氷川きよし様
2014年2月2日。
デビュー15周年、おめでとうございます。
 
心からの感謝と祝福を贈らせてください。
今回、お祝いメッセージをまとめさせていただきましたが、そのなかの北海道のYさんのメッセージに、
”氷川きよし様
これからも私たちをよろしくお願いします”
という言葉が書き添えられているのを見て、なんて私たちファンの心を表す素敵な言葉なのかしらと感じ入ったのです。
ほんとうに、そのとおり。
きよしさん、
どうか、これからもずっとずっと私たちをよろしくお願い致します。
Yさん、勝手に拝借してごめんなさい。
 
さて、皆さま、昨夜、中野サンプラザホールでのきよしさんのコンサート、夜の部に行ってまいりました。
ホール入口横に、きよしさんの色紙が飾ってあり、
「十五年 有り難う ございます 氷川きよし」
と筆で書かれ、左上には「大利根ながれ月」のステッカー、その下に15周年のロゴマークのスタンプが赤インクで押されてありました。
司会の西寄ひがしさんいわく、今宵は”デビュー記念日イブ”!。
いよいよ明日(この記事を書いている今はもう今日ですが)、デビュー記念日を迎え、15周年に突入する前日の、きよしさんの思いが伝わってくるようで、開演前からじんときてしまったのです。
オープニングの「満天の瞳」で、きよしさんはステップを降りる前に、スッと顔を上げて前方を見据え、うなずくような仕草をされたのです。
その様子が、”さあ船出だ!”ときよしさんが心のなかで唱えていらっしゃるかのように、わたしには感じられたのでした。
28日の神戸でのコンサートからこの日まで休みなくステージに立ち続けているきよしさん。
生身の人間なのですから、疲労していないはずはありません。
でもそんなことを少しも感じさせない、今にもはじけそうなエネルギーがその歌唱にみなぎっていたのです。
 
オープニングトークで、
「何とか今日まで唄ってこられたという気持ちです。
心あるスタッフ、応援してくださる皆さんに支えていただいて今日まで唄ってこられました。
心より御礼申しあげます。
ありがとうございます。
そしてこれからがスタートです。
15周年に誓います!
氷川きよしが今年1年、より成長できるようにがんばります。
20周年を迎えられるようにがんばります」
きよしさんは左手を高く掲げて、そうおっしゃったのです。
 
きよしさんは大好きな「桜梅桃李」という言葉について、少しお話ししてくだいました。
桜にも梅にも桃にも李にもそれぞれの特性や良い部分があって、それは人もまた同じ。
他人と比べることなく、それぞれの特性を見つけて伸ばしていけば良いというような意味かと思うのですが、きよしさんは、
「おひとりおひとりが、それぞれ素晴らしいのです」
と、そんなふうにおっしゃったかと思います。
 
1月29日に発売された新曲「大利根ながれ月」の話題になると、
”待ってました~!”
と男性の声が客席から飛んできたのですが、きよしさんはその途端、そのお顔を輝かせて、
「その言葉を(僕も)待ってました!」
と左手を前に差し出して、かけていただいた言葉を受け止めるようにされたのでした。
 
「大利根ながれ月」を唄っていて、きよしさんにはどんどん平手造酒(ひらて みき)の人物像が浮かんでくるのでしょう。この日は平手造酒の話題で盛り上がったのです。
「平手は江戸時代の剣豪ですが、お酒が好きで、いつも徳利を提げていたんだそうです。
きっと徳利の中味は”白鶴まる”だと思いますが(笑)。
それで結核の病を患って35歳で人生の幕を閉じるのですが、彼はもともとはいわゆるエリートだったんですよね。それが酒であれして(身を滅ぼしてかな?)渡世人になってしまったんですね。
でもそれでも彼は義理人情を忘れなかった。
彼は、あのお方は...。
股旅の世界には、人間にとって大切なものがあります。
勧善懲悪の世界観も、なんともいいですなあ...」
きよしさんが平手造酒のことを、”彼”、”あのお方”と自然とおっしゃるのを聞いて、すごいと思ったのです。
きよしさんは、今そこまで平手を身近に感じて平手の心に寄り添いながら「大利根ながれ月」を唄っていらっしゃるということですものね。
「大利根ながれ月」、これからがますます楽しみになってきます。
そして昭和の名曲のコーナーでは、「王将」がフルコーラスになって、「君こそわが命」はしばしお休みでした。
 
「教えて きよしくん」のコーナーになると、
「今日は朝から感動しちゃって。
ここまでよく唄ってこられたなあって。
心も変わりゆく世の中で、皆さんに支えていただいて、本当に嬉しいですね」
きよしさんが頬を少し紅潮させてそうおっしゃると、客席のあちこちから歓声とかけ声がわき起こって、きよしさんはその声とキャッチボールするように、
「いつもありがとうございます。忘れません、その真心は!」
と言葉を交わしていたのですが、突然、
「がんばるよん!」
と明るくおっしゃったのでした。
「中野サンプラザはいいですね。23歳のときに初のワンマンステージ(チャレンジステージ)をこのホールでやらせていただきましたけど、こんな大きなところでやらせてもらえるのはこれが最後になると思っていました。
ところがどっこい、沖縄からコンサートツアーが始まって、次の年はないだろうなと思っておたら、またさせていただいて、気がついたらコンサートツアーを10年させていただいています。
僕も生身の人間ですので、すごく(調子の)いいときも、逆にすごくよくないときもあるので。
皆さんに心配させてしまうことがいちばん悲しくて辛いので、いかにこのステージの上で元気に明るく唄って、皆sなに生きる上で大切なものをご提供させていただけるかを考えています」
きよしさんは、きっぱりとそうおっしゃってから、
「皆さん、またこれからも、ずっと一緒にいてください」
と、さらに言葉を継がれたのでした。
 
西寄さんが登場すると、もうトークはノンストップ状態!
きよしさんが西寄さんをじっと見つめるので、
「そんなに見つめると、ドキドキしちゃいますよ~」と苦笑する西寄さんでしたが、きよしさんはお顔にあるものの痕が付いていないかを気にかけていらしたのでした。
昼の部が終わったあと、マッサージを受けられて、そのときにマッサージ専用ベッドのお顔の部分に空いている穴に、お顔を乗せていたら、顔に輪っかのような痕がついてしまって、まだ完全にはとれていなかったようなのです(笑)。
「顔に輪っかできているんです。もう完全に”便器マン”? ”トイレマン”?」
とおどけておっしゃって、またも西寄さんをあわてさせるきよしさんでした。
ここで舞台に運ばれた椅子にお2人が腰かけるのですが、きよしさんは、西寄さんに先にすわっていただくようにお願いしたのです。
西寄さんが座るのにあわせて、”ぷう~”と、オナラの音を真似てみせたきよしさんでしたが、さらに、
「僕にもやってください」とおっしゃって、意気揚々と椅子に腰かけられたのです。
西寄さんは、もう仕方ないなあという感じで”ぷう~”と音を立てたのですが、
「そんなことやっている場合じゃありません」
と軌道修正されたのでした(笑)。
 
質問のおひとり目は横浜のかたでした。
15周年の抱負をお聞きになられていたのですが、素敵なお祝いの言葉に感動されたきよしさん、質問用紙に、チュッ! チュッ! とキッスされたのでした。
もう、いや~ん、質問用紙にでもドキドキしちゃいます。
なんてこと言っている場合ではありませんね(笑)、
「人間なかなか成長できるものではありませんが、1歩1歩、誠実に真剣に、誰に対しても尊敬の意を持って、感謝の気持ちを抱いて唄って。心ある歌手になりたいです」
きよしさんは言葉を選びながら、その思いを語ってくださったのでした。
きよしさんが自分はまだまだで欠点だらけの人間だというようなことをおっしゃると、
「きよしさん、何ひとつ欠点なんかありませんよ」
と西寄さんがフォローされたのですが、そんな西寄さんを、
”本気でそんなふうに思っているわけ?”
とイタズラっぽいまなざしで西寄さんにグッと近づいたものですから、
「(そんなに見つめられたら)、今晩眠れませんっ!」
と(汗!)。
いいな、西寄さん。
 
続いての質問は、一度でいいから”きよしくん”と大きな声で言ってみたいというような内容でしたでしょうか?
風邪でお声ガラガラしてしまっていたのですが、きよしさんと西寄さんに促されると、びっくりするようなよく通る大きなお声だったのです。
そして、そのかたは、西寄さんに、”いつもきよしくんに優しくしてくれてありがとう”というようなこともおっしゃってくださって、ファン代表で思いを伝えてくださったかのようでうれしい思いでした。
そして”きよしさんの即興クイズコーナー”となりました。
「第1回のハロウィンパーティーコンサートのオープニングでの僕の扮装は?」
答えは”ドラキュラ伯爵”ですね。
「では第2回は?」
きよしさんはそう問いかけてから、3択問題にされたのでした(笑)。
「1.カボチャのお化け
2.ぬらりひょん
3.ゲゲゲの鬼太郎」
きよしさんはこの3択もその場で考えつかれたようでした(笑)。
答えは、皆さま、おわかりですね。
1番のカボチャのお化けです。
 
そして勢いがどんどんまして、さらなる熱唱が続いて、いよいよラストトーク。
「明日からいおいよ15周年ということで、ほんとうにあっという間のこの14年でした。
皆さんの瞳に、これまでの僕はどんな風に映っていたのかなって思います」
きよしさんのそんな言葉に、客席から、”かっこいい!”、”素敵!”という言葉が返ってきたのです。
すると、
「かっこよくなりたいですね。心をかっこよくしたいです。
これからがスタートですから、初心に戻ることが大事だと思っています。
デビューの半年前からキャンペーンで全国を回らせていただきましたが、ひとつも嫌なこと、なかったです。いろいろな方にお会いできて、ああいう方も、こういう方もいるんだなあって。
レコード屋さんの前で唄わせていただいたこともありましたけど、足を止めて聴いてくださる方もいれば、素通りされる方もいて。
そんなときは、ああ、もっともと自分に魅力があれば振り向いてくれるんだから、自分ががんばるしかないと思いました。
あの頃が懐かしいですねー」
きよしさんの心はそのとき2000年にトリップしているかのようでしたが、
「あの頃は、”若いのに演歌唄って、えらいねー”なんて褒めてくれたのに、ここ最近は誰も褒めてくれなくて...。
まあ褒めてもらいたいというより、怒られたいですよね。
でももう自分が怒ったり、教えたりしなければならない年齢になったということなんでしょうね」
きよしさんはしみじみとおっしゃってから、
「でも今日は僕より年下の方が多いですよね。そうでしょう?」
と客席に問いかけられたのでした。
 
この日のアンコールでの「櫻」、忘れられません。
きよしさんは唄いながら、その視線を遠く前方に向けていらっしゃったのです。
きよしさん、何を見ているの?
今、あなたには何が見えているの?
わたしは心のなかでそう問いかけていたのでした。
心に染み入ったのはもちろん、さらに凄味を感じたのですが、その凄味こそが、何があっても命ある限り生き続けよう、唄い続けようという覚悟なのではないかと感じたのです。
 
続いて「きよしのソーラン節」をワンコーラス唄ってくださったあと、ふたたび「大利根ながれ月」を下手、上手と移動して唄ってくださいました。
着流しで唄っているときより、きよしさんのからだの動きがよく見えるので、どれほど全身を駆使して唄っていらっしゃるのかを目の当たりにして惚れ惚れしたのです。
そして2コーラスめの最後で見せてくださったチャーミングな仕草は平手造酒と氷川きよしが絶妙な塩梅で融合しているようでした。
 
きよし最高!
 
氷川きよし様
15周年おめでとうございます。
 
 
※投稿にご協力くださった皆さま、明日、お祝いメッセージきよしさんにお届けしますね。
昼夜参加しますので、夜、コンサートのご報告をさせていただければと思っています。