昨夜、遅くに帰宅したのですが、まだ起きていた父から、俳優の蟹江敬三さんの訃報を聞きました。
昨年の「あまちゃん」での船乗りのおじいちゃん役がすぐに思い出されましたが、蟹江さんが悪役を演じることが多かった時代に、テレビで蟹江さんを見て、子供心にただならぬ狂気や迫力を感じて、この人はいったい何なのだろう? と思い、悪役の気持ちというものを初めて考えさせられたのです。
思えば最初に俳優という仕事を意識させてくださったかたかもしれません。
以後、昨年の「あまちゃん」に至るまで、”蟹江さんが出演するドラマは見たい”と、ずっとずっと思い、見続けてきました。
「あまちゃん」でのおじいちゃん役もそうでしたが、生涯セクシーさを失わないかたでした。
 
今日の新聞の訃報の記事で、蟹江さんは、わたしの心のお師匠さまである蜷川幸雄さんと、若かりし日に一緒に劇団を立ち上げたかたであることや、その後は”ひとりで歩いていく”とフリーの道を選ばれたことなどを知りました。
孤高の道を歩まれ、生涯、第一線を現役で歩まれた蟹江さんの早すぎる死に悲しさと寂しさを感じずにはいられませんが、今のわたしの心に、きよしさんの「七つ星」が響いてくるのです。
 
 
先月の19日には、大好きなイラストレーターであり作家である安西水丸さんが旅立たれて、ぽかっと心に穴が開いたような気持ちでしたので、今はその穴が、さらに大きくなったように感じています。
安西さんのイラストには一目惚れでした。
ご自宅で執筆中に倒れて帰らぬ人となったそうで、生涯現役。仕事はもちろんやりたいことをたくさんたくさんお持ちだったことでしょう。
数年前、神田のお蕎麦屋さんで安西さんをお見かけしたことがありました。
写真でしか見たことがありませんでしたが、ぼやっとしているわたしにしては、珍しくすぐに安西さんとわかったのです。
お天気のよい日で、窓に近い角の席にすわっていたので木漏れ日が差し、どなたかと打ち合わせをしている様子で、声が聞こえる距離ではありませんでしたが、壁を背にして座っているそのたたずまいは、安西さんの作品から受けていた印象とごく自然に重なるものでした。
 
 
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わたし、安西さんが翻訳された「ハリーズ・バー」という本が大好きで、いつも本棚のとてもよく見えるところに置いています。
その背表紙が視界に入るだけで幸せになるような、大好きで大事な本なのです。
 
今、とても寂しい思いですが、
”人生常にチャレンジしてやるだけやりなさい。そして楽しんで生きていきなさいよ”と、おふたりの後ろ姿が語りかけてくださっているように思えるのです。

今日は、「七つ星」を聴きながら、感謝を捧げ、ご冥福をお祈りしたいと思います。
 
懐かしい画像とコメントを見つけたので、次回は小沢昭一さんときよしさんのことを書き、延ばし延ばしになっている、西條八十さんのことや、うずしお通信は週明けに書いていきますね。

明日は、きよしさんは米子コンベンションセンターでコンサートですね。
今夜、できれば、昨年、訪れた米子の画像をお届けしたいです。