こんばんは。
深夜の更新です。
大宮ソニックシティでのコンサート・夜の部のオープニング。
「一陣の風」を聴いていて、その歌声の迫力に圧倒されていました。
「♪振り向くな アァ・・・」と2コーラスハーフのこの曲の結びまで歌われ、最後の”ア~”と力強く伸ばしたその声が、ぐんと勢いをまして、胸に飛び込んできたのです。
なんてパワフルで熱い歌声だったことでしょう。
なんて、なんて熱い人...。
以後「白雲の城」からアンコールラストの「きよしのズンドコ節」まで、氷川きよしの呼吸、心臓の鼓動にシンクロするような歌いぶりに惹きこまれておりました。
コンサートツアー12日め。
きよしさんのエネルギッシュな歌唱はとどまることを知らず、7月8日にリリースされる「新・演歌名曲コレクション~さすらい慕情~」について語りはじめると、ほぼ全曲歌唱されるという展開に(喜)。
振りにも力が入り、オーバーアクション(「男の土俵」)や、新バージョンのキメポーズ(「星空の秋子」)で客席をわかせてくださり、トークもはずんで、まさに情熱トークでしたが、帰宅してブログを書き出そうとして、うかんでくるのは、その歌声。
うわーん、どうしましょう。
思いを歌にのせ、ときにはおもいきり言葉をためて歌唱される様に、その楽曲が、歌詩とメロディを超え、さらには歌以上のものになっているというか...。
その素敵さをどう書いたらいいのかしら?
と激しく困って、今の時間になってしまいました。
ごめんなさい。
少しずつ書いてみますね。
セットリストは、わたしが前回参加した茨城県立県民文化センターで歌唱された曲の「花の渡り鳥」が「人情取手宿」にチェンジされていました。
また、曲の入れ替えがすでに何度もおこなわれてきた「面影の都」に始まる、オリジナル曲を披露されるコーナーでは、
「面影の都」、「東京恋始発」、「星空の秋子」、「あの娘と野菊と渡し舟」と茨城コンと同様の4曲が歌唱されたのです。
フルコーラス歌ってくださった「東京恋始発」の疾走感あふれる歌唱に、胸がドキドキしてきて...。
かつて、20代前半のきよしさんが力いっぱい歌唱されていたこの歌を、今これほどまでに情景豊かでスリリングに聴かせていただけるなんて、きよしさんのファンになっていなければ味わえなかった感動だなあと、感激してしびれるような頭の奥で考えていたのでした。
”ふれあいコーナー”で司会の西寄ひがしさんと一緒に登場されたきよしさん。
熱い熱い歌唱は、きよしさんの心そのものだったようで、今度はトークが本音&ノンストップ状態になったのです(笑)。
「昨日、はじめてPASMO(パスモ)を買ったんです。
それまで特別な人じゃないと持てないと(ずっと)思っていたんですが、電車に乗るときに、Oさんが”ここで売ってるよ~”とおしえてくれて。
券売機で買えるんですね~。
知らなかったあ。
(Oさんが)”財布に入れて(タッチして)も大丈夫”とおしえてくれて。
タッチしたら、ピッとなったんで、僕、嬉しくて」
と、その場で、嬉しさに震えた様子を再現してくださいました(笑)。
そして当たり前のようにお名前が出てきたOさんとは、ご夫婦で親しくされているお友達なのだそうです。
「切符を買ってから、そのことをおしえてもらってPASMOを買ったので、切符をどうしよう? って思っていたら、(一瞬駅名をいいそうになって・笑)、駅にいた、あの、プライベートなので駅名はいえないんですけど、子どもをつれたご主人が、”窓口の駅員さんに言ったらいいですよ”っておしえてくれたので、言ってみたら、130円返してくれたんです(笑)。
それで帰りは、”バッグに入れたままでも大丈夫”ってAさんがおしえてくれたので(トライしてみたら)、ピッとなって、また喜んじゃって(笑)」
と、周りのかたに驚かれたらしきこともお話ししてくださいました。
危うく(?)駅名は控えられたものの、Oさん、Aさん(実際はお名前でしたが、ここでは頭文字のイニシャル表記にしました)というお名前が出てきたので、
西寄さんが、”どちらのかたなんでしょう?”と聞いてくださると、
「あっ、すみませ~ん。なんだか皆さんも知っているような気になっちゃって」
と、あまりにも自然体トークのきよしさんだったのです(笑)。
きよしさんは、「行って、ご飯をた食べました」
と端的に(?)お話しされてから(笑)、
「やっぱり、ご飯を食べないとだめですね」
と一言。
昨日は楽しい時間をすごされて、電車で出かけた先で、ゆったりとお食事を楽しまれたことをお話ししてくだると、
「一応、『東京恋始発』つながりで、列車の話をさせていただきました」
と、急にすまし顔でおっしゃった、お茶目なきよしさんでした(笑)。
ここでニューアルバム、「新・演歌名曲コレクション-さすらい慕情-」が7月8日に発売されることが決定したご報告をしてくださり、
”イェイッ!”
と客席とかけ声をかわされると、思いきり高い声で
”イェ~イ !!”
とおっしゃって(笑)、気どらず思いきり喜びを表された、きよしさん、
「今までのシリーズは終わって、新シリーズ、新”ドット”演歌名曲コレクションです」
と、”・”をわざわざ”ドット”と読まれて、ニューアルバムのシリーズ名を告知。
1曲めから紹介してくださいました。
「オリジナル曲の1曲めは『九州恋慕情』です。『さすらい慕情』に出てこなかった(九州の)他の4県を作品にしていただきました。
『さすらい慕情』の続編で、1番は熊本、2番は大分と佐賀、3番は宮崎が舞台になっています」
と、おっしゃり、ワンフレーズ歌ってくださいました。
阿蘇の山並や湯布院、日向岬などの名所が登場するそうです。
2曲めの「石割り桜」は岩手県の盛岡市にある”石割桜”をモチーフにした曲ということで、ワンフレーズ歌唱(喜)。
3曲めの「きよしの大江戸千両纏」の紹介をされると、
明治座さんで演じた”火消しの辰五郎”のキメ台詞である、
”猿若座はお江戸の宝。大江戸八百八町は、俺たち火消しが命を賭けて守るんだ!”
を、迫力満点で啖呵をきるようにして披露してくださったのですが、ほとんど間髪入れずに西寄さんが、
”猿若座はお江戸の宝。大江戸八百八町は、俺たち火消しが命を賭けて守るんだ!”
を、迫力満点で啖呵をきるようにして披露してくださったのですが、ほとんど間髪入れずに西寄さんが、
”辰五郎(タッツゴロウ)!、辰五郎”と、明治座さんでの感動を呼び覚ますように音頭をとられると、場内に一気に”辰五郎コール”が広がりました。
4曲めの「男花」の紹介では、
「すごく好きなんです。男らしくて、荒々しい海の男が描かれていて...。
「すごく好きなんです。男らしくて、荒々しい海の男が描かれていて...。
またイントロがいいんですよ。太鼓(の音)から入って」
きよしさんはそうおっしゃると、イントロの太鼓の音の部分を口三味線で再現してくださり、さらにサビの部分を歌ってくださったのです。
5曲めの「ナツユキソウ」は、包容力あふれる男性の歌だそうで、
「自分の愛する人が嫁さんになって...。
つらいことがあったら、僕がそばにいるから泣きなさいっていうような優しい包容力のある主人公なんです」
と、おっしゃっていたかと思います。
続いてカバー曲を紹介されて、
1曲めの「兄弟船」は、きよしさんの憧れの鳥羽一郎さんの曲。
「オーディションでも必ず歌っていました」とおっしゃり、
「♪おれと兄貴の~ヨ~ 夢の揺り篭さ~」と力をこめて歌ってくださいました。
2曲めの「さざんかの宿」は、大川栄策さんの大ヒット曲で、きよしさんがデビューキャンペーンで瀬川瑛子さんの「命くれない」、鳥羽一郎さんの「兄弟船」とともによく歌われた曲。
「(デビュー)キャンペーンでよく歌っていました。まだオリジナル曲が2曲しかありませんでしたから」
と、ほとんどフルコーラス歌ってくださったのですが、西寄さんが歌に合わせて、きよしさんの後方で舞われて(笑)、それに気づかれたきよしさんに大うけ。
”自己流です”とおっしゃる西寄さんの傍に移動し、きよしさんも膝をついてシナを作るような仕草を真似されたので場内大爆笑でした。
「さざんかの宿」を歌って、”歌が上手ですね~”とほめられて、”お漬物(黄色いたくあんだったそうです・笑)を食べなさい”とすすめていただいたデビューキャンペーン時代の思い出をお話ししてくださいました。
優しい言葉やそいったお心づかいに、真心を感じて、その真心がありがたくて嬉しかったのだとあらためて言葉にされていたのです。
3曲めの「沓掛時次郎」については、「最近カラオケでもよく歌っていて。癒されるんですよ~。股旅ものはいいですね~」とおっしゃり、ア・カペラ歌いだされたのですが、サビの部分まできて、力技を効かせて歌いきろうとされたのですが、”高いっ!”とおっしゃって微調整されたのでした(笑)。
4曲めは明治座さんでの座長公演で歌唱された「リンゴ追分」。
5曲めの「嫁に来ないか」を紹介され、きよしさんが「♪嫁に来ないか~ ぼくのところへ」とワンフレーズ歌いかけると、
客席から、”行きた~い”、”行きた~い!”、”行きた~い!”の声、声、声。
その声に、きよしさんが、”プーッ!!”と吹きだしてしまい、歌唱は中断(笑)。
きよしさんとともに場内大爆笑となったのです(笑)。
きよしさんとともに場内大爆笑となったのです(笑)。
西寄さんが、笑いをこらえながら、
「ちょっと、皆さま。私、そんなかけ声、初めて聞きましたよ」
とおっしゃったので、ますます笑い声は高まりました(笑)。
6曲めは「愛の讃歌」。
ディナーショーでこれまで2回(実際は昼夜あるので4回)歌唱されたでしょうか。
きよしさんがひとりで一生懸命、何かを口ずさんでおられたので、
耳を澄ますと(笑)、
「ピアノ、歌っていらっしゃるんですねっ」と西寄さんがフォロー。
きよしさんはイントロのあと、部分、歌ってあげたいなあとと迷われていたでしょうか。
でも語りかけるように歌い、盛り上げていくシャンソンですから、とっさに部分歌唱しにくいのではないかと思います。
オリジナル曲の6曲めはアルバムタイトルの「さすらい慕情」で全12曲収録されていますが、ボーナストラックとして、松井由利夫先生の遺作「遠めがね」が収録されていることをお話しくださいました。
きよしさんはワンフレーズ歌ってくださってから、
「松井先生が亡くなる1週間前に書いてくださいました。
僕のためにとおっしゃって、1番を書かれて、明日、続きを書くとおっしゃっていたのですが、容体が悪化して書くことができなかったそうです。
僕はこの曲を一生、命ある限り、松井先生の真心を感じながら大切に歌っていきたいです」
と、この曲への思いをおっしゃったのです。
アルバム、ますます楽しみですね。
さらに、アルバムが7月8日発売ということで、”夏もますます忙しくなりそうですね”と西寄さんがおっしゃった流れで、7月28、29日に開催される、”KIYOSHI POPSコンサート”の話題となりました。
「今度のコンサートでは僕の青春時代の曲を中心にして、”激しめ”の曲を歌わせていただきます。
前回も”激しめ”の曲があって、戸惑われているお客さまもいらっしゃるかなと心配していたのですが。
今回はもっと激しくなるので(笑)。
”激しめ”というか、かなり激しくなります。
目が回って、皆さんの目が渦巻いてしまうんじゃないかと、ちょっと心配になっちゃって(笑)」
と、きよしさんはいたずらっぽく笑っておられました。
こちらも、このきよしさん発言で、さらにさらに楽しみになってきました。
思いきり目が渦巻きたいわたしです。
と、ここまでトークで盛り上がったところで、”ふれあいコーナー”がスタート。
当選されたおひとりめは2階席のご主人。
今年2月に定年を迎えられて、奥様と前橋からいらしたそうです。
きよしさんの曲では、「一剣」が特にお好きということで、きよしさんと一緒に歌われました。
ご夫妻の仲睦まじい様子に、
きよしさんが「寄り添って、くっついて何年ですか?」
とお聞きになると、年数をお答えになってから、”思いやりが大事ですね”とご主人がおっしゃいました。
これからはご夫妻で、きよしさんのコンサートにいらっしゃることを楽しみにされているということでした。
次に当選されたのは1階席のかた。小田原からいらしたそうですが、先日の茨城コンでは地元在住の姉妹を誘って参加され、とても喜んでいらしたそうです。
質問は”四季はいつが好きですか?”というものでした。
「やっぱり夏が好きですね~。
海にいって、釣りをしたりもぐったりしたいんですよ」
とお答えになったきよしさんに、
「でも仕事柄、あんまり日焼けできないですよね?」
と西寄さんがお聞きになると、
「はい」
とさびしげにお答えに。
あまりに正直なきよしさんに、
「そんなにさびしそうにおっしゃらないでくださいよ」
と西寄さんも本音をポロン。
なんだかじんときてしまうひとときでした。
西寄さんの優しさに笑顔になったきよしさん、茨城コンにいらした感想をおたずねになると、お姉さまがオープニングの「一陣の風」がよかったとおっしゃっていたそうで、
「フォーラム(昨年の『きよしこの夜Vol.14』)では、『白雲の城』がオープニングだったので、少しひねりをと思ったんですよ。
僕、そういうの好きなんです。
それに僕の心境が描かれていますし、カップリング曲ってあまり歌う機会がなくてかわいそうだなっていう思いもありました」
と、きよしさんも「一陣の風」をオープニング曲に選ばれた思いをお話しくださったのです。
そのかたがこの日はお友達と一緒に来場され、離れた席にすわっておられるお友達のことも紹介されると、きよしさんはていねにご挨拶されて、
「皆さん、どうぞ仲良くされてくださいね。長い間には合わないと思うときもあるかもしれませんが、(それも乗り越えて)ずっと仲良しでいてくださいね」
と、皆におっしゃったのです。
そして、
「西さんと僕、ケンカ、したこと、ないですよ、ね」
と、きよしさんはおっしゃったのですが、
西寄さんのお答えは、
「いや、5回くらいはあります」というもので、
きよしさんは、エッ? と西寄さんの本音トークにちょっぴり驚きながらも、なんだか嬉しそうに笑っておられたのです。
きよしさんの人柄や人徳なのかもしれませんが、”イエスマン”ではなく、きよしさんのためなら本気でぶつかってきてくれるかたたちに、”氷川きよし”は支えられているのですね。
このコーナーの後半の歌唱された「迷い子」、「櫻」の熱唱に癒され、心洗われ、股旅演歌のコーナーでの「番場の忠太郎」の素晴らしかったこと。
歌唱の素晴らしさはもちろんのこと、セリフも染み入るように心にずうんと響いたのです。
オープニングでおっしゃった、
「僕の歌が皆さんの心の奥底に、魂の奥深くにお届けできるように歌ってまいります」
というきよしさんの言葉が、アンコールの「一緒節」を聴いていたとき、思いだされました。
きよしさん、その言葉を違うことなく、といようりそれ以上の、恥ずかしいことに言葉が追いつかないのですが、
素晴らしい歌唱をありがとうございました。
※以上、駆け足の更新で失礼します。
仕事が入ってきそうで、どうなるかしら?と予定がはっきりしなかったのですが、昨日になって、思いのほか順調に繰り合わせができたので、明日のホクト文化ホールでのコンサートに昼夜参加させていただけることになりました。
日にちが変わってからになりそうですが、楽しいコンサートの様子をまた報告させてくださいね。