「お待ちかねの氷川きよしさんです!!」
高山哲哉アナウンサーがそうおっしゃると、着流し姿のきよしさんが登場されました。
コンサートで着用されている黒地に南天(ですよね)が描かれた着物をお召しになって、「NHK歌謡コンサート」の終演後のアトラクションのラストを飾っての登場です。
大きな歓声、またたくペンライトの光...。きよしさんはそのすべてを身に受け、それらに包まれているかのように一瞬たたずんだのです。
そして、すっと姿勢を正して、
「皆さん、オープニングの拍手と声援、すごくうれしかったです。ありがとうございました」
とお礼をおっしゃり会釈されました。
客席からはさらに大きな声援が起こりました。
この日のアトラクションで唄ってくださったのは、「大利根ながれ月」。
高山アナウンサーとのトークも弾んで、リラックスムードでの歌唱に、酔わされました。
唄い終えると、お酒を飲む仕草をしたあと、“おっとっと~”という感じで、酔っぱらって足元がフラフラする様を演じてくださる、大サービス&お茶目ぶりでした。

生放送でのトップバッターでの歌唱(「ときめきのルンバ」)に、昭和の名曲のカバー(「哀愁列車」)という大役を見事に果たされて、自然と笑みがこぼれるきよしさんだったのです。

放送前のディレクターさんによる前説での出演者紹介の折、例によって(?)
“分け隔てのない拍手をお願いします”
と言われていて、もちろんそのつもりだったのですが(きっと皆さんも)、きよしさんのお名前を聞いたら、うれしさのあまり力が入ってしまって(笑)。
きよしさんへの拍手は最高の大音量になってしまいました。

そして、あのオープニング。
「ときめきのルンバ」のなんて素晴らしかったことでしょう。
かけ声、帰宅して録画を見ましたが、すごい大音量でしたね。
でも、皆さま、NHKホールではあんなもんじゃございません。
すわっている座席ごと、浮き上がりそうなほどでした。
きよしさんに皆の思い、届いたと思います。

と、今、新幹線のなかで投稿しているのですが、車窓にまだ少し雪をかぶった富士山が。
雨のなか、東京駅を発車したので、期待していなかったのですが、段々晴れてきて、なんと雲の間から見えたのです。
今、ブログを書きながら思い描いていた、愛しいあの方と、その麗しさ、勇壮さが重なって、しばし見惚れてしまいました。

さて、話題をふたたび昨夜に戻しますね。
きよしさんは、番組の中盤で「哀愁列車」を披露してくださいましたね。
白のタキシードから黒のタキシードにお召し替えされての登場でしたが、なんでこの世にこんなに素敵な人がいるのかしら? と思わずにはいられませんでした。
きよしさん、素敵なのはうれしいのですが、でも、あんまり素敵すぎると困っちゃうの。
こんな気持ち、きよしさんにはわかってもらえないでしょうね(涙)。
そんなしょうもないことを考えているそのとき、きよしさんは、ステージ下手のボックスシートに着席されて、ライトが当たっていないとき、一度だけお口をパックン!とさせたのです。
そしてトークのあとで、ステージ中央に移動されると、暗転したままでしたが、きよしさんが歌唱に備えてお口をもう一度大きく開け、両肩を上下させ、緊張を解きほぐそうとしておられるのが見えました。
そして、さらに真っ暗ななか、きよしさんが客席に向かってていねいにお辞儀されたのです。
まだライトが当たっていなかったのでシルエットだけしか見えなかったのですが、忘れられない美しく、胸熱くなる光景でした。
そこで、パッとライトが当たってきよしさんがテレビに映し出されたのです。
きよしさんは、さらにお辞儀をされて「哀愁列車」のあの魅惑の歌唱を聴かせてくださいました。

この世の中の全ての闇を明るく照らし出すような素晴らしい歌声に、たまらない幸せを感じさせていただいたのです。

話題が前後しますが、終演後のアトラクションでの高山アナウンサーとのトーク。
「歌手として、ときめくのはどんなときですか?」
との高山アナウンサーの問いに、
「(懐メロなどを)唄って、お客様に拍手をいただいたとき」
と、きよしさんはお答えになっていたかと思います。
今日、5月21日に発売される「氷川きよしの昭和の演歌名曲集」の話題も出て、
「ここは、がんばりましたっていうところは、ありますか?」
と聞いてくださったのですが、
“う~ん”と思案するきよしさんに
「すべてですか?」
と助け船。
となれば、きよしさんの答えはもちろん、
「すべてです(笑)」
もう、助け船、出しちゃダメです!
なんて、高山さん、ごめんなさい。
いつも一生懸命な高山アナウンサーに、きよしさんは、
「気負わず自然体で唄わせていただいています」
と、本音トークをしてくださいました。

わたし、山野楽器さんですでにCD受け取ってきました。
くじ引きの際、ちょっと楽しいことがありましたので、またその報告、あらためてさせてくださいね。

最後に。
あまりにも鮮やかで、堂々とした歌唱に心晴れ晴れとさせていただきました。
氷川きよしの素晴らしさに心の底から惚れ惚れとしたのです。

それなのに、こんなことを書いてよいものか迷ったのですが、
わたし、きよしさんが、わたしなどの想像を絶するほどに深く傷つかれていることも感じてしまい、それなのにあれほどの見事な歌声を聴かせてくださったことに、やるせない思いがしたのです。
帰宅してから番組の録画や「無法松の一生」のPVを見て、観覧のご報告を書こうとしたのですが、気持ちがまとまらず、進みませんでした。

でも、今朝、明るくなって起きようとしたとき、きよしさんの声が聞こえてきたような気がしたのです。
「氷川きよしもがんばっているんだから、わたしもがんばろうと思ってくださる方が、お一人でもいてくださったら、僕も唄っている意味があるという気持ちにさせていただけます」
きよしさんは、これまでもよく
そうおっしゃってくださってきました。

きよしさん、
そうですね。
ローな気持ちにとらわれず、今日できること、わたし、ちゃんとがんばります。

皆さま、
今日から、「咲かせて きよし 歌の花」は、記事をアップした日はお休みさせていただきます。
でも、皆さま、当面はきっと「氷川きよしの昭和の演歌名曲集」をお聴きになられるのに夢中ですよね。

では、またお逢いしましょう。

明日は奈良で愛しい方にお逢いしてまいります。

※ちなみに昨夜の放送終了後のアトラクションは、八代亜紀さんと長山洋子さんでした。
おふたりの詳細、すでに旅の途中のため、ご報告できなくてごめんなさい。