「不運」第23節A F大阪戦(後編) | がめがま。

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失点直後にあの手この手で点を奪いにくるF大。

 

まず左SH利根瑠偉のカットインからのシュート!

これは枠を外れる。

 

さらに55分頃に交代枠を2枚使用。

 

【F大①】

43 西村真祈 → 7 木匠貴大

11 利根瑠偉 → 10 久保吏久斗

 

木匠はトップ下の位置に入り、4-2-3-1にフォーメーションを変えてきた。

左SHに田中直基が移り、右SHに久保が入った。

 

恐らく勝負どころで使いたかった久保の投入に大嶽監督の本気度が窺える。

 

この直後、F大は右からのCKを得て、ショートコーナーから舘野俊祐がクロスを入れる。

 

これをクリアされたが、舘野が回収して鋭い縦パスを田中直基に通す!

 

田中は左足で巻いて狙うシュートを放ったが枠を捉えられなかった。

 

しかし、恐ろしい攻撃だった。

 

 

 

その後は膠着状態が続いていた。

そんな62分のこと。

 

今村勇介がゴールキックを蹴る。

 

これを赤星魁麻がヘッドで後方にすらす。

これは狙っていたカタチ!

 

スピード感はないものの、人数的には五分。

ボールを受けたのは吉田源太郎だった。

 

 

 

 

げんたろーの背後を通って森川裕基が走り込む。

 

 

げんたろーはドリブルで仕掛ける。

 

勝負だっ!!

 

 

 

齊藤隆成をかわす!

 

 

 

 

 

 

え………!?

 

 

 

 

 

鋭い切り返し!!

舘野俊祐のスライディングをかわす!!

 

 

 

 

これって…!?

 

 

 

 

 

左足からコントロールショット!

 

 

 

 

左足ながら美しい軌道…

 

 

 

守護神・永井建成も見送るだけ!

 

 

 

 

か…

 

 

 

カンペキ…

 

 

 

完璧だぁーーーっ!!

 

 

ゴール前での「いい意味でのド厚かましさ」を見せつけてのドリブル突破。

そして状況を把握したうえで放った冷徹な一撃。

 

かつて讃岐で活躍したレジェンド・木島徹也を彷彿とさせるゴラッソ!!

 

笑みを湛えてドヤ顔の昨季チーム得点王が動き出す!

 

 

 

そして…

 

 

 

 

胸熱じゃろぉ、これぇ…

 

ゴール裏に向かってエンブレムを鷲掴み!

サポーターの心も鷲掴み!!

 

掲げた拳にエースの風格。

ああ、げんたろー…

 

本当にプロらしくなったねぇ…(涙)

 

 

 

もちろんゴール裏は大爆発!!

 

 

今季初めての2点リードぉ!!

 

 

 

この失点を受けて大嶽監督は再び攻撃のカードを切る。

 

【F大②】

34 古川大悟 → 21 望月想空

14 田中直基 → 38 夏川大和

 

重松健太郎や武颯など実績のあるFWを差し置いて出場機会をのばしてきている望月想空、そしてスピードが武器のドリブラー夏川大和の大卒ルーキー2枚を使ってきた。

布陣も4-4-2に戻し、望月&木匠の2トップ、夏川は左SHに入る。

 

F大は一般的に守備的と見られているが実際はそうでもない。

 

67分、左サイドでFKを得たF大は早いリスタート。

舘野がすぐさま縦パスを夏川に打ち込み、夏川が舘野にボールを戻す。素早く舘野がクロスを上げる。

 

このクロスにドンピシャのタイミングで飛び込んできたのは美馬和也っ!!

 

今村勇介は放ったヘッドの弾道を見送るのみ…

 

 

しかしこの一撃はポスト直撃!

跳ね返りを今村勇介が落ち着いて処理した。

 

このようにSBが積極果敢に攻撃参加してくる。

さすが上位争いを展開しているチームだ。

 

 

71分、クリアボールを回収した下澤悠太の縦パスを木匠貴大がフリックして望月想空に繋いだが長谷川隼が対応してCKとなる。

このあたりのパスワークは大嶽監督が仕込んできたものだろう。

FC大阪に攻撃のオプションをつけてきている。

 

一度クリアされ仕切り直しとなったCK、混戦をしぶとく泥臭くねじ込んだのは望月想空っ!!

 

執念のF大が望月のJ初ゴールで1点奪い返す。

 

このしぶとさ、泥臭さ。

そして得点を実現してしまう逞しさ。

 

観ていた竹内強化部長は正直不安を覚えたという。

 

 

 

飲水タイムに入り、ここで讃岐もカードを切る。

 

【讃岐①】

14 吉田陣平 → 13 前川大河

23 岩岸宗志 → 8 森勇人

 

VOに大河、STに森ちゃんを配置。

さらに米山監督は吉田源太郎と森川裕基の位置を入れ替え、源太郎ST、森川は左WBに配置した。

 

 

 

一進一退の攻防が続く。

 

そんななか、森勇人が武井成豪からファウルを受けてFKを獲得。

 

 

ここもキッカーは江口直生…

 

静かに動き出したエグさまは大きく蹴り出す。

 

ファーサイド!!

 

このボールをヘッドで合わせたのは森川裕基だっ!

 

 

このシュートをブロックにいく齊藤隆成、パスしたい前川大河!

 

ほぼ同タイミングで足を出す。そしてボールは…

 

 

宗近慧の前にきた…

 

迷いなくゴール隅を狙ったシュートぉ!!

 

 

彗星の如き糸引く弾道!

宗近慧のダメ押し弾っ!!

 

 

あの永井建成がまたしても見送るだけ!

 

リーグ最少失点を誇るF大から今季初めて3得点を奪ってみせたのは讃岐だーーーっ!!

 

歓喜に沸き返るゴール裏!

笑顔咲き乱れるピッチ上!

 

不運を振り払う破魔矢弾ーーーーーっ!!

 

 
 
 
諦めないF大は生駒山を越えて奈良クラブから「禁断の移籍」を果たした國領雄斗を投入。
 
【F大③】
25 武井成豪 → 41 國領雄斗
 
讃岐も2枚の交代枠を使用。
 
【讃岐②】
7 江口直生 → 24 深港壮一郎
11 吉田源太郎 → 30 丹羽詩温
 
ふかみーを投入して守備を固めつつ、新加入の丹羽詩温をより馴染ませようとしたのだろうか。
心憎い采配。
 
深港はCBに入り、右から奥田、宗近、深港のならび。
CBを務めていた長谷川隼はVOに移った。
丹羽はそのままSTに入った。
 
 
 
ゴール裏では「エンディングチャント」とでも言うべき"Rising"を奏でていく。
讃岐の未来を導くように。
 
そうはさせじと子供たちが絶叫にも似たFC大阪コールを響かせる。
F大の未来が背中を押す。
 
 
 
花園の夜空は 明るい色やね…
輝ける未来 ここに描きにくるから…
 
 
 
90分を経過、アディショナルタイムは5分。
讃岐はじっくり時計の針を進めていく。
 
92分には川西翔太を復帰させた。
 
【讃岐③】
19 赤星魁麻 → 10 川西翔太
 
 
 
そして…
 

 

 

 

 

 

 

 

 
恐らくJ3に来てから一番の快勝だったかもしれない。
 
実は個人的にもJ3になって初めてのアウェイ戦勝利。
いやぁ…長かったな…(苦笑)。
 
 
 
ただ…ここは強い弱いとは別次元で、噛み合わせとか闘い方で勝てる可能性が高いんじゃないかと思ってた試合。
 
問題は次。
 
次の試合でどう闘うのか。その次はどうなるのか。
 
次でどう闘ってどんな内容で勝ち点3を手繰り寄せることができるか。
 
讃岐が変われるのか…真価が問われる一戦になりそうだ。
 
 
 

※読みやすさを考慮して、選手名は敬称略としました。ご了承ください。 

 

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