「令和初! 第52回日本作詩大賞は、『最上の船頭』を作詩なさいました松岡弘一さんでございます。おめでとうございます」
司会の徳光和夫さんが、そうおっしゃると、きよしさんのお顔がぱあっと明るくなりました。
そして、松岡先生を抱きしめて、その肩に何度も手をあて、背中を撫でるようにされると、きよしさんは次第に涙ぐまれて...。
松岡先生の受賞の嬉しさとともに、きよしさんの心優しい振る舞いが、とても嬉しく、そしてじんときたのです。
松岡弘一先生、
氷川きよしさん、
おめでとうございます。
松岡先生は、
「最初に(氷川さんに)歌っていただいた時から完璧なんですよ。
(氷川さんは)作者を遙かに超える表現でやって(歌って)くれました。
これはもう、氷川さんのおかげです、ありがとうございました」
と、きよしさんのことを絶賛してくださったのですが、きよしさんは、お隣でとても恐縮され、
「自分の賞じゃないんですけど、嬉しいです!」
とおっしゃっていました。
きよしさんは、小豆色の着流しに白の帯をお召しになっていましたね。
そして、歌唱後の徳光さんのインタビューに、
「作花の先生の前で歌ったので、きんちょうしました。手汗が~」
と、手のひらをみせてくださいました。
素晴らしい歌唱でしたから、よい意味での緊張感だったのでしょうね。
この曲をはじめて聴いたとき、゛氷川きよし゛が20年かけて培ってきたものが花開くようなイメージがわいたことが思い出されます。
午後6時30分からの生放送でしたが、仕事で外出していて、発表の少し前に帰宅したので、放送終了後、録画で前半をみたのですが、
「最上の船頭」は、デビュー20周年! 挑戦を続ける氷川きよしの本気曲”というような言葉で紹介されていて、徳光さんに”ミスター作詩大賞”と称されていました。
そんな徳光さんに抱負をきかれると、
「できれば、はっきり言って(大賞を)いただきたいです!」
と頼もしい発言をしてくださっていたきよしさん。
勝算がおありだったのかなあと思います。
そのときに紹介された、松岡先生が「最上の船頭」のなかで、届けたい歌詩は、
”呉越同舟 うなずいて 船頭船足 速めたよ”
でした。
今回、ノミネートされたのは全17作品。
その中から、日本作詩大賞のほけに、優秀作品賞が2作選ばれました。
日本作詩大賞
「最上の船頭」 松岡弘一 (歌唱:氷川きよし)
優秀作品賞
「俺でいいのか」 吉田旺 (歌唱:坂本冬美)
「雪恋華」 石原信一 (歌唱:市川由紀乃)
となりました。
総評で、
作詩大賞は言葉のオリンピック。どなたが金メダルをとってもおかしくないデッドヒートのなかで選ばれたというお話しがありました。
そのなかで、「最上の船頭」の3コーラス目の”お千笑顔で 弥助は涙”が高く評価されました。
かつての時代だったら、お千は涙で、弥助が笑顔となるはずがこの歌では男女逆転。
そこに新しい時代の到来を感じさせられ、”令和の新しいラブソングを作られた”と称えてくださっていました。
すると、さりげなく、徳光さんが、きよしさんの歌唱力がそれを成立させる大きな力になったことを言い添えてくださいました。
20周年に、またひとつ素晴らしいご褒美をいただきましたね。
「大丈夫」とダブルA面でありながら、どちらの曲も日々誠心誠意歌ってこられたきよしさんが、ほんとうに素晴らしいと思うのです。
ノミネート曲はこちらの番組HPでご覧いただけます。
https://www.bs-tvtokyo.co.jp/sakushi_taisho_52st/
そして、”ミスター作詩大賞”と称されるきよしさんですが、
デビューした2000年末に松井由利夫先生が「箱根八里の半次郎」で受賞されたのが最初です。
松井先生は華やかな場所は苦手ということで、それまでノミネートをずっと辞退されていたそうです。
でも、”新人の氷川きよし”を、華やかなステージに立たせてあげてほしいと、レコード会社のスタッフに乞われて、その年、初めてノミネートを承諾されたということでした。
そのため初ノミネートながら大賞受賞となり、また史上初のデビュー曲による大賞受賞となったそうです。
きよしさんの歌唱曲の作詩大賞受賞歴を振り返ってみますと、
第33回「箱根八里の半次郎」松井由利夫
第42回「ときめきのルンバ」水木れいじ
第45回「櫻」なかにし礼
第47回「ちょいときまぐれ渡り鳥」仁井谷俊也
第52回「最上の船頭」松岡弘一
となりますね。
水森かおりさんのアメブロのこの記事にはきよしさんと辰巳ゆうとさんの3ショットがアップしていますが、きよしさんの神妙なお顔がチャーミングすぎて(喜)。
無断転載は認められていないので
こちらをクリックして、画像をご覧くださいね。
https://ameblo.jp/kaori-mizumori/entry-12558676691.html?frm_src=thumb_module
松岡先生、おめでとうございます。
そして、きよしさん、おめでとう!
素晴らしい、素晴らしい20周年に、また素敵な華を添えられて...。
さらに、珠玉の作品を提供してくださった松岡先生に、なりよりのご恩返しになりますね。
ほんとうに素晴らしいです。

