透析を30年続けている彼。

その30年の間、
旅行に行ったことがないそうです。

「もし、ダイちゃん(透析)を気にせず旅行に行けるとしたら、どこに行きたい?」
そう聞いてみた。

『どこでもダイちゃんね。』

うまいな~。
それそれ。(笑)

どこでもダイちゃんが出来るとしたら。。。

真っ先に彼から出てきた答えは、
ジェフ・ポーカロのお墓参り。

やっぱり、ジェフ愛だね。

そしてもうひとつは、
カナダのイエローナイフで赤いオーロラを見ること。

行きたい場所は、ちゃんとある。
でも、実際には行けていない。

そこにあるのは、

やっぱり「透析」という現実。

透析患者が旅行に行く場合、
まず旅行先で透析ができる病院を探して、

事前に予約をしておく必要があります。

いわゆる「旅行透析」。

これで解決かと思いきや、
調べていくと問題も見えてきました。

彼の場合、

普段の透析は7時間。

でも旅行透析になると、

基本は4時間、

長くても5時間程度なんだそうです。

なぜ時間が短くなるのか、
そこまではまだ分かっていないのですが。

でも単純に考えると、
いつもより短い時間で終わるということは、
体への負担や影響も出てくるのではないかと思うんです。

「行こうと思えば行ける」
でも、
「安心して行けるか」というと、

そう簡単ではない。

2泊くらいなら、

調整すれば行けるそうです。

でも長期の旅行や、海外となると、
やっぱりクリアしないといけないことが増えてくる。

本当は、
行きたいと思ったときに、

もっと気軽に動けたらいいのに。

例えば、
彼のように7時間透析が必要な人でも、
どこに行っても同じように受けられる環境。

そんな医療体制が整ったら、
透析をしている人の世界はもっと広がるんじゃないかと思います。

約33万人いる透析患者。

その人たちの人生が、
もっと自由で、

もっと楽しいものになったらいいなと思う。

私自身、

まだ知らないことも多いし、
現実的にはいろんな課題があるのだと思います。

でも、
「できない前提」じゃなくて、
「どうしたらできるか」


そういう目線で、
これから少しずつ考えていきたいなと思っています。

ダイちゃんをしている人でも、
心配なく旅行ができるように。
 

 

by.Red Beat