”いくら聴いても、あきねなぁ~”
と、栃木訛りでおっしゃたのは、宇都宮マダム。
宇都宮市文化会館で開催された、きよしさんのコンサートの夜の部の帰り道でのことでした。
お連れの方に話しかけたその声がわたしの耳にも届いて、ふとその声の主に視線を走らせるとパチリと目が合い、
”ねえ、そうでしょ?”
と、今度はわたしに声をかけてくださいました。
疎らな街頭に照らし出されたふたりのマダムの笑顔はキラキラと輝いていて、
”はい”
とわたしはうなづいたのです。
 
ほんとうに、ほんとうにそのとおり。昼夜の素晴らしい熱唱に感動が止まりません。
わたしは、きよしさんに抱えきれないほど持たせていただいた”感動”を抱きしめながら駅までの道を歩いたのでした。
 
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20日に宇都宮市文化会館で開催されたコンサートに昼夜参加しました。
日本武道館で開催される”デビュー15周年記念コンサート”のチケットがそろそろ発送されているので、ご参加されるかたは、チケットに書かれているのに気づかれているかと思いますが、
”明日への道”がコンサートのサブタイトルになっているそうです。
17日に発売された新曲「ちょいときまぐれ渡り鳥」のAタイプのカップリング曲のタイトルが「明日への道」ですが、先日の「氷川きよし節」で、この歌はファンの皆さんと僕との歌でもあるとお話ししてくださっていましたね。
 
「♪ひとり行くのは 遠い道でも
ともに歩めば 夢の道
人はいつでもひとりじゃないさ
愛し愛され 生きられる
歩き出そうよ明日への道
心に歌を くちずさみ」
 
と思わず1番の歌詩をなぞらせていただきましたが、
きよしさんと歩ませていただいた道、そしてこれから歩ませていただく道が”夢の道”であることを、詩を書いてくださった、いではく先生の言葉のお力をいただき、感じています。
 
日本武道館での”デビュー15周年記念コンサート”の前に開催されるツアーコンサートはこの日が最後。
次はほぼ1か月後の宇治市文化センターでのコンサートになるということ、そして宇都宮市文化会館でのコンサートが2年ぶりだったこともあり、
”待っていたよ~!”という、皆の大歓迎ぶりに、きよしさんのどこからこれほどのパワーが放出されるのかしら?と驚くほどの力みなぎるオープニングとなりました。
セットリストや構成は9月6日の島根県民会館で開催されたコンサートでご報告させていただいたものと変わりませんので、ここではその詳細にはふれませんが、
「ちょいときまぐれ渡り鳥」についてお話しされたときに、
「東海道がふぁぁーっと見えてきて、そこに股旅姿の僕がいて。
後ろに日本一の山、富士山があって、そして朝日が見えるんです」
と、きよしさんのなかにわきあがっているイメージを言葉にしてくださいました。
ああ、そうなんですね。
だから、わたしにも”道”のイメージがわき、聴くたびに、心が晴れやかになり、朝日を浴びたときのように生きる力がみなぎってきて...。
わたし、「ちょいときまぐれ渡り鳥」に、”歌の力”を日々感じているのです。
 
メッセージ&質問コーナーで、客席を隅々までご覧になったきよしさん、”愛犬のきよし”と書かれたボードに目をとめられて、そこには写真も貼られていたのでしょうか(笑)。
きよしさんは、ニコニコと笑ながら、”僕が犬!”となぜかおっしゃって(笑)、
わんちゃんのポーズで「わんっ!」とひと声。
大丈夫、うけました(笑)。
 
そして達筆な文字で書かれた横断幕が目に入ると、
「どなたが書かれたのですか?」
とおたずねになったのですが、お持ちになっていた方のご主人が書いてくださり、ご主人は稲刈りをされているため、コンサートにお越しになれなかったということでした。
司会の西寄ひがしさんが、
”今後、宇都宮市文化会館でのコンサートは田植えと稲刈りの時期を避けたいと思います”
とおっしゃたので、場内大爆笑となりました。
 
このときのトークで、
「今週、新曲を発売させていただいて、おかげさまでめちゃくちゃ忙しいです」
とおっしゃったきよしさん、
「正直、キツイです」
と、本音をぽろり。
と思ったら、首を右に傾け、目をつぶる仕草をされたので、そんなきよしさんをたまらなく愛しく感じたのです。
夜の部では、”クローンがいたらって思います”なんておっしゃっていらしたので、眠る時間も惜しいほどなのでしょうか。
でも、きよしさんのそのときの仕草を思い浮かべると、心がほっこりするのです。
 
トークははずんで、1週間前に訪れた釧路の話題もしてくださいました。
「釧路にはデビュー前とデビュー後にキャンペーンで行ったのですが、コンサートは今回が初めてだったんですよ」
きよしさんにはいろいろなことが思い出されたようで、お隣の西寄さんに語りかけるように、
「楽しかったですね~、嬉しかったですね~」
とおっしゃったのです。
きよしさんは最近、ますます”文字(もんじ)”の力を感じていらっしゃるそうで、
だからこそ忙しいなか、その思いを言葉にし、”きよメール”や”きよし日和”という形で配信してくださっていることをお話ししてくださって。
そして、今回の北海道ツアー(旭川、札幌、釧路)に、お越しになれないあるファンの方からのお手紙が心に深く残ったのだとおっしゃったのです。
「手紙って、すごく励まされますし元気になりますよね。
文字の力って、すごいと思います。
”文字(もんじ)”の力!
今回、札幌の方からお手紙をいただいたんです。
その方は僕のデビューキャンペーンのときにお母さんと一緒に来てくださって、今25歳。
母一人、子一人なのですが、お母さんが3年前に病気で亡くなられて。
でもその後、結婚されて子供が生まれたそうなんです。
ただその子供さんが身体が弱いので、今回はコンサートに来ることができない。
”でも、見守っているからねー、テレビで応援しているから”って」
きよしさんは、そのお手紙を脳裏に蘇らせながらお話ししてくださっているようでした。
その方もまた、”氷川きよし”とともに、”夢の道”を歩まれていらっしゃるのでしょう。
 
このあとのトークで、きよしさんが”老若男女”ときちんと言えないと、
「それだけは15年経っても言えませんね~」
と西寄さんからツッコミが入ると、きよしさんの負けん気が噴出(笑)。
「うるさいよ~」
ですって(笑)。
それから新曲のCタイプのジャケットで着用されている衣裳はフーテンの寅さんが好きなので、そのイメージでと要望を出されて作られたものであることを教えてくださいました。
 
メッセージ&質問コーナーでは10歳の女の子が当たりました。
歌手、それも演歌歌手になりたいというその女の子の名前は”きらりちゃん”。「きよしのズンドコ節」を唄えると、お聞きになったきよしさん、
「唄って。うん、一緒に」
とおっしゃって、
西寄さんがコールを”きらり”でと声をかけてくださって、客席はマイクを使っていなかったので、きらりちゃんのお声はわたしには聞こえませんでしたが、きよしさんが楽しそうで、嬉しそうで、後半は皆も一緒に唄って盛り上がったのです。
「宇都宮限定、”きらりのズンドコ節”でした~」
と、西寄さんの締めの言葉が、またまた大うけでした。
 
子どものときに夢中になったものは?
というような質問に、
ビックリマンが大好きで、土曜日に放送されるアニメを見たり、ビックリマンチョコを買って、オマケが欲しかったので、よくお菓子を残して、お母さんに”食べなさい”と怒られたこと。
ガチャガチャで”キン消し”、20円で”カードダス”を買って集めたことなどなど...。
子供時代のきよしさんが浮かんできますね(笑)。
 
続いて当選された方が、新曲が発売日に、オリコンデイリーランキングで1位になったことを書き添えてくださっていたので、その話題になると、
業界ではCDのセールスが難しいと言われているかもしれないことを前置きされてから、
「希望がなければ、自分(自身)が太陽になることができればと思います。
僕はすべてに対して、これからもあきらめないでいきたいですし。
人生で3回、”氷川きよし”のブレイクをおこしていきたいと思っています。
おこがましいですど、デビューのときに、やはりブレイクさせていただいたと思わせていただいているので、あと2回。
なぜそう思っているかというと、時代時代に(人々が)励まされる歌に出逢いたいから。
僕、それがブレイクだと思っているんです」
 
きよしさん、あなたが歌の道をまっすぐに歩いていく先に、”ギフト”のように、”運命の歌”があらわれるはず。
きよしさんの頼もしい言葉にそんな思いが自然とわいたのでした。
 
18日に収録された「BS日本のうた」は10月5日に放送されるそうですが、きよしさんは「真室川ブギ」という歌を唄われ、とてもお気に召され、アルバムに入れてみたいという思いを抱かれたそうです。
そして、昼の部ではア・カペラで「真室川ブギ」を披露してくださって、大感激でした。
 
昼の部のラストトークで、
「命ある限り、唄ってまいります。
今後とも氷川きよしの歌を愛してください」
きよしさんはそうおっしゃって、静かに頭を下げられたのでした。
昼の部の終演は午後4時半をすぎていましたが、夜の部は6時開演。
アンコールの「きよしのズンドコ節」まで、圧倒されそうな迫力の歌唱を繰り広げてくださった感激とともに、それほど休む時間がとれないままに夜の部に臨まれるきよしさんに、頭が下がる思いがしたのです。
 
でも、夜の部の幕が開くと、そんなことはすっかり忘れ去り、まるで今日、初めてお会いしたかのような新鮮さを振りまいてくださいました。
新曲「ちょいときまぐれ渡り鳥」の話題になると、昼夜ともカップリング曲の解説をしてくださったあと、唄い出しを流してくださるCDに合わせて、きよしさんが唄ってくださったのです。
CDのきよしさんの声に、きよしさんの生の声が重なって、ぴたりと重なるときと、不思議なハーモニーが生まれる瞬間もあって、聴き入ってしまうのです。
 
渋谷のハチ公前交差点に大きな看板を出していることもお話ししてくださって、
「15周年ということで、レコード会社の皆さんもいろいろがんばってくださって、ありがたいですね。
僕は責任や重圧を感じることもあるけれど、がんばるだけです」
と凛としたたたずまいでおっしゃったきよしさんに、ああ、ずっとずっとついていかせていただきたいとあらためて思ったのです。
 
質問&メッセージコーナーのなかで、
携帯で写真をよく撮っているという話題になったのですが、もっとも多く登場する被写体は、西寄さんなのだそうです(笑)。
そして、”今年はどんな秋にしたいですか?”という質問に、
「『ちょいときまぐれ渡り鳥』の秋にしたいです。
食べ物ということでは、銀杏を炒って食べたいです」
とおっしゃっていました。
ギョーザの話題になって、”よく作ります”とおっしゃったきよしさんに、西寄さんが作る頻度をお聞きになると、”年に一度”というお答え。
”それで”よく作る”って言えるんですか?”という西寄さんのツッコミに、
「だって、忙しいから」
と、本音トーク。
なんか、こんなきよしさんて好きだなあ、なんて(笑)。
 
そういえば、「かあさん日和」を唄う前のトークで、さりげなく、きよしさんがお母さまのことを何て呼んでいらっしゃるのか聞いてくださったのです。
最初は、
「お母さんです」
とお答えになったのですが、
あらためて、
「母ちゃんとか?」
と照れ臭そうに付け加えてくださいました。
きよしさんの”母ちゃん”とおっしゃった、優しい言葉の響きが忘れられません。
 
お母さまの思い出を話されたときに、思いが先に立ってしまって言葉がおいつかなかったようで、
”僕の食べかけのお弁当を食べてくれて”との言葉に、くすくすと笑いがこぼれて、だんだん大きくなって(笑)。
舞台袖から、”大丈夫ですか?”という西寄さんのお声が(笑)。
わたし、わかるような気がします。
わたしは子供のころ、家族でも人がお箸をつけたものを食べるのが苦手だったのです。
でもおいしそうなお弁当をいただいたか買ったかしたとき、
「好きなもの、先に食べなさい」
とわたしに言ったのです。
「いいの?」
と聞くと、母は
「うん、何でも好きなもの食べていいよ」
と。
それでわたしは、綺麗なお弁当のなかの自分が食べてみたいものにお箸をつけて。
食べてみたものの好きな味ではなかったものは少しかじっただけだったり...。
そのうちにおなかがいっぱいになって、もうお弁当は最初のように綺麗ではなくなってしまったのですが、母が残りを食べてくれたのです。
わたしは、そのとき、お母さんてすごいなあって思ったことを、今回のきよしさんのお話で思い出させていただきました。
そして、きよしさんもそんなことをおっしゃりたかったのではないでしょうか?
さらにそのこおに加えて、詳しいシチュエーションの説明はされませんでしたが、きよしさんのマネージャーさんも、ある時、きよしさんのお弁当を食べてくださったことがあったそうで、
「女性ってすごいなあ」
ときよしさんは思われたのだと、おっしゃっていました。
 
「かあさん日和」は、人間として原点に戻れる大切な1曲です」
きよしさんがそうおっしゃると、笑い声はすうと消え、しんと、一瞬、沈黙が漂いました。
皆が、きよしさんの歌声を待っていたのです。
心の奥底があたたかさで満たされていくような素晴らしい歌唱でした。
新曲が発売になったので、「きよしのソーラン節」が、ワンコーラスになり、ふたたび、「ちょいときまぐれ渡り鳥」を2コーラス唄ってくださったのでした。
 
きよしさんは夜の部のラストトークで、
「15周年ということは歌手として15歳になったということですね。
20周年を目指して。
早く二十歳(はたち)になりたいですね。
20周年に向けて、ホップ、ステップ、ジャンプで、がんばります」
そうですね、20周年=二十歳(はたち)。
20周年で、”氷川きよし”は歌手として成人するということなのだとあらためてきよしさんの言葉から思ったのです。 
 
昼夜、どこからこれほどの声が出るのかしら? とわたし思ったのです。
夜の部の「愛燦燦」では、心がふるえて、涙を止めることがてきませんでした。
どの曲のときだったでしょうか?
感動でぼうっとして久々にペンライトを落としてしまったり(汗!)。
きよしさんの熱唱&真心トークに幸せいっぱいのわたしでしたので、足に羽が生えたのではないかしら?
と思うほどに足どり軽く帰途に着いたのです。
 
以上、駆け足での更新で失礼します。
今日は午後2地から 東京ドームシティ ラクーアガーデンステージで、新曲発売記念イベントですね。
わたし、午前中からずっと仕事なのですが、何とか駆けつけたいという思いでいます。
また、諸々ご報告させていただきますね。
もちろん、お仕事も、ちゃんとがんばります!