17年前のデジカメ性能「PowerShot S5IS」 | ざんくのリアル小説

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いつも撮影している写真。

 

単なる日常の記録にも関わらず、

2000万画素くらいあって

スマホで見るくらいのものなのに

データーが重い💦

 

動画にも4Kなんて必要ない。

HDDの負担になるだけである。

 

なので、1000万画素前後の

旧タイプのデジカメを物色してみた。

古くて性能や画質が悪かったら意味がない。

 

なので今でも現役で使っている一眼レフカメラ

CANON EOS KISS X2(2008年発売)を基準に

動画機能を搭載しているコンデジを探してみた。

KISS X2は1220万画素である。

動画機能はX3からだが、

この時期のCANONのコンデジには

HD画質以前の動画の録画機能が搭載されていた。

 

X2で撮影したパセリの静止画。

スマホやノートPCで見る分には十分。

カタログ印刷用のブツ撮影にも使っていたクオリティがある。

この時代のデジカメは

一眼レフもコンデジもCANONの独壇場。

一歩も二歩も先端を行っていたと思う。

 

静止画1000万画素以下で

動画機能付き(ステレオ音声)、

できればバリアングル液晶搭載のコンデジ条件で探して

見つかったのがこれ。

 

「CANON PowerShot S5IS」(2007年製)。

古る!🤣 大丈夫か!?

見かけは綺麗だ。

大きなステレオマイクが前面に付いている。

この頃はすでに小さなICレコーダーも

PCMで録音できた。

音声のクオリティがいいかも・・・。

800万画素である。

 

当時最新のバリアングル液晶搭載。

自撮りも楽々。

カラー電子ビューファインダーまで付いている。

何気にすごい!

液晶はバッテリーを喰うので、

ファインダーで撮影できるのはナイス。

とても明るい「F2.7(W)-3.5(T)」

高倍率「36(W)-432(T)mm」ズームに

0cmスーパーマクロ搭載。

 

このデジカメの最も優れていると思った点が、

日付のバッテーリー部分と乾電池(単3駆動)。

 

まず日付だが、新しい製品には

日付をメモリーしてくれるバッテリーが内蔵されていて、

撮影用のメインバッテリーを充電のため外しても

日付がリセットされない。

しかしほとんどの機種が

5〜6年でこの内蔵バッテリーは劣化して

メーカーに交換修理に出さなくてはならない。

電源をOFFにするとこんな感じで

全てリセットされてしまう。

このS5isは日付専用のバッテリーが

自分で交換できるようになっていて(CR1220)、

とても便利なのだ。

この電池が交換できる仕様のデジカメは

今まで見た事がない。

このバッテリーは100円ショップでも手に入る。

新しい電池に交換したので、

一度合わせておけばOK。2~3年は持つと思う。

日付合わせがデフォルトで2007年と表示されるので、

2007年製という事がわかるね😄

 

もうひとつは単3電池駆動。

これは意外と便利なんだよね。

ただ、この時代のデジカメは

液晶にすごくバッテリーが費やされ燃費が悪いので、

ハイパワーのニッカド電池じゃなきゃ

すぐにバッテリー不足の表示が出てしまう。

今は高出力のニッカド電池があるので、

それを使えばそこそこ持つ。

SDカードはこの部分。

SDHCまでだ(XCは使えない)。

1枚あたりのデータが軽いのと

RAW撮影はできないし(JPGのみ)、

動画も 640×480 30fps

が最高なので

8〜16GのSDHCを使えば余裕である。

ホットシューまで搭載されているので、

CANONの高性能な

大型のストロボが使える(使わないけど)。

内蔵フラッシュで十分だ。

 

インターフェイスは

一眼レフのEOS KISSを意識してか、

とても高級感があって使いやすい。

外部アクセス端子も綺麗だけれど、

規格が古くて、もう使うことはない🤣

 

静止画の画質。

MAX(3264×2448画素)では

1画像あたり4.9Mもあり

ブログではアップロードできないので

画質を落として掲載するが

ISO80からなのでとても綺麗である。

中心部の解像度もまずまず。

スーパーマクロ(ISO200)。

絞り値は解放2.8、シャッタースピード1/13。

フォーカスロックも正確で

固定して撮影したが、

手ぶれ補正も良く効いている。

フィルムライクな描写で実用には十分。

 

赤の発色も素材の光具合も

ナチュラルで素晴らしいと思う。

ピントが合っているSONYのロゴ周辺と

周辺のボケ方が滑らかで好感が持てる。

ISO200で焦点距離70mm程度(35mmカメラ換算)。

絞り値が3.625という無段階?

1/2.5型CCDの割には綺麗なボケ方をしている。

 

動画性能はどうだろう。

昨日、つたない演奏であるが

バンド仲間のギターメンテをしていたのが終わり、

ギターの試奏でこのデジカメで撮影したものがあるので

記録のためにYouTubeを貼り付けておく。

この時の録画の頻度は「1回約5分間×7テイク」程度で

満充電したバッテリーが切れた。

液晶モニターを使わねば

1時間程度は録画できるのではないだろうか。

 

このデジカメの動画性能がすごいのは

最高画質(640x480 30fps)で

最大4GBまで1時間ノンストップで録画し続ける点。

通常はムービーカメラと差別化するために

デジタルカメラの業界規制で

連続録画は29分までのはず。

HD画質(1280x720)じゃないので

規制には引っ掛からなかったのかな。

 

デジカメで録音した生音声はとても良い音だった。

WAVE(ステレオ)での録音なので、

音楽ライブの記録用にも使えると思う。

アマチュアの記録程度なので

これくらいの画質があれば十分である。

この映像の音声はPCの音楽制作アプリで録音したもの。

 

CANON PowerShot S5IS

17年前のデジカメとは思えないね。

今でも十分に通用するというか、

カメラ撮影の楽しさを思い出させてくれるコンデジ。

一通りの機能を使ってみたが

すべて正常であった。

 

しばらく楽しめそうである。