いつも撮影している写真。
単なる日常の記録にも関わらず、
2000万画素くらいあって
スマホで見るくらいのものなのに
データーが重い💦
動画にも4Kなんて必要ない。
HDDの負担になるだけである。
なので、1000万画素前後の
旧タイプのデジカメを物色してみた。
古くて性能や画質が悪かったら意味がない。
なので今でも現役で使っている一眼レフカメラ
CANON EOS KISS X2(2008年発売)を基準に
動画機能を搭載しているコンデジを探してみた。
KISS X2は1220万画素である。
動画機能はX3からだが、
この時期のCANONのコンデジには
HD画質以前の動画の録画機能が搭載されていた。
X2で撮影したパセリの静止画。
スマホやノートPCで見る分には十分。
カタログ印刷用のブツ撮影にも使っていたクオリティがある。
この時代のデジカメは
一眼レフもコンデジもCANONの独壇場。
一歩も二歩も先端を行っていたと思う。
静止画1000万画素以下で
動画機能付き(ステレオ音声)、
できればバリアングル液晶搭載のコンデジ条件で探して
見つかったのがこれ。
「CANON PowerShot S5IS」(2007年製)。
古る!🤣 大丈夫か!?
見かけは綺麗だ。
大きなステレオマイクが前面に付いている。
この頃はすでに小さなICレコーダーも
PCMで録音できた。
音声のクオリティがいいかも・・・。
800万画素である。
当時最新のバリアングル液晶搭載。
自撮りも楽々。
カラー電子ビューファインダーまで付いている。
何気にすごい!
液晶はバッテリーを喰うので、
ファインダーで撮影できるのはナイス。
とても明るい「F2.7(W)-3.5(T)」
高倍率「36(W)-432(T)mm」ズームに
0cmスーパーマクロ搭載。
このデジカメの最も優れていると思った点が、
日付のバッテーリー部分と乾電池(単3駆動)。
まず日付だが、新しい製品には
日付をメモリーしてくれるバッテリーが内蔵されていて、
撮影用のメインバッテリーを充電のため外しても
日付がリセットされない。
しかしほとんどの機種が
5〜6年でこの内蔵バッテリーは劣化して
メーカーに交換修理に出さなくてはならない。
電源をOFFにするとこんな感じで
全てリセットされてしまう。
このS5isは日付専用のバッテリーが
自分で交換できるようになっていて(CR1220)、
とても便利なのだ。
この電池が交換できる仕様のデジカメは
今まで見た事がない。
このバッテリーは100円ショップでも手に入る。
新しい電池に交換したので、
一度合わせておけばOK。2~3年は持つと思う。
日付合わせがデフォルトで2007年と表示されるので、
2007年製という事がわかるね😄
もうひとつは単3電池駆動。
これは意外と便利なんだよね。
ただ、この時代のデジカメは
液晶にすごくバッテリーが費やされ燃費が悪いので、
ハイパワーのニッカド電池じゃなきゃ
すぐにバッテリー不足の表示が出てしまう。
今は高出力のニッカド電池があるので、
それを使えばそこそこ持つ。
SDカードはこの部分。
SDHCまでだ(XCは使えない)。
1枚あたりのデータが軽いのと
RAW撮影はできないし(JPGのみ)、
動画も 640×480 | 30fps |
が最高なので
8〜16GのSDHCを使えば余裕である。
ホットシューまで搭載されているので、
CANONの高性能な
大型のストロボが使える(使わないけど)。
内蔵フラッシュで十分だ。
インターフェイスは
一眼レフのEOS KISSを意識してか、
とても高級感があって使いやすい。
外部アクセス端子も綺麗だけれど、
規格が古くて、もう使うことはない🤣
静止画の画質。
MAX(3264×2448画素)では
1画像あたり4.9Mもあり
ブログではアップロードできないので
画質を落として掲載するが
ISO80からなのでとても綺麗である。
中心部の解像度もまずまず。
スーパーマクロ(ISO200)。
絞り値は解放2.8、シャッタースピード1/13。
フォーカスロックも正確で
固定して撮影したが、
手ぶれ補正も良く効いている。
フィルムライクな描写で実用には十分。
赤の発色も素材の光具合も
ナチュラルで素晴らしいと思う。
ピントが合っているSONYのロゴ周辺と
周辺のボケ方が滑らかで好感が持てる。
ISO200で焦点距離70mm程度(35mmカメラ換算)。
絞り値が3.625という無段階?
1/2.5型CCDの割には綺麗なボケ方をしている。
動画性能はどうだろう。
昨日、つたない演奏であるが
バンド仲間のギターメンテをしていたのが終わり、
ギターの試奏でこのデジカメで撮影したものがあるので
記録のためにYouTubeを貼り付けておく。
この時の録画の頻度は「1回約5分間×7テイク」程度で
満充電したバッテリーが切れた。
液晶モニターを使わねば
1時間程度は録画できるのではないだろうか。
このデジカメの動画性能がすごいのは
最高画質(640x480 30fps)で
最大4GBまで1時間ノンストップで録画し続ける点。
通常はムービーカメラと差別化するために
デジタルカメラの業界規制で
連続録画は29分までのはず。
HD画質(1280x720)じゃないので
規制には引っ掛からなかったのかな。
デジカメで録音した生音声はとても良い音だった。
WAVE(ステレオ)での録音なので、
音楽ライブの記録用にも使えると思う。
アマチュアの記録程度なので
これくらいの画質があれば十分である。
この映像の音声はPCの音楽制作アプリで録音したもの。
17年前のデジカメとは思えないね。
今でも十分に通用するというか、
カメラ撮影の楽しさを思い出させてくれるコンデジ。
一通りの機能を使ってみたが
すべて正常であった。
しばらく楽しめそうである。