周波数測定から追い込む | ざんくのリアル小説

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今日は久々にスピーカーの周波数を測定してみた。


まずは抜群に良い音がしている28年前のスピーカー

「YAMAHA NS-C5」


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測定値以上に低域がたっぷり出ている気がするが、

さすがはフラット。



今回の測定の目的は

昨日作った名も無き10cmウーハーのスピーカー。




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おおっ!


60Hzから充分な音圧。


200Hzと4KHz付近に谷があるが部屋の影響もあると推測され、

実質7~8KHzまでは充分に使えそうだ。



ツイーターを追加してみた。


「TangBand 28-1177SB」

28mmソフトドームツイーター
メーカー………………Tang Bnad
インピーダンス………8Ω
再生周波数帯域………775Hz~25kHz
出力音圧レベル………90dB
入力……………………12/100W
推奨クロスオーバー…2kHz以上


おなじみのユニットだが、

能率が低く非常に素直な音がするので使いやすい。



ウーハーが6Ω、

それ以外は不明だが古いユニットなので87dBくらいと推定しておこう。


ウーハーはカットせずにそのまま、

ツイーターのみ1μFのコンデンサをかませて測定してみた。



8KHzまでウーハーを使うので、

音楽として重要なパートはほぼこのウーハーが受け持つ事になる。





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黒い線がウーハー、

赤い線がツイーターだ。


ツイーターのアッテネーター無しでちょうど良いくらいという事は

ツイーターが8Ωで90dBということなので、

やはりこのウーハーの87~88dB(6Ω)という推定はばっちりだったわけだ。



これで60~20KHzがほぼフラット。


密閉で低音のチューニングがうまくいくと

本当に気持ちが良い。



かなり満足度の高いサウンドになった。



ちゃんと特性を測って音を作っていくと

名も無いユニットでもはずれが少ない。




しかしながら

特性上はYAMAHA NS-C5 と同等かそれよりワイドオレンジなのだが、

オーディオの音の良さというのは特性だけではないところがおもしろいのだ。





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これはこれでとても良い音なのだけれど、

やはりYAMAHA NS-C5は(音楽性)という意味で

一歩も二歩もこの自作スピーカーより優れたクオリティなのである。