに近くなって忙しいからか上手くいかないからかイライラしている。


「潤・・・」


練習もイライラしていて相葉くんがダウンしてるから余計にイライラが増すみたい。


「何?」


怖。 まぁ、上手くいかないのにイライラする気持ちは分かるし焦っちゃうよな。


「落ち着け」


空気が悪い。

智くんもニノもちょっとって感じだし。


「後ちょっとだよ? 全然出来てないじゃん」


まぁ確かにダンスがなかなか覚えられない。

もうすぐで一回目のリハーサルが行われるのにこのままだと無理かもって思う気持ちはあるけど。


毎回頑張ってるしその人その人のペースがあるしな。


「ペース早くてこれじゃきついよ」


「このままでもいいけどイライラは抑えてください」



すると潤は更に怒ろうとしたから俺は慌てて抱きついた。


「焦ったら終わりだ。 一旦休憩。 しっかりと休憩しないと次に繋がらない」


「翔くん・・・」


「言ってること分かるよな? ストイックは悪くないけど潤だけじゃないんだ。 ついていける範囲とついていけない範囲が人にはあるんだ。 このままだとついていけなくなっちゃう」


みんながバラバラになっちゃう。

一人で出来ることもあるけどみんなでやらないと出来ないことも多い。


「分かった、休憩しよっか」


俺達は休憩した。

が潤は休憩中でも考えているみたいで長めの休憩にして俺は潤と部屋から出た。

 

「時間が無いと思ったら無い。だからあると考えよ?」


「うん」


「潤の気持ちは分かるよ?」


今度は落ち込んでしまってるな。

可愛いけどこれはこれで困る。

しょうがない、気分転換に外の空気吸わせに行くか。


と思ったがこういうのって基本分かってしまうんだよな。


どうしたらいいことぐらい。


ただ問題は場所だ。


トイレは正直絶対にバレると思う。

じゃ、空いてる部屋?

そこに入ってきてもノックされても困るな。


最後までしなければ思ったほど時間はかからない。


「行くぞ」


「え?」


「手っ取り早く気分治す方法するだけだ」


「しょおくん、いいの?」


落ち込んでても怒ってても俺にはどの表情も好きだけどさ。


笑って欲しいし相当疲れてるのだろうと思ったからそれなら少しでも癒されるなら俺も癒されるから。


「いい。嫌だったらそんな事言わない 」


2人きりになれるのは嬉しいことだしな。


「ありがと」


駐車場に行き車の後部座席に乗った。


「じゅん」


「可愛い」


今日は向き合って抱きついた格好だ。


「や、じゅん」


「気持ちいい?」


「や ぁ 、   ぁ、  いいっ」


いつも以上にドキドキする。

この体勢初めてで俺は潤に抱きついてて潤は俺のモノを反応させるように撫でる。


「じゅんっ、じゅんも・・・」


早く擦って?

もう我慢できない。  


「俺も限界」


キュンとしちゃう。

色っぽい。

色っぽくさせてるのは俺なんだよな。

そりゃライブの色っぽいとかあるけど俺がさせる色っぽいは他の皆さんが見れない色っぽいだから。


「はぁ、 ぁ、  ん・・・」


そう思うとやっぱり嬉しくてもっとそんな姿にさせたい気持ちになる。


「ふふっ、今度この体勢でやってみる?」


「ん、あ、うん・・・」


考えたこと無かった。

体勢に特にこだわりがあるわけじゃないけどバックの方が痛くないと言われてきたからバックの時が多い。


だけど確かにこの体勢嫌ではないしドキドキするし潤との距離が近い。


「じゅんっ、でちゃう・・・」


「ん、ちょっと待てる?」


頷くと潤はウエットティッシュを取りだした。

それで拭いてくれて。


「先に出てる。 ゆっくりしてて」


軽くキスしてドアを開けて出た。


切り替えないとな。


俺も出てロックして急いでメンバーの元に向かった。



すると潤以外はニヤニヤしていた。

何この感じ。


まさか、まさか、何か企んでた?


「翔さんどこ行ってたんですか?」


「え? トイレだけど」


「だってさ、松潤の気分があまりにも分かりやすいから」


あー、なるほど。

要はイチャイチャしてきたんだと思ってるわけだ。


「で? してきたけど? いいでしょ? 気分転換になったんだから」


開き直ればこっちの勝ちだ。

そりゃ恥ずかしいけど敢えて認めてこの話はおしまいにすればいいだけだと思ったから。

結局触れる人はいなくて自主練ちょっとしてから合わせることになった。


「うん、良くなってきた」


今日は練習合わせ終わりだ。

ちょこちょこソロの方もやってるけど緊張するな。


「お疲れ」


「待っててくれたんだ」


「お前の大変さは知ってるから」


見ているだけで分かる。

手伝えることは少ないのが現状だけど。


「ありがと」


「ん、たまには外食にする?」


「そうだね」


俺は個室の予約の電話を入れた。

それから店に向かうまで色々と話した。


たまにここに来るけど最近は行ってなくて久しぶりに来て。


多分それでもバレるだろうなと思いながらも料理が運ばれてくるのを待つ。


「ちょっ、潤・・・」


「ちょっとだけね?」


「ん、これ以上はダメ」


「もう少しだけ」


ちょっとここで深いキスするな。

勃っちまうじゃんか。

それに声出したらバレるから我慢しなくちゃいけないし。


ノックする音が聞こえたから慌てて離れた。


中途半端に勃っちまったのをどうしたらいいわけ? ここで出す訳にはいかないからな。

潤は食べ始めてるから俺も食べ始めた。

うん、その間に自然と落ち着くだろう。



そう思いながら食べてたからか落ち着いてきたが潤が先に食べ終わっているからか俺に仕掛けてくる。  


今日はやけに意地悪だな。

お互いにアルコールは飲んでないからまだマシだ。


入っていたらフワフワしていてきっと声なんかも出ちゃうと思うから。

 食べ終わると嬉しそうに


「我慢してね?」

  

そう言って潤はトイレに向かった。

ずるい。 なんで潤だけ。


それから帰ってきて店を出て車に乗った。

まだ大きな状態。


正直さっきみたいな方法は無理だし。

Glareが強くてそれどころでもない。


早く家に帰りたい。


エレベーターの最中は触られて。

潤は高い階だから時間が長くて。 

服の上からでもジワジワと感じてきて。


ドアが開いて潤の部屋のドアに向かう時はさすがになかったが鍵を開けて中に入ったら玄関でいきなり下半身身につけてたものとコートとセーターを脱がされた。

 

潤、めっちゃ余裕ないけど。

ふふっ、しょうがない人だ。


「潤、そんなに欲しい?」


「うん」


「たまには俺にもやらせて?」


余裕が無いならもっと余裕なくさせてあげる。

俺、自分からしたい気持ちは初めてだ。

愛しい人の触ったり舐めたり。


潤の表情が更に変わってくるから。

これはちゃんとできてる証拠だなと思った。


「しょおくん、凄く良かった」


「良かった。嬉しいよ 」


「しょおくんがエロかった」


「バカ//」


やらなければよかった。

どうしてそういう方向になるのか。


「可愛い」


「うん//」


「今度指輪買いに行く?」


「え? んー、記念日にな


今すぐ欲しいものじゃない。

サプライズしてあげようか?

潤は苦手なだけで嫌なわけじゃない。


「具体的には?」


「え? そうだな~もっと嵐が大きくなったらかな」


「しょおくんの指に嵌めるのはまだ早いのか」


気持ちは嬉しい。

けど、ちゃんと俺と潤が恋人だって分かるし。


「早いとか遅いじゃない。 んー今はこれが俺と潤を繋いでいる。 でも、もし、繋がれたのが離れる時が来たらその時には渡してあげる」


俺だって男だからたまにはね?

ん、潤に選んでもらってそれを貰うことも嬉しいけどたまにはちゃんとあげたい。


「そっか、そうだね」


「まぁ、そういうこと」


「離してはあげないけど離そうとしないでね?」


「大丈夫、信じてるから」


まぁ、男同士だしアイドルだし色々と狙われやすいけど。


それでも乗り越えてきたから。