「昨年は5,577人集めました。今年の夏は8月25日の福島戦で10,000人の動員を目指します」
今年のサポーターズミーティングでこの話が出た時、参加したサポーターたちはザワつきました。
実際、あたしもその一人。
あまりにも状況が違い過ぎる。
昨年の今治戦はダービーマッチ。
かつて火花を散らしたダービーマッチと認知度の差はあるとはいいながらも、隣県対決でもあり、アウェイ側の動員も見込めました。事実多くの今治サポ、今治ファンが来てくれました。
今年は福島ユナイテッドFCとの対戦。
日曜日のナイトゲーム。
月曜日の仕事を休める人でなければこの試合には来ることができない東北のチーム。
讃岐の試合を観続けている人なら、この対戦カードは好勝負になる可能性が高いことは知っているでしょうが、そうでない人たちにとってはあまり興味を惹かれる対戦カードではないかもしれません。
しかも当日は、もはや全国区となった音楽フェス、「MONSTER baSH(モンスターバッシュ)」とバッティング。シャトルバスの確保さえ怪しい…そう思ったものです。
それでも…
ご覧ください!
観客収容数22,338人を誇る巨大スタジアムのPikaraスタジアムのA席に、何と!あの「チケット残り僅か」の△マークをつけることができています!!
広報の三宅さんをはじめ、スタッフ、多くのファン、サポーターさんたちの努力が結実しそうです。
三宅さんも少しお疲れ気味ですかね?
心から労いの言葉をかけたいです。
お疲れさまです。あと少しです!
「どうせ招待券バラまいてんだろ」
と冷や水ぶっかけてくる輩がいるかもしれません。
じゃあ訊くけどタダなら簡単に1万人集められるのか?やっぱりこれっていろんな方々の努力、好意の賜物だと思うんです。
是非1万人超えの大観衆の前で、讃岐の選手たちに気持ちよくプレーしてもらいたいなぁと思います。
Jに参入してからもPikaraスタジアムが1万人を超えたのはたぶん2試合しかないはず。
しかも対戦相手はいずれも何かの間違いでJ2に迷い込んでしまったビッグクラブ。このブログで言うところの「はぐれJ1」との闘いでした。
そしてそれは常に苦しい中で行われた試合でした。
まずは2014年の第2節。
つまりJリーグ公式戦初のホーム開催の試合。
対戦相手はジュビロ磐田でした。
讃岐のJデビューはアウェイ岐阜戦。
ここを1-3で敗れました。
仕切り直しの一戦がこの磐田との一戦でした。
つい最近まで日本代表に召集されていた前田遼一、駒野友一。当時のJFLではお目にかかれない圧倒的なスピードとパワーのポポ…
多士済々、錚々たるメンバーに圧倒されました。
すげぇ…
こんな選手たちやクラブが隔週でやって来ては、おらが街のクラブと闘うのか…
10,000人以上集まった光景と共に感動しました。
しかし試合は過酷なものに。
前田遼一には「前田のシーズン1号のゴールを食らったクラブは必ず降格する」と言われた伝説の"デスゴール"を浴びました。
ポポのスピードとパワー兼備のドリブルの対応に当たった当時のキャプテンは吹っ飛ばされ驚愕。
駒野友一にはこちらのGKの動きを読まれ、完璧な直接フリーキック弾を決められました。
2試合で7失点した恐怖に怯える感情が生まれた反面、こんな強いクラブと闘えるんだ…という楽しみ、いつかこんな強いクラブから勝ちを掴んでほしいという希望の感情が絡み合ったのを覚えています。
この時は来場者数の読みが甘く、スタッフ側も大混乱。試合後には大渋滞を引き起こしたことでマスコミからも酷評されてしまい、課題を残しました。
そこから2年後の2016年。
讃岐は戦力補強がハマり、スタートダッシュに成功しました。
しかし故障による離脱者が続出する苦しい状況からズルズルと順位を下げていきます。
FWの我那覇和樹をセンターバックに起用しなければならないような苦境で迎え撃ったのがセレッソ大阪でした。
セレッソは約1ヶ月前、長居で讃岐に2-3の大逆転負けを喫しており、リベンジに燃えていました。
しかしそこを逆手に取った北野監督のカウンター戦術が炸裂!
電光石火の得点シーンでピカスタは興奮のるつぼと化しました。
実は連勝で10,000人を超える観衆が集まるのは初めてのこと。チーム状態もよく、新戦力まで加わりました。
昨年の今治戦も素晴らしい雰囲気でした。
でも10,000人を超えてくると、やはり迫力が違います。
クラブも3連勝に向けていい準備をしてくれています。
力一杯後押しして、素晴らしい空間をみんなで創り上げ、みんなで勝利の喜びを分かち合いましょう!
※読みやすさを考慮して、選手名は敬称略としました。ご了承ください。
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