27分頃、右サイドからスローインを得た讃岐だったがボールを山本康裕に回収され、山本は滝裕太にパス。しかし滝から吉田源太郎がボールを奪ってドリブルで突進!
なんとしてもやらせたくない滝裕太は後方から危険なファウル!
吉田源太郎は転倒、感情が制御不能となった吉田は思わず足を出してしまう。
滝にもげんたろーにもイエローカードが提示される。
この主審は試合中、両軍の選手たちとコミュニケーションを充分に取れていなかったのだろう。
そのうえにジャッジの基準が不安定だったので試合がおかしい方向に動き出す。
松本は球際を強くいきたい想いと、連戦の疲れでアフター気味なファウルや、止めるためにやむを得ずやってしまうファウルが多かったように思う。
これに対して感情的になっていたのが讃岐。
またファウルとは別で、攻めているのに自滅するようなパスが多かったので、自分たちへのフラストレーションも加算されていたのかもしれない。
この危うさが試合をドンドンつまらない方へ導いてしまう。
気を取り直した讃岐は前川大河がFKを蹴る。
蹴ったボールはそのまま流れゴールキックになったが長谷川隼は猛アピール。
馬渡彰和に押されて倒れたと抗議するが受け入れられなかった。
再開直後、今度は前川大河が山本康裕に後ろから突き飛ばされる。
これに珍しく激怒した前川大河が思わず足をかけて山本を倒してしまう。
当然これはイエローカード。
しかし当の前川は山本のファウルに不満があるようで憤懣やる方ないといった態度を見せた。
いやー…よくない。
ただ、大人しい大河がここまで感情剥き出しに怒ってるのを見たことがない。讃岐在籍時以外でも。
その2分後にはまたしても山本康裕からファウルを受ける。これもなかなか危険なファウル。
しかしカードの提示はなし。前川が感情のコントロールを失っていく…
山本康裕も滝裕太もいい選手だな…と思っていたので正直残念な気持ちになった。
山雅のサポーターさんも前川大河と吉田源太郎に同じような感情は持ったかもしれないが。
それが悲しい。
試合は荒れたまま危険な状態で試合は進む。観てるこっちまでイライラする。
讃岐はセットプレーで惜しいシーンを創っていく。
このFKで前川の蹴ったボールのクリアを直接川西がボレーで合わせたが橋内優也がヘッドでクリア。
続くCKは前川のキックを宗近慧がヘディング、これのコースを変えようと川西が頭ですらしたがイメージより上に行ってしまい、バーを越えていった。
局面打開を図る松本は滝と村越が話し合って右に村越凱光、左に滝裕太とSHのポジションを入れ替えた。
しかし効果は見られず、そのままスコアレスで折り返すことになった。
意外にも両軍そのまま交代枠を使わず後半がスタート。
ロングボールを讃岐陣内で安藤翼と内田瑞己が競り合う。ウッチーに当たってコーナー…と思いきや、これはゴールキックの判定。
この後、馬渡彰和を吉田源太郎が倒してしまう。これにカッとなった馬渡は足をかけてげんたろーを倒してしまう…が、イエローカードなし?
いや、なんで…
こんなに不安定なジャッジでは試合にならないよ…
観る側のフラストレーションも膨れ上がってきた頃、松本山雅が先制に成功する。
中を固めて大外のレーンは捨てろという指示だったのか、村越凱光が右サイドへパスを出す。
そこには右SBの馬渡彰和。
これを見て深港壮一郎は小走りで寄せるポーズ(寄せようとしていたので"大外のレーンを捨てる"ではなかったかもしれない)。
しかしそんなものお構いなしに高精度のクロスを武器とする馬渡は丁寧にクロスを送る。
ここで深港(下の写真右端の選手)は棒立ち。
クロスは大外の樋口大輝が競り勝って頭で折り返すと、ドフリーの菊井悠介がシュート練習のように楽々とゴールを陥れた。
深港はこの場面では何の役にも立たず。
せめて菊井のマークにいくなりして欲しかった。
彼は一体何をしようとしたのだろう…?
勢いに乗る松本は滝裕太の大胆かつ繊細なサイドチェンジが村越凱光に通り、村越は駆け上がってきた馬渡彰和にスルーパス!
馬渡は今度こそのシュートぉ!!
しかしここは今村勇介が鋭い反応でゴールを許さない!
何とか1点ビハインドに持ちこたえた讃岐は若武者2枚を送り込む。
【讃岐①】
20 下川太陽 → 9 高橋尚紀
22 大野耀平 → 23 岩岸宗志
頼むゾ、尚紀、草子…
<つづく>
※読みやすさを考慮して、選手名は敬称略としました。ご了承ください。
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