「作ってくれたの?」
頷くと
「ふふっ、ありがとう」
たまに出掛けるときはお弁当を作ってあげたい
でも、たまにレストランとかでも食べたいから毎回ではないけどね。
「ふふっ、美味しい?」
「うん、すごい美味いよ」
そう言ってもくもくと食べ始めた。
「ふふっ」
「ん? 何かついてる?」
「ご飯粒ついてるよ?」
指で取ってもいいよね?
そう思って取ってあげたら少し照れて
「ありがとう」
ほら、これでも幸せ。 隣にいて触れられなくても話してるだけで温かい。
また走り始めると今度はカラオケバージョンだった。
「歌えないのにどうして入れたの?」
全パートなんて覚えてる訳じゃないから三人のソロのところは歌えない。
「ふふっ、それはシークレットトークがあるからだよ」
「ん?」
「たまにはいいじゃん?聞くのも」
ふふっ、確かに。
「そうだね」
高速を降りて国道に入って少したてば奥の方にあった科学館。
「ふふっ、こんな奥にあるなんて勿体無いな」
いいところそうなのに。
「まぁね」
誰もいないことを確認してしょおくんはチュッとしてきた。
「行こう?」
頷いて車を降りた。 キャップを深く被る。
少し肩がくっつきそうな微妙な近さで一緒に歩く。 寒い風。 日光は当たってても寒い。
中に入るとワクワク感が止まんなかった。
なんか、凄いもん。
「しょおくん」
「ん?」
「触ってみて?」
しょおくんは頷いて触ると動いた。
「ふふっ、凄いね?」
「そうだな、ここは基本触れるもの多いな」
そうなんだよね。 既に触りながら科学のことを知って学んでるんだよね。
そのあと実験してるところを実際に見て、うわぁーって感じで凄すぎて子供ぽく興奮しちゃってしょおくんを連れ回しちゃった。
ちょっと説明が分かりにくいとしょおくんは丁寧に分かりやすいように纏めてくれたんだ。
夕方頃、回りきった僕にしょおくんが
「プラネタリウム観に行こう?」
頷くと嬉しそうに笑った。
中に入るともうすぐで始まるアナウンスが聞こえた。
始まると暗くなりしょおくんの顔がよく見えない。 けど、隣にいるってことは分かる。
それにしょおくんの手の温もりを感じてるから
大丈夫。
プラネタリウムで星の紹介をされると少しだけ夜に星を見たい気持ちが増えた。
そんな気持ちが溢れてきた頃に終わったからお土産なんかよりもっと連れてって貰えるかなと思いながらしょおくんについていった。
「んー、なんか記念になるもの買う?」
僕は首を横に振った。 早く次のところ行きたくてウズウズしてきた。
「ん? どうしたの?」
「なんでもない」
やっぱり、変だよね。 しょおくんはどう思ってるの?
車に戻ると誰も見てないことを確認してぎゅっと抱きついてきた。
「ごめんね? サプライズは嫌?」
え? サプライズ・・・?
ん? なんでサプライズなの?
「どういうこと?」
そう聞くと
「久々の二連休だから、出掛けられたなと思って前々から調べ始めてたんだ、今夜はホテルだよ?」
えっ、ほんと? そんなサプライズ、用意してくれてたの?
「しょおくん、ありがと」
嬉しい。 僕とのデートを前々から考えてたなんて。 僕との二連休をしっかりと考えて悩んでたんだって思うと凄く嬉しいくて涙が溢れた。
「ふふっ、も~、泣くなよ」
ティッシュで拭いてくれてるしょおくん。
なんで、謝ったの? 僕が変だったからだよね?
「ごめんなさい、一人で勝手に次のところ楽しみにしてたから」
そう言うと
「アハハ、そうだったの?」
頷くと僕の髪の毛を撫でて
「俺もだから平気だよ? 行こっか?」
そう言ってホテルに向かった。
大きなホテルでセキュリティーが万全で個室が広い。
「広いね? 高かったでしょ?」
そう言うと
「ふふっ、思ったよりかは安かったよ?」
そうなのかと思ってると食事が運ばれた。
「ふふっ、ありがと」
ぎゅっと抱きついてしょおくんの胸に顔を埋めた。 二人きりでこんなところにいけるなんて嬉しかった。
お酒を少し飲んで食べ終われば
「露天風呂いこ?」
僕は少し酔ってるからキスして答えた。
綺麗に流し終えた後、露天風呂に入った。
すっかり真っ暗な綺麗な夜空。
星はキラキラと輝いてとっても綺麗。
「沢山ありがと、こんな綺麗な景色見れて幸せだよ?」
しょおくんは僕を引き寄せ
「ここに三つ星があるからオリオン座じゃない?」
ん? あ、ほんとだ。 左や右を確認すると冬の大三角形が見えた。
「凄いね」
プラネタリウムで見てきたときよりもずっと綺麗な星空を見れば外が寒くたって温かい。
ねー、しょおくん、温かいのはよくあっても暖かいは少ないよね?
けど、こうして愛しいしょおくんといるとどんなに寒い冬でも暖かいよ?
まだまだ寒い時期は続くけど、きっと僕たちの冬は暖かいんだ。