昨日、NHKホールで開催された「新・BS日本日本のうた スペシャル」の公開収録に参加させていただきました。

先に放送日ですが、

11月8日(日)午後7時30分から9時。

再放送は11月14日(土)お昼の12時から1時30分。11月20日(金)午後4時30分から6時の2回が決定しているそうです。

 

 

入場整理券には、あらかじめ2席の座席番号が印刷されていましたが、12番と16番で3席間を空けたものになっていました。

座席にすわってみてわかったのですが、周囲の方と、前後左右2メートル以上の距離がとれるような座席指定になっていたようです。

 

下記画像は13日に放送された「うたコン」の客席のテレビ画像を写メしたものですが、昨日も1階席は使用せず、このような状況になっていました。

 

※10月13日の「うたコン」の客席風景(参考まで)

 

 

出演者は下記19組の皆さんでした。

青山新さん、上杉香緒里さん、丘みどりさん、川野夏美さん、北山たけしさん、島あきのさん、城之内早苗さん、中澤卓也さん、西尾夕起さん、西方裕之さん、浜博也さん、はやぶささん、氷川きよしさん、藤あや子さん、細川たかしさん、松原健之さん、水雲‐MIZMO-さん、翠千賀さん、森山愛子さん。

司会は田村直之アナウンサーでした。

 

開場は午後5時30分、開演は6時15分でしたが、開場して20分ほどでもロビーはこんな感じです。

当選者数は公表されていませんが、あの感じですと、1000席を切っていたのではないでしょうか。

ホールに入場してからは、どこをみても、懐かしさとともに、落選してがっかりしていたわたしをお誘いくださったお友だちのOさんへの感謝の思いがこみあげてきました。

 

以下、ホールの様子の写メをアップし、ある日の「新・BS日本のうた」の画像のあと、番組の様子をきよしさんを中心に書いてみます。

放送でのサプライズを楽しまれたい方はその旨、ご了解くださいませ。

 

 

 

またエレベーターは定員4名までとなっていましたが、それほど長い列にはならずに進んでいったのです。


ロビーにはこんな注意書きもありました。

 

 

 

以前だったら、このイスの周囲に皆で詰め合って10名以上がすわっていましたが、今はソーシャルディスタンス!

 

 

 

スタッフの皆さんは全員マスクにフェイスシールドを装着され、わたしたち観覧者の安全を守ってくださっていました。

わたしは最近、”より良い日常へ一歩一歩”という言葉を使うようにしていますが、ほんとうにそうなんだなあと思わせていただいたのです。

 

来月からは観覧者数を増やす可能性があるようですから、すべてを前向きに。

そして、そのために自分自身の健康を守っていかなければという思いを強くしました。

 

 

 

 

さて、こちらはある日の「新・BS日本のうた」の舞台風景です。

舞台のセットをイメージしていただければと思い、画像をアップします。

 

 

 

舞台監督さん(ミズシロさん)の前説では、拍手の練習をかなりしっかりして(笑)、おなじみの番組名のタイトルコールは右手をふりあげる振りのみということでしたが、その練習もしたのです。

ステージの中央には3つのアクリル板が並んでいて、出演者のトークコーナーで使用する旨の説明がありました。

司会の田村直之アナウンサーは今年度からこの番組の司会を担当されましたが、お客様を迎えての収録は担当になってからは初めてとのことでした。

 

ステージにはアクリル板を挟んで、下手から城之内さん、きよしさん、細川さん、藤さんが並ばれ、ステージ上段、左右の階段、ステージ後方と下手、上手に15組の皆さんが並ばれ、総勢19組の出演者の皆さんが勢ぞろいされてのスタートです。

きよしさんは、赤と黒のツートンカラーの総スパンコールの衣裳をお召しになっていました。

きよしさんの素敵な衣裳について説明しますと、

きよしさんからみて、

右はロングジャケットの前身頃は黒、袖は赤、パンツも赤、靴も赤。

左はすべてその逆で前身頃は赤、袖は黒、パンツと靴も黒。そしてシャツは赤い、蝶タイは黒でした~。

 

今回のテーマは”熱唱ふるさと自慢”ということで東西に分かれて進行。東日本のリーダーは細川さん、西日本のリーダーはきよしさんと紹介があり、リーダーは司会のお手伝いもされることに。

まずは、”東日本編”からということで、オープニングは細川さんの「ソーラン節」でした。

そこから城之内さんが「潮来花嫁さん」、中澤さんが「雪の渡り鳥」、島さんが「函館の女」など、東日本出身の歌手の皆さんが東日本を舞台にした名曲を披露されたのです。


続いて、”ふるさと自慢コーナー・東日本編”になると、アクリル板がふたたび下手寄りに2つ設置され、各県に出身者のお名前が書き込まれた日本地図のパネルをバックに細川さんと田村アナウンサーが出演者の方から何名かをお招きして、その方の出身県の特色をお話ししていただき、ふたたび歌のコーナーになりました。

数名の歌手の方が歌われ、森山さんが森高千里さんの「渡良瀬川」、藤さんがちあきなおみさんの「帰れないんだよ」をカバーされたのです。

ここで”特報新曲情報”となり、水雲‐MIZMO-さんの皆さんが「松竹梅」、はやぶさの皆さんが「キンキラKING!」を披露されました。

 

 

さあ、いよいよ西日本編です!

きよしさんはブルーのスーツのお召し替えされていました。どうやって説明しようかしら? と思っていたらインスタに昨夜のことをアップしてくださっていたので、まずはそちらを共有させていただきますね(喜)。

 

 

さて、”西日本のリーダー”として紹介され、きよしさんがブルーのスーツで登場されたのですが、なぜか東日本のリーダーの細川さんも登場。

なんで~という皆の反応の”氷川君になにかあったら心配だから”ですって!

もう、思いっきり、”♪大丈夫!”と歌いたいところでした(笑)。

ここで細川さんと丁々発止のトークを展開されたので、台本に組み込まれていた演出だとは思います。

細川さん、もりあげてくださり、ありがとうございました。

 

きよしさんは、

「わたしの歌であたたまっていただきたいです」

とおっしゃると、なんと、なんと、なんと!

「さすらい慕情」

を歌ってくださったのです。

嬉しくて、嬉しくて!

2コーラス歌唱の3番に鹿児島でこの歌を聴いたときのことを思い出して、まだ感動したのです。

 

西日本出身の北山さん、川野さんが歌ってくださったのですが、川野さんの歌、子どもの頃、聴いたことがあって、なんて歌だったのだろう?と思って調べたら、「坊がつる讃歌」でした。わたし、いつどこであの歌を聴いたのかわからないのですが、知っているのです。

歌って不思議ですね。

ここで”ふるさと自慢 西日本編”となり、アクリル板が2つ下手に置かれると、きよしさんがセンターで、下手に田村アナウンサーがお立ちになり、西日本出身の歌手の方をお招きしてのトークが弾みました。

川野さんの大分弁に、

「方言のほうが自然にしゃべれますよね。

上京したときは、東京の言葉がしゃべれなくて。”どうしてたの”って博多弁では”どげんしたと”っていうんです。無理に東京の言葉で言おうとしたら、”どうしてたの~”って語尾があがって、イントネーションがちがっちゃって」

とお話しされていました。

静岡県袋井市出身の松原健之さんは西日本チームに所属(笑)。

静岡県は東日本に区分けされますが、”東海道五十三次”で、袋井宿は27番目、ちょうど真ん中で割り切れないことから西日本チームとなったことをお話しされました。

なるほどですね。

姫路出身の丘さんはここで登場され、姫路城の話題をされると、

「姫路城に住んでいるお姫様じゃないですか?」

と、丘さんに。きよしさん、「天守物語」を思い出されたのでしょうか。

松原さんが「踊子」、丘さんはいしだあゆみさんの「港・坂道・異人館」を歌われたのですが、これまでしらなかった「港・坂道・異人館」がとても素敵な曲で嬉しくなりました。

このコーナーではやぶさのおふたりが「旅姿三人男」を歌唱されたのですが、ソロパートも含めて気合のはいった歌唱に、がんばっているんだなあと頼もしく思ったのです。

 

ここで”ふるさと自慢コーナー”は終了となり、ステージには3つのアクリル板を挟んで、下手からきよしさん、細川さん、藤さん、北山さんが並ばれました。

きよしさんは、ここで真っ白なスーツにお召し替えされていて、この日は三変化! 歌に加えての嬉しいプレゼントでした。

 

東日本大震災から10年が経ち、以後も日本各地が様々な災害に見舞われていることを田村アナウンサーがお話しされ、被災地を励ましに訪れたときのことをそれぞれの歌手の方におたずねになりました。

きよしさんは、

「応援に行って、こっちが逆に元気をもらうことありますよね。

今、イベントなどが厳しい状況ですが、被災地のイベントでお会いした皆さんに励まされたことが、わたしが歌い続けるエネルギーになっています」

とおっしゃっていたかと思います。

 

ここで被災地で歌った思い出深い曲ということで、藤さんが「おばこ巡礼歌」を歌われると、次はきよしさん!

どの曲を歌ってくださったと思います?

「星空の秋子」

だったのです。

九州を舞台にしたロマンチックなあの曲をきよしさんはどんな思いで歌われたのでしょう?

”氷川きよし”という宇宙にも思いを馳せ、うっとりとしたのです。

 

細川さんが「応援歌、いきます」でコーナーをしめくくると、”特報最前線Part2”となり、

翠さんが「僕の好きな秋」、浜さんが「一輪挿し」、西方さんが「出世灘」を披露されました。

 

 

いよいよのエンディング!

ふたたびステージに出演者が勢ぞろい。

皆で一緒に歌うので、オープニングより出演者どうしの距離をとるため、ステージ下に数名がたたれ、はやぶさのおふたりはパイプオルガン奏者のブースにたたれていました~。

そこで、きよしさんが番組へのリクエストを呼びかけられたのですが、なんだかとってものんびりムード(笑)。

皆が、”それでいいの?”という目できよしさんをみつめると、もしかしたら舞台監督さんから合図があったのかもしれませんが、

「あっ、ごめんなさい」

とおっしゃり、再トライされました。

今度は見事なテレビトークと、”うっふんな”(笑)まなざしでキメてくださったのです。

きよしさんたら、サービスしすぎじゃ(笑)。

 

さあ、そこで皆で歌ってくださったのは、

「ふるさと」でした。

センターの皆さんは数フレーズ、ソロで歌われ、きよしさんは、

”思いいずる故郷”の部分を歌われたのです。

 

終演後、田村アナウンサーがこの日の感想をおききになると、

「今日は完璧だったね」

と胸をはってひとことおっしゃると、

「氷川君がトチらなかったから」

と付け加えたので、苦笑するきよしさんでした(笑)。

 

そして、話が弾みすぎて、アクリル板をそれて会話をされがちな細川さんに

「それじゃ意味ないですよ~」

と西方さん(笑)。

西方さんは、倍返し以上に細川さんに色々言われていましたが、親しいのですね。

 

そこで藤さんが田村アナウンサーに感想を求められると、お客様の前で歌える嬉しさを言葉にされたあと、

「よかったです。大先輩が暴走されなくて!」

と。

もう、(あまり大きな声は出せませんが心で)大爆笑でした。

 

細川さんは北海道が人気第1位であることを自慢され、きよしさんに、

「福岡は何位?」

とおたずねに。

「たしか9位だけど、(そんあにいわれて)なんか悔しいですね」

と、きよしさん。

細川さんは、

「無理、無理、福岡は明太子しかないんだから」

ですって。

でもある意味、きよしさんの宣伝をしてくださっているようですね(笑)。

細川さんは思ったことをそのままおっしゃる、裏表のない方のようですから。

 

きよしさんは、

「あっという間でした。

久しぶりにお客様がいてくださって、嬉しいですよ~」

とおっしゃると、

「(今日は)生放送だったんですよね」

と、真顔でおっしゃったので(笑)、皆、どっちらけ(笑)。

 

さすがはきよしさん!

最後に皆が笑顔になってお別れとなりました。

 

 

 

 

帰り道、自粛期間中、歌番組が過去の再放送ばかりになり、いつから観覧がスタートするのか想像もつかなかった頃のことを思い出しました。

無観客での放送始まったときには、3階席の最後列のそのまた後ろでの立見でもいいから観覧したいなあ。

NHKホールの空間に足を踏み入れたい...。

 

そんな夢が叶ったのでした。

わたしは夢の中にいるような思いで収録を観覧させていただき、帰り道、駅までの道のりをふわふわとした気分で歩いたのです。

 

原宿駅までの道は何も変わっていないように思えましたが、歩く人はほんとうにまばらで、これまでだったら駅へ向かうたくさんの人がいたことが思い出されたのです。

 

でもこうして一歩一歩、より良い日常へと歩いていくのだなあと思ったのです。

 

放送が楽しみです。