SideS

ダブルデートの結果はまぁまぁだった。
楽しかったけど。

潤の喘息が酷くなるきっかけとなってしまったからだ。

「にぃに・・・」

変われるなら変わりたいさ。
無理だからせめてずっとそばにいることだ。

「ごめんね?」

まぁ、小さい頃と比べれば酷くは無いのだが。
薬が必須なのは変わりない。

「大丈夫。辛いよな?」

潤は首を横に振って

「お散歩なら出来るから。 それに、にぃにがずーっとそばにいるから大丈夫だよ? ちっちゃい頃と比べたら薬で楽になるから大丈夫だよ?」

嬉しそうな表情を浮かべていた。
心配だが潤がそこまで言うのならと思う。


「にぃに、僕の大好きなモンブラン買いに行きたいな」

「いいよ、行こうか」

「うん!!」

食べられる時に食べた方がいい。

俺たちはケーキ屋に向かい食べたいケーキを買いに行った。

「にぃに、食べさせて?」

可愛いな。
潤に食べされるとニコニコと嬉しそうにしながら

「美味しいね?」

と言ってくる。

そういう時間が幸せだ。


「そうだな」

旅行は無理だけど買い物は行けるし。
恋人同士だから遠慮なく隣にいられる。


凄く幸せだ。


良くなればまた治るという話もあるしな。

暗い話ばかりではない。

今度は一緒に乗り越えような。

ーーー

SideJ

不安はちょっとだけ。

でも、そのちょっとはしょおくんが隣にいてくれると消えるんだ。

僕のせいでしょおくんが行きたい所に行けなくなったのは凄くショックだった。

けど、しょおくんは怒らずにずっと隣にいてくれて優しくしてくれる。

治ることを信じて。

頑張って治療している。

「にぃに」

「離れないからな?」

「うん」

眠くなってしょおくんのお膝の上で眠り始めた

にぃに、兄ちゃん、しょおくん。

どんなふうに呼んでもいつも嬉しそうだから日によって変わったりする。

ふふっ、大好きなお兄ちゃん。

治ったら色んなところにまた連れてってね?