「ホッとして...」
「NHK歌謡コンサート」の放送終了後のステージで、ミッドナイトブルーのサテンのスーツに着替えて登場された「きよしさんはそうひと言おっしゃって、清々しい笑顔で客席を見渡されたのです。
いっそう高まる声援に、きよしさんもさらに晴れ晴れとした笑顔で、うなづき、応えてくださっていました。
ジャケットのエリと帳タイ、カマーバンドは黒のサテン、シャツはピンタックが細かく織り込まれた白。靴は黒のエナメルでした。
「ありがとうございました。
皆さんに盛り上げていただいたので、テンション上がっちゃって(笑)」
生放送終了後の歌のプレゼントのコーナーで、坂本冬美さん、長山洋子さんに続いての登場となりましたが、
長山さんが舞台袖に戻られるや否や、客席には一気にペンライトがまたたいて、”きよし君!”、”きよし君!”と声があちこちでし始めました(喜!)。
そんな会場の様子に高山アナウンサーが、
「じゃあ、皆でお呼びしましょうか」
と言い、音頭をとってくださり、皆で、”きよしく~ん!!”と呼ばせていただいたのでした。
  
皆さま、昨夜放送された「NHK歌謡コンサート」、ご覧になりましたか?
そして先に、「大利根ながれ月」がオリコンシングル総合チャートで初登場第2位となりました。
おめでとうございます!
15周年、最高のスタートとなりましたね。
「大利根ながれ月」が、さらにさらに多くのかたのお心に届きますよう、わたしたちも心をひとつにして応援がんばりましょうね!
 
さて、では「NHK歌謡コンサート」の話題に戻ります。
オープニングの「情熱のマリアッチ」と「虹色のバイヨン」のメドレー歌唱、素敵でしたね。
その2曲に描かれている切なくもロマンあふれる世界観に、あらためて酔いしれておりました。
「情熱のマリアッチ」になぜにこんなにまで心躍らされるのでしょう?
そして、大げさでなく、「虹色のバイヨン」の歌詩の一言一句が好きなわたし。
聴くたびに、わたしの胸にも熱いロマンの灯が消えずに存在していることに気づかされます。
この日のテーマの 「心ゆさぶる 愛の名曲」とは、水木れいじ先生が書かれたこの2曲のためにある言葉と感じ入ったのでした。
 
そして新曲「大利根ながれ月」の初生歌披露でしたね。
黒無地の着流しに染め抜き紋。
石川さゆりさんが「飢餓海峡」を歌っていらっしゃるときに、出演者の皆さんは舞台下手のボックスシートに着席されていったのですが、そこに登場されたきよしさん、髪をスッキリと横わけにされ、黒無地の着流しというキリリとした出で立ちでしたから、石川さんの歌に聴き入りながらも、目はきよしさんに釘付けになってしまったのでした(石川さん、ごめんなさい)。
 
だって、きよしさんのこんな姿を見せていただけるなんて、わたし、今日まで生きてこられてよかった!
と思って、驚きと感激で胸がいっぱいになってしまったんですもの。
どんな衣装で登場されるのか、とても期待していたのですが、まさかまさか黒無地の着流しとは思っていませんでした。高山アナウンサーの紹介を受けて、ステージ中央に歩いていくきよしさんの飾らない裾さばきも、きよしさんらしく感じられて、心がその瞬間解き放たれたようになったのです。
 
石川さんが「飢餓海峡」を歌い終えられると、テレビの画像にはきよしさんと高山アナウンサーが映し出されたかと思いますが、きよしさんは、まだとても緊張された面持ちに見えたのです。
高山アナウンサーが15周年を祝してくださり、きよしさんがその思いを言葉にされ、新曲で13年ぶりにメジャー調の股旅演歌を唄うことや、股旅の世界の勧善懲悪の魅力をお話ししてくださっていましたね。
皆さまもご覧になったように、言葉を少々噛まれても、ご自分でそのことを笑ってフォローされたり、高山アナウンサーの問いを、えっ?と聞き返されたりして、前川清さんに”かわいい!”なんて言っていただきましたが、きよしさん、きっと、とてもとても緊張されていたのでしょうね。
 
このコーナーの直前、石川さんが「飢餓海峡」を歌っていらっしゃるとき、ボックスシートに着席されたきよしさんは、ものすごく強ばったお顔をされているようにわたしには見えたのです。
その次にきよしさんが「大利根ながれ月」を唄われるという構成ということをわたしは知りませんでしたが、間もなく新曲を生放送で初めて唄うとなれば誰だって緊張して当然の状況。
一瞬なので、よくわからなかったのですが、きよしさんが右手をお顔の前で数度振られたので、えっ、何で~?と、そこからはずっときよしさんの一挙手一投足を見つめずにはいられなくなり、そのうちにおこがましいのですが、ドキドキして息苦しくなってきてしまったのです。
きよしさんはそのとき、まさに自分自身と戦っていらしたのでしょう。
その強ばった面持ち、厳しいまなざしを見ていたら、「一剣」に描かれた剣士の姿と重なって...。
剣士が命を一振りの剣に懸けて戦うように、氷川きよしは今まさにマイクにその命を懸けて唄おうとしているのだということに気づかされたのでした。
 
きよしさん、あなたは今これから、生きるか死ぬかの大勝負をしようとしているのですね。
ご自身に何を問いかけていらっしゃるのですか?
 
そんなきよしさんをもう少し見つめていたいという思いと、早く明かりがついてほしいという思いが同時にわいてきて、いっそう息苦しくなっていたのでした。
その直後、テレビに緊張した面持ちのきよしさんが映し出されたことになったかと思います。
 
いよいよ唱い出されると、その素晴らしい歌唱に聴いていて心がスカッとして、もちろん少し前に勝手に感じていた息苦しさなど一昨日の出来事のようにどこかに吹き飛び、その晴れやかさに心地よくなっていったのです。
 
さらに「大利根ながれ月」のきよしさんの振りに、歌は、肉体という楽器が奏でるものであることをあらためて感じさせられますし、きよしさんのおかげでつま先フェチになってしまったわたし。
またも白足袋履きのきよしさんの足元に目がいっておりましたが、歌唱に合わせてトトン!とその足先が動いて、ますますうっとりさせられたのでした。
 
都内でも午後から雪が降ったので、このような天候のときは空席が目立つものだそうですが、この日はもちろんそのようなことはありませんでした。
終演後の歌のプレゼントのコーナーで、高山アナウンサーと坂本冬美さんの会話のなかでそんな話題が出たのですが、
「だってきよし君が出るんですもの!」
と坂本さんはおっしゃり、
きよしさんのファンは、きよしさんの応援はもちろんのこと共演者の皆さんにも声援を贈ってくれるとほめてくださっていました。
冬美さん、そんなことありません。わたしの周りには冬美さんファンの方もたくさんおられましたから。
 
さて終演後の歌のプレゼントコーナーのトップバッターは坂本冬美さん。
「男の火祭り」を唄ってくださいました。
 
続いて長山洋子さんが登場。
昨年、娘さんが七五三を迎えられたことや、この日は大安だったのでお雛様を飾ってこられたことをお話ししてくださいました。
そしてデビュー30周年記念曲、 「もう一度・・・子守歌」を唄ってくださったのです。
 
そして皆さま、この記事の冒頭に待ちきれず、書いてしまいましたが、きよしさんの登場となったのでした。
そのお顔を見ただけで、きよしさんがその日の歌唱に、ご自身で満足されていることが感じられ、嬉しくなったのです。
きよしさんは皆の声援のおかげでテンションが上がったとお礼をおっしゃられ、でも思わず、"(今は)ホッとして”という言葉も出てきたのでした。
15周年の話題になり、高山アナウンサーに祝していただき、励まされると、
「心ない人から、”消える”と言われたこともありましたからね(笑)。
(そんな僕を心ある方々が応援してくださいましたから)、
受けたそのご恩をお返ししていきたいですね。
僕にとって恩を返していくというのは、歌を唄い続けていくことですから」
と、そんなふうにおっしゃっていたかと思います。
 
さらにそんなきよしさんの元気の秘訣(素?)についても聞いてくださいました。
「面白いことを言ったりする」
そうおっしゃったきよしさん、”具体的には?”とさらに聞かれると、
「オナラ!」
とひと言(笑)。
ドッと客席がわきました。
きよしさ~ん、数十分前に同じこのステージで命懸けの勝負をされたのでしたよねっ!
わたし、笑いながら、心のなかでそう唱えていました。
 
皆さま、嬉しくなりますね。
きよしさん、終演後にはそんなにまでリラックスされていたのですもの。
そして、
「いつまでも子どもの心を忘れたくないと思っていますから。少年のような心を持ち続けて、やっぱりこういう仕事をしているので、夢や明るい希望を、マイクを通して(歌で)届け続けていきたいです」
きよしさんはそのようにおっしゃって、
「満天の瞳」を唄ってくださったのでした。
大きく振ってくださるきよしさんの手に合わせて、客席で瞬いているペンライトも揺らめいて...。
ああ、なんて、きれい!
そして、きよしさんが、なんて幸せそうなのかしら。
きよしさんの愛いっぱいの歌声とこぼれるような笑顔に包まれて、全身で幸せを感じたのでした。
 
終演後、出待ちをしました。
スタジオパーク付近で、何かの番組の撮影があるようで、ライトがすでにセッティングされていたため、カラーコーンとポールでその部分を仕切って、その向こうから列ができていました。
きよしさんを乗せた車はそのためいつもカーブする地点よりもっと先でカーブすることになったのですが、スーッと直線を走ってこられたと思ったら、”ぐいいー”という感じでカーブして、皆が思わず歓声を上げるくらい、列に近づいて車を走らせてくださったのでした。
どなたが運転されているのかわかりませんが、もう職人技(?)です。
近づいてくる前から車の中できよしさんがペンライトを振っていらっしゃるのが見えましたが、近づいてきて、すでに全開されている窓からは、笑顔で”うん、うん”とうなずいておられるきよしさんが見えたのでした。
 
きよしさんをお見送りさせていただいたあと、明治神宮のほうに向かって歩いていきました。
 
この日は代々木第一体育館で三代目 J Soul Brothers さんがコンサートを開催されていたので行きはその付近はいつになくにぎわっていましたが、わたしが通りがかったときはまだコンサートの真っ最中。あたりはしんとしていて、帰宅する方をピックアップする何十台もの車が駅までズラリと一時停車しているのを目にしたのです。
 
そのとき、代々木公園沿いの街路樹に残っていた雪が落ちてきて、驚いた瞬間、空を見上げるとすでに星がまたたいていました。
その星が、今しがた間近で見つめさせていただいたきよしさんの瞳の輝きと重なって、またも幸せな気持ちに包まれたのです。
 
以下は余談です。
NHKホールの自販機にこのようなものが。
 
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”ホット ジンジャーエール”なんです。
外は寒かったのですが、いざホールに入るとものすごい熱気でしたから、冷たいものを飲みたくなっていたのですが...。
うーん、やっぱりすごく気になる。
というわけでトライしてみました。
 
いざ缶のふたを開ける段になって、ほんとうに吹きこぼれない? 大丈夫?
と、何だかこんなところでも、またドキドキしちゃって。
ほんと、わたし、恥ずかしくなるくらいおめでたいですねー。
 
お味が新感覚かどうかは、ぜひ皆さま、ドキドキ感とともに一度ご賞味くださいませ。
ジンジャー入りですから、からだがとってもあったまりますよ。
 
※と、ここで、ごめんなさい。
2月2日の夜の部のご報告は、今夜になりそうです。
明日は防府市公会堂でコンサートですね。
山陰地方のかたはもちろん、九州からも参加されるそうですね。
ご参加の皆さま、素敵な時間をきよしさんとお過ごしくださいませ。