皆様、こんばんは。
「新・演歌名曲コレクション9-大丈夫/最上の船頭-」の発売記念企画のプレミアムイベントに参加させていただきました。
会場はかつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール。
こちらは夜桜演歌まつりや、きよしさんのコンサートでもうかがったことがあります。

イベントの開演は午後2時からですが、その前に11時30分から座席券の引換がスタートします。
わたしとKさんは引換開始時間頃、会場に着きました。
すでに長蛇の列ですが、皆さんのお顔はキラキラしていて(喜)。
なんだかドキドキしながらも幸せな思いになって、Kさんはカフェの列に並んでくださり、わたしが座席券引換の列に並びました。

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※当選のご案内(第1面)です。


応募時に、1名申込と2名申込と2種ありましたが、2名申込だけでも、長机にずらりと受付の係が方6、7名すわっておられました。
スタッフの方に、”それではあちらへ”と誘導された係の方のところにいき、本人確認の上、座席指定券のはいった日本コロムビアさんの封筒、と、握手の順番待つ間、会場で司会の西寄ひがしさんによるリクエスト大会があるので、そのためのリクエスト用紙が手渡されたのです。


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※リクエスト用紙です。


スタート時間の10分ほど前になると、西寄さんがステージ登場されました。
諸注意を説明されると、握手会は2階席後方からスタートする旨の案内をされると、これまできよしさんとご一緒されての忘れられない思い出をお話しされたのです。
1番にお話しされたのは、携帯電話の留守番電話サービスのメッセージで、”auお留守番サービスです”の゛au゛を”ヘイ、ユー!”と聞き違えられたこと。
前日、取材でお世話になった方にお礼の電話をかけられたところ、”どうしよう? 外国の人がでて英語で話しかけてくる”と西寄さんに。
それで西寄さんがかわってかけかれたところ、”先のメッセージの聞き間違えだったことが判明(笑)。
きよしさんは、本気で、外国の方がでられてどうしよう?”と大あわてされていたのでしょうね。

またあるときは、長崎で朝、ジョギングをされて。
早朝から営業しているカステラ屋さんがあり、入られたそうです。
すると、おいしそうなカステラが並んでいて。きよしさんは、これはスタッフに、こっちはバンドの方にとお求めになって、ダンボール箱2つ分にもなってしまったのだそうです(笑)。
ジョギング開始わずか10分。
おふたりは、その段ボール箱をひとつずつかかえてタクシーでホテルにもどられたということでした(笑)。
また、熊本でのこと。
夜、足の向くままに、おふたりでジョギングをしていたら国道にでてしまい、いよいよ歩道もなくなって大型トラックが行き来して、危険な状況に。
その場でしゃがまれ、なんとかマネージャーさんに電話をし、遠くにみえるコンビニのあかりをたよりに夜道をおそるおそる歩かれたとのこと。

もう、思い出が尽きずにあるのですね。
そして、あるコンサートが終わったあと、西寄さんがご自身の楽屋にもどると、ピンクのビニールのひもが床に。
このひもは何だろう? と気になって伸びている先をみると、ユニットバスとトイレの間につながっていて。
そのひもに導かれてそこまでいくと、そこにきよしさんが隠れていて、”わ~っ!”と(笑)。「ね、30曲歌って疲れているんですから、そんなことしなくてもいいのにって、思いませんか?」
皆が大爆笑していると、
「そんな、きよしさんですよ!」
と西寄さん。
ふふ、わかってます。だから、だから大好きなのですもの~。
でも、西寄さん、あらためて素敵なエピソードをありがとうございました。


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※ホールは2階にあります。


皆様、わたし、西寄さんが、このときおっしゃった、”そんな、きよしさんですよ!”という言葉がとてもこころにのこって、この記事のタイトルにもさせていただきたくなったのです。
それで、イベント開始前のことを書いてみることにしました。

ほぼ定刻のごご2時に、きよしさんが登場。
ブルーのツートンカラー(ジャケットの上部とシャツ、蝶タイが水色、広がったジャケットの裾とパンツがブルーです)のスーツをお召しになっていました。
靴もブルーだったでしょうか。そして、ヘアスタイルはウェイブがかっていて、明るい髪色が素敵でした。

「きよしのズンドコ節」
を歌われると、ご挨拶され、さらにアルバム購入のお礼を、
「多面的なアルバムにしたいと思って作っています。
生きがいなんです。だから皆さんが聴いてくださってありがたいです。
ありがとうございます」
と述べられると、
「どうもありがと」
と、突如ひばりさんモードになられ(笑)、さらに、
「皆様、お元気でしたか?」
と、まるでひばりさんのごとくおっしゃり、オープニングからゴキゲンのきよしさんだったのです(嬉)。

先日放送された「第51回 思い出のメロディー」の話題になると、
「怖かったですね~。
リハーサルのとき、”いやだ~、怖いっ”っていってました(笑)。
オープニングからでしたけど、その3~4分前から吊るされていたんです」
と、ずいぶん怖かった様子でした。

西寄さんが、
「きよしさんは15周年記念コンサートのときは、日本武道館の天井からおりてきたじゃないですか」
との言葉に、
「ああ、そうですね。あのときは、ええと」
と、とっさに”ペガサス”がでてこなくて、
「ツタンカーメン?」
とおっしゃると、西寄さんはじめ皆が”ペガサス”と(笑)。
きよしさんは笑いながら、
「そう、ペガサス。
でも、ツタンカーメンにもなってみたいって思ってるんですよ~。
あとはマーメイド!
悲恋の物語を歌ってみたいなって。皆さん、悲恋、お好きでしょ?
結ばれないからいいっていうか。結ばれると、生活感出ちゃうでしょ(笑)」
と。

そして、あらためて7月の20周年記念コンサートについてもふれられ、
「やってみたいこと、たくさんあるんですよ。
武道館(コンサート)は、半年前から準備して、絵とか衣裳とか装置とかセットとか考えて。
好きなんですよね~。
本来は裏方気質ですけど。
やっぱり、オンリー1でいたいです。自分は自分で。
型にはまらずにやりたいことをやっていきたいです。
(それはただ好き勝手をするということじゃなくて)自分は、良い言葉を歌にのせてとどけたいんです。
前向きなメッセージを送っていきたいなって。
そのために、ジャンルにもこだわらず、演歌だけじゃなく、ロックもシャンソンもジャズも歌いたいんです」

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※ホールの入口です。

「地方でのコンサートで、『限界突破×サバイバー』を歌っていると、目が点になっていたり、もう、ペケになったり(笑)。
石像のようになっている方もいらして、ご年配のご主人が、”なんじゃろか”ってカタマッていたり。
最初は、(これまでの自分の歌を聴くために来て下さった方のことを思うと、)ロックを歌わせていただくのは申し訳ないのかなあっていう思いもあったんです」

きよしさんが、そうおっしゃると、西寄さんが、先日の大分でのコンサートにお母さまはじめご親戚の方もお越しになられ、”きれい!”と大分の言葉で感激されていたことをお話しされ、
「それでは、次は激しいロック!」
と言いかけ、皆が、”きゃあっ!”即座に反応すると、
「とは真逆の、『最上の船頭』!」
とタイトルコール(笑)。

「最上の船頭」
を雄大でドラマティッに歌ってくださいました。

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※表玄関です。


あらためて、今回のアルバムの紹介をされ、収録曲名を西寄さんが何曲かあげられると、「兄弟仁義」に反応され、北島三郎さんのマネを披露(笑)。
また、今年をふりかえられ、
「歌うことが楽しくなってきました。
これまでのことを感謝しつつ、いろんな歌を歌っていきたいなって思います。
20年はやっぱり長かったですね~。
全然、休んでないんだもん!
ホルモンバランスがくずれて、ブワーって吹き出物がでてしまったときもありました」

そんなきよしさんに、
「きよしさんは真面目で繊細だから。繊細でガラスのこころ」
と西寄さんがおっしゃると、
「そんなことありません。西さんの方が繊細だなって思うことあります。
自分は意外と図太いんです。
っていうか、図太くなったんですね~」
と感慨深げにおっしゃったので、なんだかじんときたのです。

そして、今、全国のラジオ局行脚をされている西寄さんが、であわれたさまざまなラジオ局の方たち、それこそトップに立つ方もふくめて、多くの方がきよしさんの「メトロノーム」に感動し、共感されていることをおしえてくださると、
「10代を振り返っても、あんまり楽しいことないんです。両親に大事に育ててもらっていましたけど、自分自身に自信がなくて。
勉強も好きじゃなかったし、皆から、”ういて”いたんです。
それで、自分が生きてることが、ダメなんじゃないかっって思って。
ひとりぼっちでした。
そんな自分が歌に出会って、歌で自分を鼓舞することができたんです。
そして、歌は自分を裏切らないと思いました。
だから、『メトロノーム』を歌っているときは、10代の自分、幼少期の”山田清志”がそこにいると思って歌っているんです」

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※表玄関手前に、立派なモーツァルト像があります。


ここで、アルバム収録曲から、「メトロノーム」と、生歌初披露の「雨とルージュ」を歌ってくださることになりました。
この2曲は、じつは双子のような関係のある曲なのだそうです。
きよしさんは、少し言いよどまれてから、
「いっていいのかな、でもいわないと一緒いわないままになる?」
と自問自答するようにおっしゃいました。
そして、かず翼先生が書かれた詩の文字数がどちらもぴったり同じで、入れ替えても歌うことができることをおしえてくださったのです。

そして、
「ここだけの話ですから、もし、このことをブログに書いたら、1千万円払ってもらいます。約束ですよ!」
とおっしゃっていたのですが(汗)、
「1千万円はもらいすぎなので、100円いただきます(笑)」
と、その後、値下げしてくださったので、100円ならお支払いできるので、書かせていただくことにしました(エヘッ!)。
というのは冗談で、このミニライブの後半でもすでにお話しされたことのある話題について、゛ブログに書いたら100円いただきます゛とおっしゃっていらしたので、その背景や事情はそれぞれが想像すればよいことかと考えて書きました。
もし、きよしさんがお金のことをおっしゃらなかったら、絶対に書きませんが。
歌詩をながめて、いろいろな聴き方ができてますます世界が広がりそうですね。

きよしさんは、
「雨とルージュ」
「メトロノーム」
を歌ってくださいました。

その後、「限界突破×サバイバー」の話題になると、勢いあまって、西寄さんにきよしさんのツバが(汗)。
”あっ!”
は、きよしさん。
”キャッ”
はわたしの声(笑)・
だってうらやましかったんですもの!
ファンなら全員そう思いますよね(笑)。

きよしさんは、西寄さんに、”西さん、すみません。歯、ちゃんと磨いてますから”と恐縮しきり。
そんな空気を読み取られた西寄さん、
「いいんですよ、もう、今日はお風呂にはいりませんっ!」
と(笑)。

17日の福岡でのディナーショーの話題になると、
「地元福岡でのディナーショーはすべて演歌でやったんです。福岡、九州のオリジナル演歌をたっぷりと歌わせていただきました」
と、おしえてくださいました。
素敵な素敵な宴だったのですね。

また今月30日にさいたまスーパーアリーナで開催される”アニサマ”1日目に出演されますが、
「衣裳も思いきりやります。ブッ飛んだやつで!」
と予告してくださいました(喜)。
”ブッとんだ衣裳”ってどんななんでしょうね。
今回は参加させていただきますので、ブログにも書かせていただきたいと思っています。

ここで、今月27日にリリースされる「大丈夫/最上の船頭」のニュータイプ(D・E・Fの3種)の紹介をされ、Dタイプのカップリング曲の「あなたがいるから」について、
「あの曲に自分が皆さんにつたえたかった自分の20年間の思いをすべて集約することできて、ホッとしたんです」
とおっしゃっていました。
Fタイプのカップリング曲の「きよしの令和音頭」は、新元号になる5月1日の1週間ほど前、「氷川きよし節」の収録をしているときに、思い立って、すぐにレコード会社の音楽担当の方に電話されたそうです。
それから、かず先生に自分の思いをつたえ詩を、桧原(さとし)先生に曲をお願いして。
もう間に合わないかなと思ったんですが、まにあって5月1日の『氷川きよし節』でながすことができたんです」

きよしさんはこの話題も、”ここだけの話ですから、ブログに書いたら100円いただきます”とおっしゃっていましたが(笑)、すでにラジオやコンサートでもお話しされていますし、お支払額が計200円なら、お友だちのKさんが代わってお支払いしくださるというので、書いちゃいました。

だって、こんな素敵なエピソードをうかがうと、きよしさんがふだんから作家の先生方と深い信頼関係を築かれていることを感じますし、なによりきよしさんのフットワークの軽さや、皆に歌で幸せをとどけたいという情熱に感動します。

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※案内ボードのクローズアップ画像です。


デビューの頃の思い出をお話しされました。
「レコード店をまわって。”うちはおかないよ”っていわれても、笑顔で、”がんばります!”って笑顔でいっていましたね~。
感情を押し殺していたっていうか。
でもそういうことも大事だなって思います。
今は...、うわ、自分、感情を押し殺せなくなってますね(笑)。
でも、いわせていただくときは陰口じゃなくて、”タイマン”でいうから(笑)」
と、セルフフォローされておっしゃったきよしさんでした。

きよしさん、そんなきよしさんだから、”氷川きよし”と、”氷川きよしを愛するわたしたち”をずっと守ってきてくださることができたんだなって、わたし思います。
何かあったとき、からだをはって守ってくださる、そんなきよしさんが、わたし大好きなんです。

最後は、
「大丈夫」
を歌ってくださいました。

歌い終えるとステージ左上方の壁時計の針がほぼ午後3時。
きよしさんは、西寄さんに、
「もう、終わりですか?」
と、2度ほどおたずねに。

「これから握手会がありますから」
との西寄さんの言葉に、”ああ、そうか~”とようやく(笑)合点されたきよしさん。
「それではまたのちほど!」
と退出されたのでした。


スタッフの方の誘導でホールの外にでて、列に並んで、握手の順番を待ちました。
思えばこの時間がいちばんドキドキして、でもいちばん幸せな時間と思います。
その瞬間はあという間にきて、きよしさんのお顔がめにはいった瞬間、宙に足がつかなくなっておりました(汗)。
また、係の方が、”せっかくですから、氷川さんにぐっと近づいてくださいね”なんておっしゃったので、もう~。
でも、武道館コンサートが素晴らしくて今までよりさらにファンになったことを、3秒間に凝縮してつたえさせていただきました。
早口すぎて、きよしさんにつたわったでしょうか?
でも、素晴らしいお耳(聴力)の持ち主のきよしさんですし、うなずいて微笑んでくださったので、きっと思いはつたわったかなあと、自己満足。
だって、この3秒間は、わたしにとっては永遠の3秒ですから。

あたかかで、ホッとするようなしなやかで優しくて大きな手...。
爪は透明で、きれいに輝いていました。


文末に、この日のきよしさんの衣裳はこちらです。
今年の長良グループの「長良グループ 豪華歌の祭典」でのラウンドコーナーで、写メさせていただいた画像を参考まで!

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※「長良グループ 豪華歌の祭典」の夜の部で


24日(土)は、「土曜スペシャル 夏祭りにっぽんのうた 2019」(午後6時30分~)に加えて、「朝だ! 生です旅サラダ」(朝8時~)の放送もあります。
「朝だ! 生です旅サラダ」では、”ゲストの旅”コーナーで、最上川の舟下りをされたそうで、そちらは収録ですが、番組のなかでライブでコメントされるので、大阪の朝日放送さんのスタジオから生出演されます。

きよしさんはお忙しくて大変なこともあると思いますが、わたしたちはきよしさんのおかげで、毎日わくわくドキドキ
幸せな思いですごさせていただいてます。

きよしさん、ありがとうございます。
でも、ときどきはのんびりしてくださいね。

明日は夕方から取材。
長年にわたり、憧れ、尊敬している大好きな方なので、お会いできる嬉しさとともに、やっぱり緊張もします。
でも、平常心ですよね!
しっかり準備をして臨みます。