今回アップした写真、テーマは「色味」です。
1枚目は(恐れ多くも)以前に見たルイ・ヴィトンの広告を、2・3枚目は女性ファッション誌を、それぞれイメージして色味を設定しました。
背景紙と比較すると、ハウススタジオでの写真は、今回のような「実験的な仕上げ」にも合うので、レタッチが楽しい・・・
やってみてよく分かったのですが、色味に関して言えば、退廃的な広告写真も華やかなファッション写真も、仕上げで行う作業の方向性はあまり変わらないんですよね。
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女性ファッション誌(といってもCanCamくらいしか眺めていませんが)って、記事の内容やモデルの華やかさとは裏腹に、使われている写真は驚くほど「硬派」です。
「白飛び?色の滲み?そんな細けぇことは気にすんな」的な大胆さで写真が迫ってきます。
あまりに「斜め上」すぎて、たまにモデルの顔の色が破綻している写真もあったりして。(笑)
でも単に大胆なだけではなく、自誌のテイストに合うようロケ先の選定や色の配置も入念に考えられていて、まあ実に凝っている・・・
正直、男性誌のグラビア写真の仕上げが「ぬるく」感じてしまいます。
さすがは老舗のCanCam。ホワイトバランスを調整した程度の写真など全くお呼びじゃないな・・・
暫くはこの色味を研究してみようかと思っています。
model: 星野くるみ
Canon EOS 5D Mark III 70-200mm F2.8
@ スタジオデルテソロ
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