先週はJ3リーグで首位を独走する大宮に完敗を喫した讃岐。
今回は天皇杯1回戦。
対戦相手は岡山県代表・三菱自動車水島FCです。
かつてはJFLにも籍を置いていた古豪。
2008年はJFLに上がってきたファジアーノ岡山と共に岡山・香川のローカルニュースでは試合結果も映像付きで取り上げられてたりしてました。
(讃岐は当時まだ地域リーグでした)
しかしそんな三菱水島に悲劇が襲います。
リーマンショックによって本業が大苦戦を強いられてしまい、予算の関係でJFL脱退という苦渋の決断。さらに降格以外のJFL脱退だったことを理由に中国リーグから参加を拒否されてしまい、2段落ちの岡山県1部からのリスタート。
幸い、すぐに中国リーグへと昇格は果たしましたが地域CLの壁は厚く、現在は「中国リーグの門番」的な存在となっています。
三菱自動車水島FCの戦績
現在リーグ戦では5位につけています。18試合しか公式戦がないので1敗を喫したのは痛恨でしょうが、まだまだ4試合を消化したところ。
順位よりも4戦で得点5、失点4と手堅い試合をやってきていることに注目した方が良さそうです。
注目の選手
このチームの大黒柱は間違いなく10番の宮澤龍二選手です。
彼はオーストラリア2部相当のブラックタウンシティFCに在籍していた選手。
現在、そのカテゴリーには元かまたま戦士の中村駿太選手が在籍しています(シドニーユナイテッド58FC)。
つまり、同じオーストラリアで現在プレーしている渡辺悠雅選手や栗田マークアジェイ選手より上のカテゴリーで活躍していたということになります。
スピード&フィジカル兼備で、173㎝とさほど大きな選手ではないんですが、空中戦に強さがあります。
ブラックタウンシティ時代にはこんなゴラッソも放っています。
昨季、三菱水島はFC琉球と対戦し惜敗していますが、琉球から1点奪ったのが宮澤選手でした。
さらに岡山県代表を決めた岡山県サッカー選手権大会決勝でも環太平洋大学から2ゴールを決めています。
どういう経緯かわかりませんが、オーストラリア2部相当から地域リーグに加入している10番。
かなりの実力者です。
実はこの試合が開催される福山市の出身。
親族や知人も駆けつけるはず。きっと燃えている。
とても不気味な存在なのです。
三菱自動車水島FCの闘い方
布陣は4-3-3かな?
4-4-2との併用な気もしますが。
しっかり守ってカウンターで刺すサッカー。
でもこのチームの強みはズバリ、ひと言。
「企業チームである」
ということ。
企業チームということは三菱自動車水島で仕事しているということ。
会社員なので基本的には移籍がなく、必然的にチームとして練度が高くなる訳で、カウンターに必須事項である意思統一を充分持ち合わせていると言えるでしょう。
そして、「精神的にタフだ」ということも地域リーグの企業チームの強みでしょう。
三菱水島の試合じゃないんですが、その昔…全社の予選だったかな?観に行ったことがあって。
キックオフの光景に違和感を覚えました。
片方のチームが9人しかいないのです。
そう。この日は土曜日で、登録選手に出勤が相次ぎ9人しか集まらなかったそう。
もちろんベンチもすっからかんでした。
こんな状況でも めげずにタフに闘える気持ちの強さを持っているのが地域リーグの企業チームです。
見どころ
水島:電光石火のカウンター
しっかり引いて構えてくると思います。
讃岐は恐らく控え組主体のメンバー構成で、ボールを"持たされる"ことになるでしょう。
下手な守備で後手を踏まないよう、くれぐれもリスク管理に注意してほしいところ。
讃岐はボランチ主体に中盤の守備でカウンターを封じておきたいところ。
讃岐の注目選手
ボランチの選手(13番・前川大河選手希望)
讃岐:セットプレー
水島はキャプテンで180㎝のCB安田拓馬選手がチーム最長身。
全体的に高さがなく、主戦GKの花房武瑠選手(1番)も179㎝と高さがないのでセットプレーやハイボールは圧倒的に有利になります。
讃岐はボールを持てる状況になりやすいので、できるだけ多くセットプレーを多く取り、チャンスを創りたい。
未だ無得点の赤星魁麻選手に1発出れば波に乗りそう。是非存在感を示して欲しい。
讃岐の注目選手
長身選手(19番・赤星魁麻選手)
さぁ、確実に勝利して久々にV.ファーレン長崎の待つトラスタへと駒を進めましょう!
SANUKI UNIDO JAMAS SERA VENCIDO!
(団結した讃岐は決して敗れはしない!)
↓カマタマーレ讃岐のHPはこちら!
↓かまたまブログはここに満載で満開!