「楽しんでいただいでますか?
いやあ、歌った、歌った、歌ったぁ~!
この衣裳、スリットの入ったドレスじゃなくて、パンツなんですよ。
足だけは親に感謝!
自分でいうのもなんですけど、綺麗だから~(笑)。
先日の「氣志團万博」でこの衣裳で歌ったんですけど、インスタをみてくださった湯川れい子先生がお電話くださったんです。
”インスタみたけど、あの衣裳、よかった”って。嬉しかったですね~。
湯川先生は世界をみている方だから。マイケル・ジャクソンや世界的なアーティストと交流があって。エルヴィス・プレスリーとも直接会われているんですよね。
自分がみているのは世界だから...。
英語、まだそんなに話せないけど、なんとかなるかなって。
それより気持ちが大事だと思ってるから」
アンコールで「雷鳴」を心のおもむくままに熱く激しく歌われたあと、あがった呼吸を静めながらそうおっしゃいました。
なんてセクシー!
激しく動くたびにスリットからのぞくしなやかで美しい足に目を奪われずにはいられませんでした。
そして、頭の奥がしびれるほどに感動していたわたしの耳に、
「皆さん、ディナーショー、お好きですか?」
と、kiinaの声がきこえた瞬間、ふうっと全身のこわばりがとけたのです。
皆の大きな拍手に、
「じゃあ、(また)やります!
皆さんが喜んでくださるなら、やります!」
kiinaはディナーショーをまたいつの日か開催することを公然と約束してくださったのです。
この言葉はわたしにとって最高のサプライズ・プレゼントとなりました。
「これから、世の中のお役にたつようなことを、プライベートでもやっていきたいと思っています。
今まで(辛くて)話せなかったこともこれからは話して。それが誰かの希望になったらいいなって。
ええーと、お別れの曲になります。次に歌うのは、ええと...」
そこまでおっしゃると、
「なんでしたっけ?」
と(笑)。
この日、”氷川きよし業をつとめておりますkiinaです”と自己紹介されていた、どこまで自然体のkiinaでした。
こんばんは。
10月13日に椿山荘で開催された「氷川きよしスペシャルディナーショー2022 in 東京」の夜の部にいってまいりました。
今回はお友だちのOさん、Nさんがお誘いくださり、1泊して、たくさんのお友だちにお会いでき、素敵な時間をすごさせていただいたのです。
ゆっくり帰宅して、諸々の雑事を片付けていたら、眠気が...。
夕食も食べずに眠ってしまい、深夜に目覚めて、この記事を書きだしましたが、先に、皆様におつたえしたいと思ったアンコールでのことを書かせていただきました。
以下はながれにそって画像を織り交ぜて書いてみたいと思います。
夜の部は57テーブルあり、昼夜あわせて800人を超える方が来場されたそうです。
お料理のテーマは、kiinaの「恋と薔薇の日々」にちなんで”薔薇”!
これまで参加させていただいたディナーショーのなかでも最高の美味しさ味わわせていただきました。
メニューです
事前にホテルのHPに
2022年6月14日発売の「群青の弦」のカップリング曲「恋と薔薇の日々」より、“薔薇”をテーマに、氷川きよし所縁の食材や、この季節のホテルの自然の美しさを表現した料理を用いたフランス料理と日本料理を組み合わせた特別な仏蘭西会席にておもてなしいたします。
ハレの日の料理を永年に渡りご提供してきた料理長 十代雅之が、この日のために腕を振るう華やかな美食とともにボルテージを高めてまいります。
と書かれていたので、かなり期待していたのですが、その期待を遥かに上回る美食でした。
先に、会場の様子です。メインステージ、そして花道があります。
演出上、オープニング、ラストのアンコールなど、ほとんどを会場全体の中央となるサブステージで歌われました。
*ここがサブステージですが、
こちらがメインステージという印象でした。
オープニングは、白と黒のツートンカラーに桜が描かれた着流しをお召しになっていました。
「氷川きよしスペシャルコンサート2019~きよしこの夜 Vol.19~」で初披露された着流しですが、当初の桜色の帯とは趣を変え、黒地(もう一面は桜色でそれおぞれ一色ですが織は市松織になっているいでしょうか)を結び方は現代的な片流しくずしといっていいでしょうか。そこに桜色の帯締めをされていて、シックな雰囲気です。
草履は黒、足袋は白、マイクカバーは黒のスワロフスキーでした。
さっそうとステージに登場されると、そのままサーッと花道をわたり、サブステージへと。
「大井追っかけ音次郎」
と歌ってくださいました。
歌っていて、おくれ毛が汗ばんだほほから口元にかけてくっついた様子も美しいなあ思ったのです。
「三味線旅がらす」
「ちょいときまぐれ渡り鳥」
を歌唱されると、オープニングトークに。
「ようこそ! 藤若紀香と申します~」
皆の、”ええ? ”という反応に、
「笑わないでっ!」
と、おっしゃると、
「冗談でございます。氷川きよしでございます。
2008年から”チンザン”(笑)でディナーショーをさせていただいています。
庭園がきれいですね~」
と、ここで突然ババロアさん口調に!
「ね、庭園がきれいでございますでしょ?」
皆の、わあーっという反応に、
「皆さん、お久しぶりね~。
わたし97歳になりましたのよ」
ババロアさんの口調で世間話をしてくださいました。
*ババロアさん、この日お連れしていました
後ろに写っているのはホテルのオリジナルカクテル”ローズ&ジンジャー”。
薔薇の花びらが添えられています
来場のお礼をあらためておっしゃると、
「今日はたっぷりと氷川の世界をお届けしたいと思います。
11月8日に『甲州路』のD・E・Fタイプをださせていただきます。
23年歌ってきて、後ろを振り向いたらたくさんの方がついてきてくださっていました。
今、べらべらしゃべりたい思いなので、永遠にしゃべってしまいます(笑)。
なんでもいいから歌手になりたい。CDをだしてみたい。
そこから23年経って甲州で終わります。
ここでいったん引きあげさせていただいて」
と、皆の”それがほんとうの気持ちなの?”というような反応に、
「うそ! うそ、うそ、うそ!」
とおなじみの口調であわててフォローされました。
*前菜
あんきも 紅葉卸し 芽野菜 海老フラワー
白醤油あん レモン スモークサーモントラウ
イクラ ホタテ燻製 黄味酢 いちょう南瓜
甘鯛味噌パイ包み焼き 百合根甘露煮
鰤握り寿司 もみじ串
(手前がいちょう南瓜ともみじ串をアップで写メしたものです)
「甲州路」のD・E・Fのカップリング曲をアルファベット順に
「雪女」
「対馬海峡」
「桜のように」
と歌われたのですが、「雪女」はダイナミックで迫力満点! すぐにもう一度聴きたくなったのです。「対馬海峡」はロマンティックで、「桜のように」は心にしみました。
*魚料理
メレンゲをのせた
”東京都式根島産 真鯛”のワイン蒸し
柚香るクリームソース (薔薇の花びらがあしらわれています)
ここで司会の西寄ひがしさんも登場してのMCコーナーに。
「秋といえば紅葉?
紅葉の着物をもっていないんです。
この桜を描いた着物と、薔薇が描かれた着物をもっていて。薔薇の着物がとても好きなのですが、今日は「桜のように」を歌うのでこの着物にしました」
*カクテル ローズ&ジンジャー
西寄さんに、
「ある意味、うちらおばけですから。こっち妖怪、そっちおばけ(笑)」
と。”おばけ”といわれた西寄さんが、kiinaのインスタをみて、コンサートやディナーショーに足を運ぶようになってくださった方が多数おられることをおっしゃると、
「ありがたいですね。
”びろがる”感じですね。
”ひろがる”じゃなくて、”びろがる”!
(外を)3歩歩くと、”インスタみてます!”っていわれます。
以前、外国、ロスにいったとき、そこでハリウッドで女優をしている人に、
「I am kiina!」っていったら、”kiinaは幸運の木の名前よ”って。
今、すごくしっくりきてますね~。
”きよし”っていうのはどうも...。あっ、でも仕方がないことよ! それに全部意味があることだと思っているから。
kiinaはね、地元の博多では、パンツが黄~(笑)。
来年はイタリアの地から皆さんに歌をお届けしたいます!
イギリスから!
カリフォルニアから!」
と、夢が”びろがっている”様子でした。
ちなみに、博多弁で”黄色”のことを”黄な”というそうです。
今週の日曜日(10月16日)に、「NHKのど自慢」にゲスト出演されることがインフォメーションされると、
「姫路城をみたいですね~。
そういえば先日、藤原紀香さんと、(ご主人の)片岡愛之助さんも一緒にお食事したんです。
愛之助さんの舞台を観たんですけど、素晴らしかったです」
「愛之助さん、いい方ですね~。
外から歌舞伎の世界にはいられたので、いろいろご苦労があったと思うんです。
自分も、いろいろありました。
頭小突かれたり、洋服隠されたり...。
って、そんなことはなかったですけど(笑)。
でも、言葉攻めには(たくさん)あいました。
いろいろいわれてね、(ひたすら)”ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい”って頭下げて。
でも心のなかでは、”ばっかじゃないの!”って思っていました」
その様子をか細い声でリプレイしてくださいましたが、笑顔のかげで、辛い思い、悔しい思いをたくさんたくさんされてきたのですね。
*温物
ホテル椿山荘東京伝統の味 米茄子の鴫炊き
ここで、11月22日にリリースされる「氷川きよし オリジナル・コレクションVol.03~ロック&ポップス&バラードの世界~「魔法にかけられた少女」のインフォメーションを。
「オリジナルコレクションBOXの第3弾をださせていただきます。
1曲目が『きよしこの夜』です。
この曲をだしたとき、次からはポップス路線の曲になるのかな? と期待していたら、翌年は『きよしのズンドコ節』でした。
新曲が5曲はいっています。アルバムタイトルの”ロック&ポップス”に、急遽、『魔法にかけられた少女』をいれました。
腹のなかにいるときに魔法をかけられて、様子のおかしいことになった。
浪曲?
作詩を自分でしたのですが、(自分)史上最高傑作になったかなって。
(自分には)『You are you』もありますけれども。
湯川先生に、”もっとかわいい曲、歌って!”っていわれて。「泣けてくるけど 笑えてくるの♡」をつくりました。この曲では作曲もしていて、アメリカンサウンドになっています」
*肉料理
牛フィレ肉のステーキ
玉ねぎのキャラメリゼ温野菜添え
(温野菜の下にはパンプキンのタルトまで!)
ここであらためて、
「私が氷川きよし業をつとめております。kiinaでございます!」
とおっしゃると、「甲州路」のMVの話題をされたのです。MVに登場されるご婦人方がすすめてくださったお団子が、地元のものではなくコンビニで売っているヤマザキのお団子だったことは皆さん、ご存じだと思いますが、この日のお話でその理由がわかりました(笑)。
「地元の方だと思っていたので、今日はどちらからいらしたのかきいたら、エキストラの方たちで、”東京から来ました”って(笑
)。すっかり地元の方だと思っていたので、”皆さん、演技、お上手ですね”っていいました」
つづいて、
「甲州路」
「きよしのズンドコ節」を歌ってくださいました。
西寄さんが、次に歌う曲名をおっしゃったのですが、”「きよしのズンドコ節」”では、
「今日は西寄さんが歌ってください!」
とおっしゃったkiinaでした。
もうっ!
そんないたずら好きなkiinaでしたが、”「甲州路」!”と西寄さんが曲紹介されら際には、
「ヘイ!」
と。どこまでもお茶目だったのです(笑)。
*デザート
ストロベリーとピスタチオのムース
軽いヨーグルトのソースと青りんごのジュレ
つづいては、グリコの”アーモンドピーク”でお召しになっているスーツで登場されました。
シャツブラウスは黒(ビジュアルでは白ですものね)に変えておられますが、ピンヒールの真っ赤な靴をはいた立ち姿の美しさに思わずため息がでたのです。
サブステージでは全方向をむいて歌われたので、横向きのときは、横顔の美しさ、うしろ向きのときはその麗しくもセクシーなシルエットにうっとりしました。
「恋と薔薇の日々」
「紫のタンゴ」
そして、
「だからあなたも生き抜いて」
を歌われましたが、とりわけ「恋と薔薇の日々」の心の陰影まで映し出すような歌唱に、わたしはわれを忘れるほど感動したのてす。
どの曲もムーディーでしたが、今年のコンサートツアーではバンド演奏で聞かせていただいている「だからあなたも生き抜いて」の歌唱に、あらためて、コンサートでも歌ってほしいと思ったのです。
3曲一気に歌われると、
「こういう作品は大人にならないと歌えないですね~。
20代の頃は若さいっぱいで、声が張りさけんばかりに元気いっぱいに歌っていました。
天を突きさすような声をだしていました。
やっぱりそうしないと、どこかサビがないと食い足りないというか...。
スコーンと抜けるものがないと物足りないかなって思って。
(発表している)詩は、コロナ禍になってから書いたものです。
”こうだよ、こうじゃない?”って(自問自答して)。
歌で伝えたいです。
(自分は)どこまでいっても歌い手だから」
*記念撮影コーナーです
「誰かにならなくていい。ようやく自分は自分でいいんだって。
ヘアスタイルを刈り上げにしたことがありました。
あのとき、鏡の中の自分をみて、”これ誰?”って(絶句)。
仕事だからと思ってやっていましたけど、(それをつづけていたら)熱がでたり、からだがかゆくなったり、呼吸困難になったこともありました。
4年前にロスアンジェルスにいった時、そこで出会ったハリウッド女優の方に、”kiinaはkiinaでいいんだよ”っていってもらったとき、バーッと涙がでました。
それまで”演歌界のプリンス”とか”きよしくん”であろうと、一生懸命努力してきたけど。
でも、自分は自分でいいんだって」
「皆さんに応援していただいて、ありがたいと思っていました。
だから(自分とかけ離れたことをしなければならなくて苦しくなったときでも)感謝しなくてはいけないと思ってやってきました。
でも、感謝ってしなければならないものじゃなくて、わきあがってくるものなんだなって気づいて。
自分が自分を肯定できずにいましたが、今ようやく、自分は自分でいいんだ(皆さんの期待はとてもありがたいけど、でも他人の理想を生きなくてもいいんだ)と思えるようになりました」
そうおっしゃると、メインステージの階段をおりて、花道を...。
「You are you」を、サブステージにあがらずに、わたしたちと同じフロアにたって歌いだされました。
その瞬間。その歌声と、歌にこめられたkiinaの魂の叫びが、胸に突き刺さり、次第に深くしみこんでいったのです。
数フレーズ歌われると、サブステージにあがって歌いあげ、結びはメインステージにもどって歌われると、スデージ上手袖へと。
暗転した真っ暗なステージでkiinaが深々とお辞儀されるシルエットがほのかにみえ、さらに深い深い感動が押し寄せてきました。
夢でもみているように美しいkiinaを目の当たりにみて...。
冷静でいられるはずもありません。
正直、感動で前後の記憶が飛んでいるわたしです。
そして、この記事の冒頭に書いたアンコールへと。
アンコールは、
「雷鳴」
「生まれてきたら愛すればいい」
そして、ディナーショーバージョンのシックで大人なアレンジの
「限界突破×サバイバー」!
フルコーラス、スローテンポで歌唱され、叫ぶフレーズでは、もしその音を表現するとしたら、”HOOU HOOU OUOU~、YEAEEE~”という感じだったでしょうか。緩やかに、けれども心の奥底からわきあがる歌声でした。
「限界突破×サバイバー」はkiinaバージョンと名づけてもよいのでは?と思うほどに、こちらがオリジナルかと思えるほど、かっこよくて、心地よかったのです。
これまでオリジナルはもちろんアレンジバージョンも何度も聴かせていただいた大好きな曲!
でも、このときはこれまでのどんなときより歌詩がこころに突き刺さるように響いて、kiinaの心がダイレクトに感じられ、涙があふれてきました。
kiina!
この曲に出会えてほんとうによかったですね。
これから、どうぞ、この世界を、そして大空を思いのままに翔いて!
太陽をみても、月をみても、名もない花をみても、出会った人たちの素敵な笑顔をみても、いつもわあたしの耳奥には、kiinaの歌声がきこえてきます。
だから、きっと会えない時間は、いっそうあなたの魂をその歌声から感じる大切な時間になるはず。
わたしはあなたがどん名前であっても、どこの誰であっても、それこそ日本語で歌っていなくても、その歌声を聴いたらこころ奪われることてしょう。
だからあなたがあなたであってくれればそれでよいのです。
これまでもずっと思ってきたこと。
それは、過去、現在、未来にわたって、もしその日初めてあなたの歌声を聴いたとしても、わたしは一瞬にして魅せられるということ。
出会ったその日から、あなたの歌声やふるまいに感動するたびに、なぜかはっきりとそう思っていました。
あまりに素晴らしいステージに、またいつこういう時間が過ごせるのだろう?
と、ふと思ったら(そんなこと思わなければいいのに!)、感動と共に、たまらないさびしさもわいてきたのです。
このまま時間が止まってくれないかしら?
kiina!
そんな気持ちになるほど、素敵な歌声とショーをありがとう!
週末からNHKのど自慢、愛知、博多でのディナーショーと続きますが、全国のあなたを愛する人たちに、その歌声をとどけてくださいね。

















