時間もあったので観戦に行ってきました。
結果は1本目が0-3、2本目が1-0でした。
一つ朗報です。
TMで使うユニフォームがリニューアルされてました(笑)。
なかなかカッコ良かった!
過去にも何回も書いてるんですけど、「トレーニングマッチ」はその名の通り「実戦形式の練習」です。試合ではありません。
野球で言うオープン戦に当たるのは「プレシーズンマッチ」ですね。
ニュアンスは実戦形式の練習ではあるんですが、どちらも観客にお金を払ってもらって試合するので。
あたしの記憶が確かなら、讃岐はこれまでプレシーズンマッチを行なったのは、2016年に開催した鹿島アントラーズとの対戦1試合のみ。
この時は引き分けられる状況ではあったのですが、北野監督は「公式戦じゃないから勝ちに行った」とコメントしていました。
実戦形式の練習ではあったのですが、お金をもらっている以上、楽しんでもらおうと攻撃的に出ていきました。負けたけど、それはそれで楽しかったので正解なんでしょう。
お金払って見せてるので、ちょっとエンターテイメント性を見せてくれました。
それに対してトレーニングマッチ。
これは全く勝敗は関係ありません。
見るのはそこじゃない。
目的はいろいろあると思います。
試合に出てない選手たちの試合勘を養うこと。
そして、試合で起用できそうな選手を見極めること。
長澤選手が去年、アウェイの東京V戦でJリーグデビューを果たしましたが、その試合後、北野監督は「TMでいいプレーをしていたから」と起用の理由を明かしてくれました。
また、テーマを持って臨んでいる場合もあります。戦術的な確認の意味もあるでしょう。
今のカマタマーレ讃岐は選手層が薄いため、どうしても複数のポジションをこなせることを求めます。
昨夏の5連勝は記憶新しいところですが、その要因の一つ、アラン選手のCB起用はTMで何度もトライしていました。記憶が正しければ、アランCB起用は、2015年あたりから ずーっと練っていた構想です。
それから未契約選手のトライアル。
たぶん間違ってないと思いますが、鈴木選手は加入前に何度か讃岐のボランチとしてTMに出場しています。
今いる選手のなかでは中島選手や長澤選手もそうですね。加入前に観たことあります。
未契約選手、という意味ではU-18の選手たちも起用されます。もちろん濱口選手も使われていましたね。
つまりTMのカマタマーレ讃岐は、「カマタマーレ讃岐であってカマタマーレ讃岐でない」のです。ある時のTMなんて、約半数がU-18の選手だったこともあるくらいですからね。
え?今回、未契約の選手がいたかって?
そりゃー言えんなぁ(笑)。
ただ、シンプルな見方をしたら、1本目は0-3。これは狙っていたもの、期待していたものが不調に終わったということが言えるでしょう。
対して2本目は1-0。
こちらは何らかの収穫があった…そう見てもらったらいいのかなーと思います。
もちろん、1本目にもいいところはありましたし、2本目にもヤキモキさせられる場面はありましたけど、概ねそういう見方でいいのかなーと思います。
また、カマタマーレ讃岐はTMでの情報は結果のみ公表していて、メンバーや得点者は伏せています。
皆さんもご存知の通り、讃岐がJ2を戦い抜くにはスカウティング、戦術の部分が大きな役割を果たしています。
メンバーや戦術、出場選手の情報を流すことは自分たちの首を絞めることになるので、見学された方の情報の取り扱いは、気をつけていきましょう。
あたしも気は遣ってるのですが、気になることがあればご指摘くださいね。
オフィシャルのツイートへ結果について痛烈に非難してる方がいらっしゃいました。
正直驚いたので、今回の記事をエントリーしました。少しでもトレーニングマッチの見方、楽しみ方がわかれば…と思い、書かせてもらいました。