前から既刊のシリーズは読んだことがあって、はい、本当は好きなんですが・・手元には置いてなかったのです。

以前、図書館で借りて、面白くて、つい文庫を買って、しばらくして、売却しちゃった奥田英朗さんの伊良部シリーズなんですよね。

(ちなみに2作目の「空中ブランコ」は直木賞受賞作だそうです。)

 



もう、読んでいただくしかないのだけれど、精神的にいろいろなストレスを抱えた主人公(短編なので、それぞれ別)が、意を決して精神科を訪ねると、その精神科医があまりにも変わっていて、こんな人は絶対いないし、いたらきっと大変だしと思いながら、ふふふと笑ってしまう(電車の中では推奨しないかも)な本なのです。

 

母が文庫本がほしい、というので本屋さんをさまよっていたら、

  「17年ぶりの最新刊」

という帯を巻いて棚に並んでいる4巻目と目が合ってしまいました。

 

・・・どうしよう・・

・・・好きかなぁ・・・

・・・大外しかなぁ・・・

 

などと考えつつ、とりあえず買ってしまった。

既刊本も思わず読みなおしました。

 

17年ぶりとは思えない面白さ、でした(でも母が喜ぶかは、確信が持てない私です(汗))。

行き詰っている気持ちがあったら、ぜひぜひ!な息抜きな本です。