「日本一の山、富士山が大好きな氷川きよしさんに、日本一美しい歌声を披露していただきましょう。
『ちょいときまぐれ渡り鳥』!」
来年1月13日に放送される「NHK歌謡コンサート」の公開収録が終了したアトラクションでのこと。
高山哲哉アナウンサーの真心のこもった言葉に送られて、白地の裾と袖に渡り鳥が描かれているあのお着物をお召しになったきよしさんが「ちょいときまぐれ渡り鳥」のイントロが流れるなか、ステージ中央に進まれました。
と、突然、黒っぽいジャンパーにハンチング帽を被った小柄な男性がステージに飛び出してきたのです(ドッキーン!)。
 
さあ、そこでいったいに何が起こったのでしょう?
ご心配いただくことのないよう、それが最高のサプライズだったことを先に申し上げておきますが(喜)、年開けての放送を楽しまれたいかたもいらっしゃるかと思いますので、この記事では先に番組収録後のアトラクションの様子、そのあとに”区切りになる目印”を付けて、収録の様子を書かせていただくことにしますね。
 
公開収録が無事に終了すると、収録のチェックがおこなわれていたようで、その間、高山アナウンサーが、客席に降りてきて、お客様に感想をうかがうことに。
通路近くのかた、3名ほどにお話しをうかがいましたが、あるご主人に、
「いつもお越しくださっていますね」
とさり気なくおっしゃると、ご主人は、嬉しそうにうなずかれていました。
NHKホールのような大きな会場でも、お客様のお顔をご覧になり、覚えておられるのですね。
なんだか、きよしさんに相通じるものを感じて、心がほっこりしたのです。
 
今回のアトラクションは島津亜矢さんときよしさんのおふたり。
島津さんは、番組内で歌唱された曲を再度披露。
続いて、きよしさんが白地に渡り鳥が描かれているお着物で登場されました。
収録された番組のなかで、3月に北陸新幹線が開通したら、ぜひ乗ってみたいとお話しされていたので、その流れで新幹線の話題になったのです。
「僕、お正月に(実家の)福岡まで新幹線で帰ることもあるんです」
きよしさんがそうおっしゃると、高山アナウンサーが、
「新幹線ではどんな過ごし方を?」
と聞いてくださいました。
きよしさんは、
「えーと、やっぱり寝てます(笑)」
と、お答えになってから、
「でも富士山が見えるあたりでは起きて、富士山を見ます。
写真を撮って...。
自分が今日、唄う新曲の中にも富士山が出てくるんです。
(富士山を見ると)富士山のようにドーンと地に足をつけて唄っていきたいという決意がわきますね」
と、そんなふうにきよしさんはおっしゃったでしょうか。
高山アナウンサーは、その言葉を受けとめて、
「日本一の山、富士山が大好きな氷川きよしさんに、日本一美しい歌声を披露していただきましょう。『ちょいときまぐれ渡り鳥』!」
と、紹介してくださったのです。
”日本一美しい歌声”...。
そのとき、わたしには高山アナウンサーが真心いっぱいの言葉の花束をきよしさんに贈ってくださったように感じて、嬉しさと誇らしさで胸がいっぱいになったのでした。
 
「ちょいときまぐれ渡り鳥」のイントロが流れてきて、きよしさんが高山アナウンサーに一礼して、ステージ中央に進まれるたタイミングだったでしょうか。そこに突如、黒っぽいジャンパーにハンチング帽を被った男性が駆け寄ってきたのです。
えっ? 
あまりにラフな私服姿だったので、客席からお客様の誰かがステージに上がってしまったと思い一瞬ドッキリしたのですが、それがすぐに北島三郎さんだとわかって、ホッとし、そして、でもなぜ? 
 
「帰ろうとしたらさ、まだやってるっていうからさ」
と、北島さん。
私服に着替えられ、お帰りになろうとしたところ、きよしさんが歌唱されることを知って急いでステージに立ち寄ってくださったのですね。
高山アナウンサーが、急遽、北島さんにマイクを手渡されたかと思います。
「皆さん、氷川きよしくんは、まだ若いですが、ほんとうに素晴らしい歌手だと思って応援しています。皆さんもどうぞよろしくお願いします」
と、そんなふうにおっしゃって、ていねいにお辞儀をされました。
 
一連のバッシングのなか、歌い続けるきよしさんに、北島さんは、客席にいらっしゃる多くの演歌歌謡曲ファン、そしてご自身のファンの皆様に、”自分も素晴らしいと思っている氷川くんだから、バッシングなどうのみにせず、これかからもよろしく頼みます”と、ご自身を支持されている皆さんに、”わたしが太鼓判を押すので、わやしを信じて、氷川くんを応援してあげてください”と、いわゆるお墨付きをくださったに等しい出来事だったと思います。
 
突然のことに恐縮するきよしさんに、
「じゃあ、がんばって!」 
とおっしゃると、観客に、
「じゃあ失礼します」
とご挨拶されて退場されました。
 
あまりのサプライズにメモもなにもとれず、驚きで言葉の細部や細かな記憶が曖昧で、うまく説明できなくてごめんなさい。
 
それにしても、もっとも驚かれたのは、きよしさんだったことでしょう。
「ちょいときまぐれ渡り鳥」を歌唱される前の限られた時間でのことでしたが、
北島さんに激励していただき、握手もされたでしょうか。
ここも記憶が曖昧でごめんなさい。
驚き、恐縮しながらも、嬉しさがあふれだすようなきよしさんの笑顔に、目が釘づけになってしまっていたのですもの。
お許しくださいませ。
 
客席に会釈されて、サッと、舞台下手袖に立ち去れた北島さんの後ろ姿を、きよしさんは目で追いながら下手側にそのまま数歩歩まれて、北島さんの歩いていかれた方へ向かって深々と頭を下げられたのです。
いつもきよしさんのことを励ましてくださってきた北島さんが、ご自身のファンのかたがたくさんお越しくださっている場で、あえてそのようにしてくださったことに、驚き、感激されていたことでしょう。
 
北島さんの、今回、収録した番組のなかで、新たな年も、「心ある歌、魂ある歌を一生懸命唄っていきたい」とおっしゃっていたのですが、その言葉が思いだされました。
 
きよしさんは、そのままステージ中央に戻り、居住まいを正され、スッと前を向いて、「ちょいときまぐれ渡り鳥」を颯爽と唄ってくださいました。
氷川きよしは、なんて多くのかたに愛されているのでしょう。、
そしてその大いなる愛を、またこうして惜しみなく、その歌声を聴く者にくださるのでしょう。
忘れられない出来事でした。
 
 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆ここからは番組の内容になります! 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 
合言葉は、”今日はお正月です”。
放送日が年開けての2015年1月13日ということで、NHKホールでの公開収録がおこなわれました。
「NHK歌謡コンサート」は、ふだんは生放送ですが、今回は放送日まで時間があるので、”番宣”をするそうで、そのための25秒間のPR映像を先に収録することになりました。
「ゲラゲラポーのうた」を歌唱されるキング・クリムソーダの皆さんも出演されていたので、ジバニャンも登場(カワイイッ!)。
出演者全員が勢揃いし、客席にご挨拶されると、客席を背景にして撮影するということで、出演者全員が客席から後ろ向きに(笑)。
きよしさんは、赤、それも真紅色のシルクサテンのスーツに、蝶タイ。シャツはさらに濃い赤、靴は黒のエナメルでした。
ちなみに高山アナウンサーと北島三郎さんは紋付き袴姿でした。
撮影は1発OKとなり、あらためて番組収録の準備が進められ、いったん緞帳がおりました。
バックには総勢50名ほどの混声合唱団の方たちがすでにスタンバイされていたかと思います。
ステージセンター前方に金屏風がセッティングされ、緞帳が上がるとそこには紅白の引幕。
 
「NHK歌謡コンサート」のこの日のテーマは、
”新春歌まつり 2015”でした。
金屏風の上手側に北島三郎さん、下手側に高山アナウンサーが正座され、紋付袴姿のおふたりが新年の口上を披露されました。
緑とオレンジの獅子が登場し、獅子舞を舞うなか、紅白の引幕がサッと引かれると、ステージの階段上に並んだ出演者の皆さんの姿が!
 
”♪年の始めの例(ためし)とて~”
という唄い出しの、 
「一月一日」を全員で合唱されました。
トップバッターはキング・クリムソーダの皆さん。ジバニャンも登場して、「ゲラゲラポーのうた」を歌唱されたのですが、出演者の皆さんもそのまわりでリズムをとり、”♪ゲラゲラポー”での手振りをされたりしているのですが、きよしさんのこのときの、”ノリノリぶり”が最高。スタイリッシュで超かっこよかったのです。
きっと放送時にも流してくださると思いますので、必見でございます(となぜかここかで丁寧語に・笑)。
 
続いてきよしさん。
PR画像を撮影した際のあの真紅のシルクサテンのスーツをお召しになっていました。
惹き込まれそうな甘く深い赤は、情熱家のきよしさんになんてお似合いなんでしょう!
そして、このとき、客席に和服をアレンジした華やかな衣裳のダンサーさんたちが1階席通路に現われました。
新年ということで、
「デビューして今年でまる15年。感謝を込めて、『きよしのズンドコ節』を唄わせていただきたいと思います」
きよしさんはそうおっしゃって、「きよしのズンドコ節」を2コーラス歌唱してくださいました。
1コーラス唄われたあとの間奏で、
「本年もよろしくお願い致します!」
と、きよしさんは折り目正しくご挨拶してくださいました。
ダンサーさんたちがステージに上がられて、きよしさんを盛り立ててくださって、エネルギッシュで華やかな”氷川きよしの唄い初め”となりました。
 
石川さゆりさんが「津軽海峡冬景色」、
May J さんが「Let It Go」、
天童よしみさんが「とんぼり人情」、
水森かおりさんが、吉永小百合さんの「寒い朝」をカバー。
 
舞台下手側のボックス席に着席されて、だいたいおふたりずつ紹介し、歌唱されるという流れになっていました。
”電撃○○”が新年の目標という坂本冬美さんと、2015年にデビュー30周年を迎える島津亜矢さんが紹介されてここで、出演者が舞台に勢揃いしての”鏡割り”。
”寿”とが朱文字で書かれた酒樽が運ばれ、木槌で”鏡割り”をして、皆で新年を祝しました。
木槌は、北島さん、坂本さん、島津さんがお持ちになられていたでしょうか。
坂本さんが「祝い酒」、
島津亜矢さんが師匠である二葉百合子さんの関東一本〆」を唄われました。 
 
来年デビュー50周年を迎える森進一さんが「襟裳岬」を歌唱してくださいました。
トリは北島三郎さん。
黒のタキシードにお召しかえされて、奈落から登場。
混声合唱団と一緒に、「帰ろかな」と「ふるさと」を熱唱されました。
 
最後は出演者が勢揃い。
横一列に出演者が並ぶなか、きよしさんは頭上高く右手を挙げ、客席に向かって、手を振ってくださったのです。
 
 
※皆様、収録の内容は駆け足で失礼しました。
来年1月13日(火曜日)午後8時からの放送をお楽しみに!
また放送されたあとに、皆で語り合いましょうね。
 
今回は、収録後の出待ちもさせていただきましたが、きよしさんもご挨拶やご用事がおありだったようで、9時30分をすぎたころ、プリンスロードを通って帰られました。
きよしさん、素晴らしい感動を、今夜もありがとうございました。
今は、来週の「きよしこの夜Vol.14」が待ち遠しいです。