土曜日に御園座で行われている「二月御園座大歌舞伎」公演の市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露と8代目市川新之助初舞台に行ってきました。
歌舞伎は昼と夜で演目が違うのでいつも迷うけど、結局両方観たくなります。
今回も昼夜と観劇してきました。
良い天気にのぼりもはためいてました。
休憩いっぱい(笑)
演者のお着替えも大変でしょうが、私達お客さんもお弁当食べたりアイス食べたり大忙しです(笑)
SEIKOの電光掲示板が置いてあってこんな表示も。
昼公演では「三人吉三」「鯉つかみ」そして8代目市川新之助初舞台として十八番の「外郎売」そして「吉野山」でした。
夜は「相生獅子」「慶安太平記」「襲名披露 口上」そして待ってました「勧進帳」です。
口上でズラッと並んでお一人ずつお祝いの言葉を述べて新之助くんも上手に口上述べていらっしゃいましたよ。
「外郎売を演じております昼の部もぜひご観劇ください」って宣伝までしてました。
しっかり者ですね
尾上菊之助さんもいらっしゃってご挨拶では團十郎さんとは本名で呼び合う仲で同い年で一緒の学校に通っていたと言った時は團十郎さんもちょっと表情が緩んだようにも見えました
そして最後に團十郎さん。”にらみ”をご覧にいれましょう!と言ってにらんでくれました~!
これで今年一年は無病息災!
やっぱり團十郎さんはカッコイイです。
にらんでいる父を見上げる勸玄くんもいつかそこに立つんだよとおばちゃん、目がウルウルしちゃったわよ(笑)
「勧進帳」では弁慶を團十郎さんが演じ富樫を菊之助さんが演じました。
幼馴染の二人がこの役を演じるなんてなんかグッとくるものありますよね。
あぁ、素敵やったな
その他團十郎さんや新之助君が出ていない演目も素晴らしかったです。
「三人吉三」は3人組の泥棒の原点かな?ってくらいキャラが立っていたし、「鯉つかみ」では市川右團次さんがダイナミックに鯉の化身を退治してました。
CGとか使わない歌舞伎は演出が本当に面白くて楽しいです。
夜の部の「相生獅子」では華麗なるヘッドバンキング(言い方なw)がさく裂でお客さんに外国人の方もいらっしゃってましたがきっと楽しんだに違いありません。
最後なんてすごいスピードのヘッドバンキングでしたもん(笑)
「慶安太平記」では市川男女蔵さんがものすごいハードな殺陣って言うんですかね?を繰り広げていて観てるこっちが息切れしそうなくらい(笑)
最後は縄を使ってクモの巣みたいになった縄の上で見得をきっていておぉ!って感じでした。
あ、あと吉野山の演目ではお雛様のポーズってわかります?
こういうポーズです。
一瞬團十郎さん演じる佐藤忠信に化けた狐と静御前がこのポーズになるシーンがありました。
桃の節句も近いし良い時に観られました
静止した時の美しさも歌舞伎ならではですよね。
あと、記録として残しておこうと思いますが、昼の部は2階席上手側から観劇しました。
なんといっても歌舞伎ですから花道が見えないとちょっと残念ですので、あえての上手側の席で確保したんですが、大正解。
2階席は基本的に前列の方の頭が舞台にかぶらないのでおすすめですが、高齢者のお客さんが多いと前のめりになる方が多いのでなるべく通路側をゲットした方がよきかな、、、と。
そして夜の部は御園座友の会の先行でとったお席だったので座席は選べなかったのですが、近年稀にみる良席でした。
8列目のサブセンター席。
いわゆるとちり席!
花道も見えるし舞台も見渡せるとっても良いお席でした。
友の会、ミュージカルは散々な座席しか来ないのに歌舞伎はちゃんといい仕事してくれるやん(笑)
夜の部はチケット24,000円、2階席のお昼の部は20,000円でしたのでこれで見えなきゃ文句も言いたくなるところですが、お値段以上の感動をいただきました。
次に御園座へ来るのはミュージカル「トッツィー」です