カセットテープの修復 | ざんくのリアル小説

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45年前のカセットテープなので、

やはりテープが劣化していて

再生するでデッキのピンチローラー(テープを送る回転部分)

に巻き込んでしまい、デッキから取り出せなくなってしまった。

 

仕方がないのでデッキを分解。

構造を良く観察して

なんとか取り出すこちに成功。

無理に取り出すとデッキ自体も壊れてしまう。

こうこんな高性能なコンパクトカセットデッキは

なかなか中古でも手に入らないと思うので、

デッキにダメージがないように気を使ったよ。

 

テープはこんな状態。

ハサミとセロテープでくっつける。

超アナログだ🤣

5個のネジを外せば

2つに分かれて中にアプローチできる。

すごくシンプルな構造だけれど、

実に精巧にできていることがわかるよ。

 

こんな感じで切れた部分を少し重ねて貼り付け。

はみ出たセロテープは

カッターで真っ直ぐカット。

本来は重なった部分を(合わせ切り)という方法で、

厚みが出ないようにカットして貼り合わせるのだが、

もう老眼がきつくて重ねたままで貼り付けた。

 

テープの厚みは0.1mm以下の極薄。

重ねると倍になり、セロテープの分もあるので、

3倍以上の厚みが出てしまう。

 

非常にデリケートな再生機器のパーツを

滑るように通過するので、

たとえ重なった部分が2cm足らずでも

機器へのダメージはあるだろう。

なので再生する時、

この部分はあらかじめ巻き取っておく。

 

巻き込んだ部分、このシワシワになった部分にも

音楽は録音されているので、

音にはかなり影響はあるけれども残しておいた。

ICレコーダーにリッピングする1回のみの再生さえ

無事にできれば良いので、

なるべくオリジナルの状態を残しておこうと思った。