ある日このそっけないチラシがポストインされていて、ちょうどこの時間の予定が空いていたので観に行きました。
三条でボサコルデオンのコンサートが見られるとはラッキー、しかも無料コンサートだなんて贅沢。
ボサノバ、ジャズ、シャンソンの名曲にとどまらず、会場の善地院の社長さんが好きだという荒井由実の曲を2曲。へ~こんな曲もするんだ~と新鮮な気持ちで見ました。
ボサコルデオンは珍しい編成に確かな技術で、魅力的なのは重々承知していたのですが、あらためて純粋に観客としてステージを拝見すると、それがどこにあるのかよくわかったり、なんでかわからないけど素敵だなと不思議に思ったりします。
特にミュージシャンではない私の母も同行しており、「声を張り上げる感じがなくて安心して聴けるね。」と申しておりました。
さとうえみさんの力みのないヴォーカルによるところが大きいですね。田中トシユキさんが奏でるボタンアコーディオンも、音質がやわらかく、演奏的には高度なことをしていても、これみよがしなところがないので、落ち着いて聴けるのだと思います。
私が「さすがにオシャレなことをやっているな」と感じたのはリズムのコーディネイトです。あれはなかなか、演奏者の理解が確固としていないと難しいはず。曲の途中でビートが変わったり、まったく異なるテンポの導入からの本編へ突入したり、譜面があってもノリを瞬間思い出せないと、ああいうのはキマらないですよね。打楽器がいないし。
私事ですが、先月、伴奏の方と息が合わないまま始まって、最後まで仕切り直せないまま終わってしまうという失態を演じたのです。これは、その可能性を織り込んでの譜面にしていなかったこと、途中で仕切り直す勇気がなかったこと、そして私のリズム・アレンジを伴奏の方に心底信じさせてあげられなかったことが原因と深く反省していたのでした。リハーサルしてもああなっちゃうんだもんなー。
だから、大変失礼ながら、ボサコルデオンとゲストさんの演奏に一時歩調のゆらぎがあったとき、「あ~ボサコルデオンでもこういうことあるんだ、そりゃ私だってなるわ」と変な安心感を得た(演者のみなさんスミマセン)。
トータルで、歌詞が外国語でも退屈しない、質の高いコンサートだったと感じました。ボサコルはさすがです。
説明も端的で長すぎないのが本当にスゴイと思った、私ならあの3倍はしゃべる。
ターゲット的に、年配のお客様向けであったのだろうから、その集客としてはうまく行っていたと思います。100人定員のところ80名くらいの入だったかな。この日は強風だったので、好天だったら満員だったでしょう。
なかなか純粋にお客さんとして見ることができなく、ついつい私がプロデューサーだったら…と考えてしまう。
もし私がこれを企画させてもらえたらこうするかな~。↓
(1)チラシにはごく短いプロフィールを入れるかな~。
さとうえみ:新潟市生まれ。元ジャズボーカリスト。2000年頃より、ボサノヴァ、サンバ、ショーロ等のブラジル音楽を学ぶ。ガットギターを持ち、弾き歌いというスタイル。
田中トシユキ:北海道生まれの新潟市育ち。1980年からジャズピアニストとして活動。2002年頃からボタンアコーディオン奏者として度々フランスのジャズフェスティバル等に出演している。
このくらい。ボサコルのプロフィールでもいい。2~3行入ってると親しみが湧くと思った。
写真が入っててもイイネ!
このサイズのチラシでポスティングしてるのはとってもイイと思う!
(2)もうちょい音量上げても良かった。
曲は聞こえたけどMCが聞こえにくくてもったいなかった。前の方の席は大丈夫だと思うけど、私たちはほぼ最後列にいて、強風と雨の日だったもんで、後ろの壁の雨だれの音がけっこう大きくてそっちに気を取られることがあった。まあホールじゃないからしかたないね。
後半はだんだん聞き取りやすくなってほっとした~。
(3)車椅子席は端っこでもいいからもうちょい前が良いよ。
母が体が不自由なので、車椅子をお借りして会場に入ったところ、車椅子席として用意しててくださったのが、最後列。お客さんが座ってるのはその5列くらい前までなんだよね…。せめて今空いてる中でいちばん前とかにしない?(って言ってそうしてもらった)
椅子に比べると座面が低いので、前に人が座ってるだけでほぼステージが見えなくなってしまうのでした。会場は斎場だから、まぁお通夜とかお葬式は祭壇の機微が見えなくても進行に支障ないけど、今回はコンサートだからね。
コンサートホールだと、車椅子やベッドで入場された方のスペースは、視界がふさがれないかなりいい場所にあるよ!優遇してとは言わないけど、誰もいない最後列にポツン…はさみしすぎるよね。
あっでも対応自体はスタッフのみなさんすごく親切で、丁寧に介助してくださって、すごく助かりました。ありがとうございました!
(4)保育ルーム完備っていうのはスゴイ。真似したい。
私も、催し物で保育ルームを設置したことがあるけど、コンサートではまだない。
完全予約制ならいいけど、そうじゃない場合、何歳の子が何人来るかわからないので、保育スタッフの人数確保が難しいのです。
善地院さんは今回どういうふうにしてたんだろ?多めに見積もって確保しといたのかな?
(5)演者さんがOKなら、「ほどほどに」とお願いした上で撮影OKにしたほうがよかったのでは。
今回は、ボサコルのいい雰囲気でゆっくり落ち着いて鑑賞できたので、写真なしでももちろんよかったんだけど、主催者の意図としては、「斎場を宣伝したい」っていうことだったんじゃないかな?
それだったら、拡散OKにしたほうが効率はよいのでは。もちろん、演者さんに確認した上でだけど…。
動画は止めといたほうがいいと思うけど、写真の2~3枚なら演奏の邪魔にもならないんじゃないかな。
このへんの70代のご婦人は普段、けっこう、お友だち同士で写真を見せあっておしゃべりしてるよ。
「こないだ善地院でこんげのコンサート見てきてさ」「へー善地院てきれいらねー」「うん、バリアフリーでばかいかったよー」
みたいな会話になったら、主催者さんとしても意図通りなのではないでしょうか。
生意気なことをいろいろ書きましたが、ボサコルさんを呼んでくれた善地院さんには心から感謝だし、その目のつけどころの良さは称賛に値します(偉そうで申し訳ないです)。
たしか他にもいいミュージシャン呼んでイベントしていたよね。こういう試みは市民のみなさんにとてもメリットあってありがたいです。
帰りにはシクラメンとポインセチアまでもらったし、お世話になりました。またチャンスあればママを連れて行ぎたいな。
でもママは年々空気が読めなくなってきているし(笑)、確実に疲れやすくもなっているから、もうそんなに連れ出せないかもね。それだけに近所でこういう催しがあるのはありがたいね。
善地院さん、ボサコルデオンさん、ありがとうございました。




































































