夢よ、醒めないで | 3atuki6のブログ

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慢性疼痛に見舞われた男の日々のつぶやき。スミマセン、愚痴の吐き出し場です。同じような思いでいる人、います?

今朝も目が覚めた。昨夜、痛み止めを飲んだからか、少し腰~臀部の痛みは軽くなった。左足親指、相変わらずうずいているような気がする。昨日整体の先生には「座りっぱなし、立ちっぱなしが原因かも。でも、そんなにむちゃくちゃひどいという状況じゃないよ。また痛みに過剰に反応してる可能性もあるかな」と言われる。厄介だ。左足親指も「脳が痛いと判断してる」だけかもしれない。でも、それでかばって歩くから腰への負担も増す。悪循環だ。脳が「左足は治った」と思わない限り、状況は好転しないじゃないか!

 

 

今朝だけは目覚めたくなかった。ずっと夢の中に浸っていたかった。甘美な夢、そして現実の俺にとっては残酷な夢。

 

俺はライブの本番を迎えていた。久しぶりに出演するライブハウスだ。といっても、それは夢の中の話で、現実には行ったこともない初めて見る店なのだが……。3バンドのトリ。イントロが始まりステージへと歩み出る。いつものドラマーがなぜかベースを弾いている。歌い出そうとするとそのベースの音が突然出なくなった。俺はすかさず「これネタじゃないですよ、ガチトラブルですよ」と場を和ませようとする。(うん、ステージングの勘は鈍ってないな)、やがてベースのトラブルも解消し演奏を再開した……

 

客席には、20年にわたって出演してきたライブハウスのマスターもいる。高校時代に好きだった女性が自分の子どもを連れて見に来てくれていた。納得のライブを終了した後、俺はその女性の席に挨拶に行く。彼女は所沢に住んでいるらしい。

「じゃぁ、今度は所沢でやるからまた来てね」と子どもにも声をかける……

 

夢の中での俺は、痛みなく歩けているし歌えている。今では付き合いがなくなってしまった人とも親密に言葉を交わしている。幸福な時間と空間。もし夢が「パラレルワールド」の一つだとするなら、俺はここにいたかった。

 

目が覚めたときの虚無感。歩けない・歌えない日常が俺を迎える。