ちょっと前に買ってあった恩田陸さんの本。

 



-本屋に平積みされていて、サイン入りとあって思わず買っちゃったのですが、(限定品に弱すぎ)そのままそっと本段に飾っていたというまきねこです。

 

ふと手に取ったら、これ面白い!

「蜜蜂と遠雷」や、光の帝国のシリーズも大好きなのですが、この「なんとかしなくちゃ。」も面白かったです。

主人公は、「きもちわるい」ことが苦手の女の子。

それを気にかけている間に、人と人を繋いでいるという不思議な才能を発揮しているのです。

 

そんなストーリィをたのしみながら、背景となっている学校の様子や、主人公とその兄弟たちが学んでお茶会を開く様子にわくわくしたり(そのお茶会、いわゆる「茶道」という様式を覚えるものではなくて、そこから一歩も二歩も踏み出したような茶道をもとに、お茶会を開くのです。その様子を見ながら、そういえば、当初の茶道の精神はこんなものだったのかもなんて思いました。)、主人公が大学に入ると、城郭愛好研究会に入ってるし八王子城の話もしていて(そこ、この間登ったとこ!)、なんだか他人事の気がしない本でした。

-なんだか本の紹介に全くなっていないけれど、面白かったということで、ぜひぜひ!

続編をとても楽しみにしつつ・・・(「青雲編 1970-1993」ってあるんだから、続編あるんですよね!)