「勝利」第4節 鳥取戦(後編) | がめがま。

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仕方のないブログです。お許しを~。

2点ビハインド。内容も圧倒され、敗色は濃厚。

残り時間は15分とアディショナルタイムを残すのみと極めてネガティブな戦況。


そんな暗中模索のカマタマーレにひと筋のかすかな光が射す。

 

讃岐は森本ヒマンをターゲットにしてロングボールを放っていくようになった。



ボールを収めさせようとしたり。

頭ですらして周りの選手たちの抜け出しを狙ったり。

時にはDFと身体を入れ替えて自身が抜け出そうと試みたりした。

 

鳥取守備陣が粘り強く対応していたので決定機とまではいかなかったが、この闘い方によって鳥取の最終ラインが押し下げられるという状況を生み出していた。

 

ここでもうひと押し!とばかりに米山監督は小山聖也の投入を決断する。

2トップにして布陣は3-3-2-2に変化させた。

 

【讃岐③】

6 長谷川隼 → 26 小山聖也

 

 

 

この小山投入が讃岐の停滞していた空気を変えてみせた。

 

 

 

 

右サイドバックの田中恵太からボールを奪うと一気にドリブルでペナルティエリアへ突入!

 

シュートは打てなかったが讃岐のサポーターの士気を上げるには充分なプレーだった。

 

さらに小山は小松拓幹からの縦パスを受けて森本ヒマンへスルーパス!

 

これはヒマンに合わなかったが、讃岐のゴール裏は徐々におかしな感覚に陥る(笑)。

 

(1点さえ獲れば…もしそれが聖也のゴールだったなら…!)

 

 

 

こぼれ球を拾った江口直生が森本ヒマンにパス。

ヒマンのポストプレーから福井悠人に展開。

 

 

 

ゆーじんはスルーパスを選択………!!

 

 

 

 

その先には…

 

 

 

 

 

 

ドフリーの川﨑一輝!!

 

正確に丁寧に上げたクロスに…

 

 

 

 

 

ジャンボおぉーーーーっ!!

 

 

 

 

 

 

ドフリーで放った一撃だったがうまくミートせず枠の外に逸れてしまった。

 

 

 

もうこのあたりではチャントの音量はもう一段上がっていたかもしれない。

 

もう、声が一つの塊となって楽勝ムードのガイナーレを揺るがし始める…!?

 

讃岐の一丸一揆じゃあーーーっ!!

 

 

 

またも讃岐はシンプルな攻撃。

髙橋拓也のゴールキックを森本ヒマンが頭ですらす。

 

そこに小山聖也が懸命に走ってボールを拾い、相手にボールを当ててコーナーキックを獲得した。

 

 

 

なんだろう、もう入る気しかしない(笑)。

もちろん大した根拠はない(笑)。

 

江口直生の蹴ったキックは美しい軌道を描いて飛んでくる。

 

 

 

 

 

 

そこに飛び込む奥田雄大ーーーっ!!

 

 

 

これぞ讃岐の新兵器!



 

16文キックならぬ…

 

 

 

 

16番ヘッドーーーっ!!

 

 

 

 

 

 

 

約10年前に突き刺したゴールも思えばヘディングシュートだった。

 

 

 

 

 

image

 

 

 

ユタカからゆーだいへ。受け継がれし"Y"の系譜!

 

 

 

勝ち越した訳でも、追いついた訳でもない。

しかし10年ぶりにこじ開けたゴールは「ガイナーレの呪い」を解いた。そう思いたい!!

 

 

 

明らかにおかしなテンションになった讃岐サイドのゴール裏。

 


 

讃岐は小松拓幹を前線に上げてパワープレー。

 

スローインを得ると、奥田雄大がロングフィード。

 

 

 

これを森本ヒマンが頭ですらす。

 

 

 

こぼれを拾ったのは小山聖也!

 

少しトラップが乱れたが間髪入れずシュート!



 

決めきれない!しかしコーナーキックを獲得する。

 

 

 

もうザワザワが止まらない!

 

 

 

江口直生は手前に蹴るのか。



 

 

いや…

 

 

 

奥だあああぁぁぁあーーーっ!!!!!



 

ファーサイドから高めの弾道で井岡海都の届かないところへとヘディングシュートが飛んでいく!!

 

もう、まるでガシャン!!とガラスが割れるような感覚でゴールに突き刺さる同点弾!!!

 


 

16文キック×2の32文ロケットならぬ…

 

 

16番ヘッド×2の32番バズーカ!!







 

 

追いついたぁーーーっ!!

 

ゴール裏の声はまるで一つの旗の如く風になびいていく。メロディフラッグが讃岐を押し上げる!

 

気がつけば青息吐息のガイナーレ。

予想だにせぬ展開にペースを取り戻すことができない。

 

 

 

異様な空気の中、讃岐は敵陣深くでスローインを獲得した。


スロワーは川﨑一輝。

ロングスロー………くるか!?


明らかに浮き足立つ楽勝ムードだったガイナーレ。

 

「落ち着けーーーっ!!」

 

キン監督だろうか。金切り声の檄が飛ぶ。

 

ロングスローかと思われたが、一輝は手前の江口直生にボールを落とす。

 

しかしすぐさま一輝にボールを戻したエグ。

 

一輝がクロスを上げる。

 

 

 

あの男が動く。

あの男が舞う。

 

 

 

は…っ!!

 

 

 

ハットトリックセットぉぉぉーーー(笑)


 

 

奥田雄大の放ったヘディングは枠の外。


しかし奥田雄大は今のところ讃岐で最もハットトリックに近づいた漢になったのかもしれない。

 

 

 

試合は結局2-2でドローとなった。

 

試合内容は確かに圧倒された。

ベースになる守備を破られ2失点。

しかし負けなかった。

セットプレーからの2得点。

練習し続けてきたセットプレーからの得点。

この事実は大きい。

意外ととてつもなく大きいかもしれない。



 

試合後、本多の春ちゃんは号泣。

試合後の号泣は、やっぱり約10年ぶりか。

 

バスツアーやパブリックビューイング。企画の都度大敗してしまうんじゃないか…変なプレッシャーを感じていたという。

 

それを聞いて改めて今の讃岐には「勝利」が足りないのだと痛感した。


いちご姫を泣かせちゃいけない(笑)。

 

次節は2019年以来のホーム3連勝を賭けて鹿児島を迎え撃つ。


勝利掴め、バモス讃岐!

 

 

 

※読みやすさを考慮して、選手名は敬称略としました。ご了承ください。 

 

 

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