新聞の書評を見ていて、気になって手に取った本です。
タヌキ、実は近所にいます。
夏だと夜、冬だと時々早朝に移動しているのに遭遇します。
・・・野良猫くらいよく見かけるかもしれない。
(まきねこの観察によると、ところどころに開放口のある排水口を
移動経路に使っているのではないかと思っていますが、その経路がまきねこの経路とクロスしているのかも。)
出会うと、なんだか立ち止まってこちらを見てるんですよね。
そこが・・かわいくて。
となると・・やっぱり読んでみなくちゃいけないかも、と思って、
ついつい買ってしまいました。
生き物の本と言えば、やっぱり「バッタを倒しにアフリカへ」が出色に面白かったし(昆虫だし、倒す本だけれど)
小林朋道先生の、生き物シリーズ(たくさんは読んではいないのですが)も動物好きにはたまらないと思うのですが、
こちらの本は、エッセイというわけではなく、かなり真面目な
研究本でした、
ロードキル(交通事故で死んでしまうこと)や、外来種のアライグマの外来種としての捕獲に伴ってタヌキが捕獲されてしまったり、
鹿の駆除罠で足が切断されてしまうなど、気になる記述が
たくさんありました。(つい最近、多分、交通事故にあって死んでしまった若いタヌキを見かけたこともあって・・・)
可愛いというだけじゃなく、どのように身近な野性動物と付き合っていくべきなのか、考えさせられています。