というわけで第2回。
さっそくコンデレの受賞を目指して、マシンを作るお話に行きたいなとおもいます。

さて、ここでどんなマシンを作ればいいか。

極論を言ってしまえば、好きなマシンを自由に作ったらええねん!・・・となってしまうのですが、
それだと第2回にして終わってしまいますし、今回はマシンを作る前に構想を練ろう、というお話。

コンデレに限った話ではありませんが、ミニ四駆を作るにあたって、構想はとても大事だと思います。

「どんなマシンを作ったらいいかわからない!」

こんな話もよく聞く話。
コンデレマシンと一口に言ってもいろいろなジャンルがあります。


①コロコロ系
往年のコロコロ系改造マシンです。
1次ブームの四駆郎世代にはおなじみの前ちゃんがコロコロコミックに作例として作っていた前ペラーなど、肉抜き、GUPなどを取り入れたミニ四駆らしい改造を魅せる作風です。
ノスタルジックな雰囲気をかもし出すためには、当時の雰囲気を知っている必要があるかもしれません。


②実車系
F1やラリーカーなど、レーシングマシンっぽさを追求した作風です。
カラーリングを模したもの、形状を変更するためプラ板、パテ盛り、プラモ移植などをすることもあったり。
レーシングマシンに限らず、戦車や戦闘機、軽トラックや町で見かけた働く車などがモチーフとされることもあります。
プラモデルから入った方々に多い作風なので、ハイクオリティのものが多いです。


②季節モノ
クリスマス、バレンタイン、ハロウィンなど、ミニ四駆に季節感を持たせたデコレーションを施す作風です。
初心者や女の子でもわりと簡単に作れますし、子供受けもいいので受賞しやすい点はありますが、走れないモノになりがちで1回作ると後々邪魔だったり、出せる時期が限られてしまうため、ほかの人と被ってしまったりなんてこともあります。


③版権モノ
いわゆる痛車であったり、ねんどろいどぷちを乗せたものだったり、某機動戦士や某スーパー戦隊など、アニメや特撮もののメカ、ヒーローなどを模したカラーリングを施したりといった作風です。
こちらも子供受け、一部の大人受けはしますが、受賞となるとスタッフ的にはなかなか選ばれにくい傾向があります。


④ギミック系
四独サス、自作ステア、ボールデフ、などの走行に関わるギミックや、色が変わる、レーザー追尾する、変形するなどアニメのミニ四駆を再現したものなど、ミニ四駆のサイズにあらゆるギミックを詰め込む作風です。
ハードルはなかなか高いですが、完成度が高いものは高く評価されます。
ただし、うまくアピールできなければ気付かれず埋もれてしまいがちです。


⑤イロモノ系
ミニ四駆のパーツを使ってロボットを組んでみたり、ミニ四駆で定食メニューをつくってみたり、「え、これミニ四駆関係なくね?」って言いたくなる様な作風です。
こう書くと否定的に聞こえるかも知れませんが、この作風はとにかく審査員にツッコミを入れさせるのが狙いなので、かなり真面目に作られている傾向が強いです。


このほかにも自由な発想の元にさまざまな作風があります。
これからコンデレをはじめよう!って考えている場合、この中から好きな作風を選んで作れば良いと思います。


個人的に受賞を狙うのであれば、季節モノを時期に合わせて作るか、イロモノ系で審査員の度肝を抜くのがお勧めです。
固定観念に縛られない自由な発想で、コンデレに新風を巻き起こしましょう!