こんばんは。
昨日はなかにし礼先生の訃報に悲しみでいっぱいになっていました。
先月から体調をくずされていたそうですね。
今年の日本作詩大賞に「母」がノミネートされていなかったのは、なかにし先生が何かご事情やお考えがあってご辞退されたのでは? と慮っていましたが、体調がその理由だったでしょうか。
 
これまで大病を克服され、テレビで拝見する様子や、きよしさんから伺う先生の話題からもお元気な先生しかうかばなかったのです。
先生は12月23日に旅立たれ、訃報をしらせる記事には、きよしさんの「母」が遺作と書かれているものもありました。
ヒットメーカーで約4000曲を創作されたそうですね。

 

以下はきよしさんのコメントです。

「突然の訃報を聞いて、まだ、信じられない気持ちです。

なかにし先生は、すごい偉い先生なのに、私のような若い人間の話を真剣に聞いてくださり、心を汲んで、『母』という詩を書いてくださいました。

今年、こんな大変な世の中で、価値観や人生観が大きく変わっていく時に、この『母』を歌わせていただくというのは、自分の根幹、原点を見つめ直すためにも、本当に意味のあることだと思いながら、今年一年、歌ってきました。

本当に偉大な先生でした。なかにし先生からいただいた『櫻』、『出発』、『母』は、先生からの人生のメッセージです。

なかにし先生の魂の作品をこれからも大切に歌わせていただきます。先生、どうぞ安らかに」

 

先日の「きよしこの夜Vol.20」でこの「母」、「出発、「櫻」を歌唱されていましたね。「出発」では後半から涙されていたことが思い出されます。

”出発だ 涙はもう見せない”

と、先生は書いてくださいました。

でも、今、悲しいお別れに直面して、”泣かない”ではなく、”涙を見せない”と書かれた思いをあらためて考えています。

主人公はきっと泣いているのですね。

思いきり泣いて、でも、出発したら、それからはもう泣かないのだという決意が込められているのでしょうか。

 

そして、きよしさんがなかにし先生とお食事をされた時のエピソードを思い出します。

なかにし先生にモノマネをリクエストされたので披露したところ、先生はとても笑われて、”他にもできる?”とおっしゃったとか(笑)。

なかにし先生は気むずかしい方ときいていたそうですが、さらなるモノマネにまたまた笑われて、”色んな声が出せるとお客さんが飽きなくていいんだよ”と、きよしさんをほめてくださったのでしたね。

 

紅白歌合戦でも、なかにし先生を偲んで、きよしさんが「母」を歌うコーナーを作ってほしいですね。

NHKさんにリクエストしてみようと思います。

 

それから山野楽器さんの「元祖どこでも演歌まつり」が12月25日いっぱいで終了しました~。

きよしさんは「母」と「恋、燃ゆる。」を歌ってくださっていましたね。

西寄ひがしさんが司会をしてされていましたが、きよしさんがヒールでよろけそうになったところもそのまま編集されていて、そんな自然体のきよしさんて、お茶目で素敵だなあと感じました。

もちろんライブがいちばんですが、ちょっぴりシークレット感があるこの企画、楽しかったです。
ぜひまた開催してほしいです。
 
 
 
 
 

では、以下は2011年のクリスマスディナーショーの記事をPBします。

この年は、トナカイさんとサンタさんの着ぐるみが登場したのですが、夜の部はトナカイさんの中にきよしさんが!

それではサンタさんの中にはどなたが? 

ちなみにその時、司会の西寄さんはステージにおられました~。

 
【2011年12月22日 椿山荘】
昨夜椿山荘で開催された「スターライトステージ2011 氷川きよしディナーショー」、夜の部に行ってきました。
画像をご覧いただくと静かな印象ですが、実際は順番に記念撮影をする人で列ができていました。
 
イメージ 1
 
 
会場に入ると、60テーブル(1テーブル10名です)以上あったかと思います。
ステージセンター天井にはミラーボールがあり、そのまま視線を下方に移すと、階段が設えてあったのです。
その階段を見て、えっ? まさか、きよしさんが客席にいらっしゃるの? 
”まさか、まさかね”
そう言ってお友だちのKさんと顔を見合わせました(笑)。
 
ショーは7時30分からでした。デザートをいただいている頃に、すでにHKピュアリバーの皆さんがスタンバイされ、皆さん、黒の蝶ネクタイを着け、黒のタキシードの正装でした。
 
ほぼ定刻にスタート。
クリスマスソング(「スレイ・ライド」でしたでしょうか?)が流れる中、会場後方、下手側からトナカイさん、上手側からサンタさんが登場しテーブルの間を通りながら、舞台へと進みます。
うわあ、着ぐるみの中には誰が入っているのかしら? 
もしかして、もしかしたら、きよしさん? 1体は西寄さんよね?
愛くるしい動きで近くのお客様と握手をかわすトナカイさんとサンタさん、中に誰が入っているのかわからずとも場内大熱狂となったのです(笑)。
いよいよ舞台に近づくと着ぐるみは視界が狭くなっているので、係の方が手を引いて誘導されました。
その時、舞台に、司会の西寄ひがしさんが登場したのです。
ということは!
トナカイさんは舞台に上がると”僕だよ、きよしだよ”と言わんばかりに愛嬌たっぷりにお茶目なポーズをとってくださったのです。もうそこでほぼ全員がトナカイさんに入っているのがきよしさんだとわかったのではないかと思います。トナカイさんの頭を脱ぐと、笑顔のきよしさんがいらしたのでした。
 
さあ、ではサンタさんはどなた?
「サンタさんは...」
きよしさんが言いかけると、サンタさんはかぶりを振りましたが、きよしさんがおかまいなしに
「サンタさんはマネージャーの上東さんです」
とおっしゃると、サンタさんのヘッドを脱いで上東さんが"ちょこん”という感じで会釈されました。
あとでうかがったのですが、昼の部ではきよしさんがサンタさんの着ぐるみに入っていらしたそうです(笑)。
思いもかけないサプライズな演出に、すっかり幸せな気持ちになったのでした。
 
そしてきよしさんがトナカイさんの着ぐるみのまま(シッポがついていました)、
「きよしのMerry X'mas」
を歌ってくださいました。きよしさんの真心いっぱいの歌唱に聴き惚れたのです。
そしてその後、舞台初(?)のナマ着替えとなりました。 西寄さんが着ぐるみの背中のジッパーを下ろすと、KIYOSHI新聞がプリントされた”きよし人形”の衣装が見えました。椅子にすわって赤いブーツを履き、鏡を見ながら髪を整え、帽子をかぶってお着替え終了です。
”10年前から自分の記事で生地を作りたいと思っていたんですよ。英語の記事は全部歌詩になっているんです”
そうおっしゃっていました。
この生地でいろいろグッズ作ってほしいですねー。
そして、さあ、どの歌を歌ってくださったと思います?
うわあー、どうしましょう。
イントロを聴いて、嬉しさでくらくらしてしまいました。
なぜなら
「星空のロマンス」
を歌ってくださったから!
きよしさんのさわやかさ、優しさ、何て心地よいのでしょう。
この歌には個人的にたくさんの素敵な思い出があるのですが、きよしさんの歌声でその素敵な思い出がぱあっとよみがえってきたのでした。
続いて
「星空の秋子」
「冬ものがたり」
を熱唱され、衣装チェンジのため、舞台上手に戻られました。
 
きよしさんは真っ白なタキシードをお召しになって再び舞台に登場。胸ポケットには白いバラが1輪挿されていました。
「演歌名曲コレクション15~情熱のマリアッチ~」からということで、
「獅子」
「寒紅梅」を歌ってくださいました。
私、しばし忘我の時間となりました。きよしさんの歌声に身も心もすべて委ねて、そのめくるめく世界に身をまかせていたのです。
さらに
「夜のプラットホーム」
「越後獅子」
「人生峠」を歌ってくださったのです。
 
「人生峠」を聴いていると、きよしさんと主人公の生き様が重なり強く深く胸に迫ってきて、聴く度に泣けてきます。
そして、誰しも人知れず困難に立ち向かって生きているんだろうなあ、私もがんばらなくちゃ。そんな気持ちになり、どこからともなく力が湧いてくるのです。
このアルバムは今、現在の”氷川きよし”の魂そのものなのだと、あらためて、きよしさんのお心を感じたのです。
 
続いてワインレッド(エンジ?)のベルベットのジャケットに黒のサテンのパンツ姿のきよしさんが登場です。ジャケットの襟、蝶タイ、カーフベルトはパンツと同じ黒のサテン、シャツは白、靴は黒のエナメルでした。
このディナーショーのためのスペシャルバージョンということで、ピアノ伴奏が静かに入り、ほとんどア・カペラで「哀愁の湖」を歌い出されたのです。
時に朗々と語るように、時にオペラのように声を響かせてきよしさんのリズムで歌い、その心のままに身体もまた揺れるのです。何て豊かでドラマティックなのでしょう。
「哀愁の湖」
の新たな世界を見せてくださったのでした。
2コーラス目からはフル演奏となり、ますます切なく甘やかに歌い上げてくださいました。
感動のあまり私はため息をもらさずにはいられず、余韻にひたっていたのですが、
続いては何と、
「夢銀河」
を歌ってくださったのです。
きよしさんが「夢銀河」を歌い出されたところで、私の感動の許容量はマックスを超え、きよしさんのまぶしさに目を細め、歌声の波に揺られていたのでした。
 
きよしさんは、「夢銀河」を歌い終えると、前日「NHK紅白歌合戦」の曲目が「情熱のマリアッチ」に決定したこと、「旅の香り」のDVDが発売された話題をされました。
年末に今年もさまざまな番組に出演させていただけることへの感謝の気持ちを話され、
「皆さんのおかげです。いつもいつも次はないかもしれないという気持ちでやらせていただいてきました」
そうおっしゃたかと思うと、舞台の前方に進まれ端っこに右足を3分の1ほど踏み出され、
”こんな感じで、いつも崖っぷちにいるような気持ちなんです”
そうおっしゃったのです。
でも、そのお顔は”大丈夫ですよ”と言っているかのような笑顔でした。
そしてさらに、以前、尊敬する作曲家の先生に
「歌は自慢するものではなく、心で歌うものなんだよ」
と教えていただいたことをお話ししてくださいました。
そして
「あの娘と野菊と渡し舟」
を歌ってくださいました。
今年1年大切に歌ってきたこの歌の2011年の歌い納めになるのではないかと思いますが、この歌がリリースされた翌月に震災が起こったのでしたね。
この先、どうなってしまうんだろう? 先が見えないあの時に、きよしさんの歌声は光りを放ち、いつかは春が来ることを信じさせてくださったのでした。
 
きよしさんが舞台袖に戻られるとHKピュアリバーによる「ときめきのルンバ」のインストロメンタル演奏が入りました。かけ声も入り盛り上がったところで、
先日の日本有線大賞で着用されたブルーバージョンの衣装で現れたきよしさん、
「情熱のマリアッチ」
を歌ってくださいました。
なんて素敵なブルー! まるできよしさんみたい。そう私は感じたのでした。フリンジはじめゴールドのアクセントがさらにブルーを引き立たせていました。
そう、この時、私は「情熱のマリアッチ」を初めて聴いた瞬間に舞い戻っていたのです。目を開けていられないようなまぶしさを感じ、きよしさんの歌声にめまいがしそうな思いになったこと...。
2011年のさまざまな出来事が思い浮かんできたのでした。
 
 
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「情熱のマリアッチ」を歌ってすぐ舞台袖に戻られ和服に着替えたきよしさん(先日の「きよしこの夜Vol.11」で着用された衣装です)、
「玄海船歌」を歌ってくださったのです。
きよしさんのこの日の“♪あの娘想えば なんのその”と歌った時の”なんのその”の一言。そのまま礫(つぶて)になって飛んできたかのようでした。
”す、すごい...。”思わず口に出して言っていました。
そして、
「箱根八里の半次郎」
「大井追っかけ音次郎」
を歌ってくださったのです。
 
「大井追っかけ音次郎」を歌い終えた時のこと。
割れるような拍手と声援が起こった瞬間、きよしさんが胸に手を当てて、それらを受け止め、その重さのあまり身体を前後にしならせる様な仕草をされたのでした。
ああ、きよしさんにもまた私たちの感動が伝わっているのだと感じたのです。あの幸せな一体感は何だったのでしょう? 
本当に奇跡のような瞬間に思えたのです。
きよしさんは今年を振り返って、
”素晴らしいこともたくさんありましたが、3.11の大震災で多くの方の命が奪われ、大切な人を失った方の悲しみ、今も大変な思いをされている方を思うと、素晴らしい年とは言えません。震災直後、僕は何かをしたくても何もすることができない。ちっぽけな自分の無力さを痛感しました”
とおっしゃったかと思います。
でも、きよしさんはその慟哭の中で、歌があること、そして一人ではないこと、言葉の持つ力にあらためて気づかれたのだそうです。
そんなきよしさんが、私は愛しくそして頼もしいです。
 
最後は
「浪曲一代」
を歌ってくださったのでした。
”これが泣かずにいられますか!” 
きよしさんの熱唱に涙、涙の私でした。
 
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そしてアンコール。
ローズ色(に見えました)のスパンコールのジャケットにシャツ、パンツ、カーフベルトはすべて黒。黒のシルクハットをかぶっての登場です。
「虹色のバイヨン」
を歌ってくださいました。ワンコーラス歌い終えると、シルクハットを脱ぎ、いっそう激しく切なくその歌声が響いたのです。
続いては
「陽春」
でした。
きよしさんの思いがひたひたと伝わってきます。
私、きよしさんの視線の先を追うようにして場内を見回してみたのです。皆、きよしさんを一心に見つめ、幸せで輝いています。
きよしさん、皆、きよしさんの歌声が大好きなんです。そしてきよしさんが大好きなんです。
今、大好きなきよしさんと同じ空間にいて、大好きなその歌声を聞いて、これ以上ないほどに幸せなんですよ。
きよしさん、伝わってますか?
きよしさん、私たちの思い、届いていますか?
 
そして私は、またまた涙だけど、いいでしょう? 嬉し泣きですもの!
きよしさんの瞳も心なしか潤んでいるように見えたのです。
 
アンコールの最後は
「きよしのズンドコ節」
でした。
歌い始めると、きよしさんがみるみる涙声になられたのです。
涙がキラキラとほほをつたっていましたが、きよしさんは笑顔で幸福そのものに見えたのです。
 
歌うほどに、
”みんな、ありがとう”
”僕は今、本当に幸せだよ”
”皆がいてくれるから、僕は何も怖くないんだよ、氷川きよしは、歌えるんだよ、またがんばれるんだよ”
まるで、きよしさんの心の声が聞こえてきたように私は感じたのでした。
 
嬉しくて幸せで、私は子供みたいに声を出して思い切り泣きたくなりました。
2011年ありがとう。
氷川きよしさん、ありがとう。
出会った皆さん、ありがとう。
 
「きよしのズンドコ節」を歌い終えたきよしさんはお礼を何度もおっしゃり、両手を思い切り振り、幾度となく会釈されたのです。
そして舞台の前方に歩み出られたかと思ったら、抱きしめる仕草をしてくださったのでした。
皆に、伝わっているか確認するかのように何度かそんな仕草をしてくださったのですが、その度、目をつぶり、交差した両腕を左右に揺らしながら、うつむきがちになってまるで頬を寄せるかのようだったのです。
 
いつでもおめでたい私、すっかりきよしさんに抱きしめていただいたかのような気持ちになったことは言うまでもありません。
 
最後に、いつもブログをお読みくださりありがとうございます。
お読みくださる皆さまがいてくださったおかげで今年も1年続けることができました。
感謝しています。 
 
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椿山荘のカフェ・フォレスタでこの日限定のメニュー「半次郎セット」です。