皆さま、昨夜放送された「NHK歌謡コンサート」、ご覧になりましたか?
きよしさんのあまりにも見事な歌唱に、
”氷川きよし、ここにあり!”
とファンとして思い切り胸を張り、
”きよしさん、ありがとう”
と、心からの拍手を贈り、お礼を申しあげたい気持ちになりました。
私は、今回は無事にNHKホールでの観覧にも参加することができました。
番組をご覧になった方にはご存知の内容になりますが、素晴らしかったきよしさんの歌唱と雄姿を振り返りつつ、終演後のスペシャルステージ、そして出待ちで目にしたきよしさんのことを、感動のままに書いてみたいと思います。
オープニングは高山アナウンサーの語りで、バックに流れていたのは、「思い出の記」のメロディー。
昨年の”古賀メロディー特集”で、きよしさんが唄ってくださったことがすぐに思い出されました。
幕開けは森進一さんの唄う「影を慕いて」。
私は、じんじん、じわじわと心に染み入る森さんの歌唱を聴いているうちに、勝手ながら最近、きよしさんが唄ってくださっている「影を慕いて」の歌唱を重ね、またオープニングで高山アナウンサーが、”今でも日本人の心に寄り添っているのが古賀メロディー”とおっしゃった言葉を心に響かせながら、古賀メロディーの深淵をのぞいたように感じたのでした。
そして、きよしさんの唄う「無法松の一生~度胸千両入り」を久々に聴かせていただくと、感動のあまり、”うーん”と、心の底からうなりたくなりました。
フルコーラス唄うなかで、フィナーレに向かって次第に盛り上げていくあの構成力は、きよしさんならではの世界になっていて一篇の映画のように濃密な世界を描かれていることを感じたのです。
さらに私には20代前半のきよしさんがこの歌を唄ってくださるのを初めて聴いたときの印象がよみがえってきたのです。
この難曲と格闘するかのように”全力歌唱”で表現してくださった、あの日のきよしさん。
そう、きっとあの日があったから、今日、このときの氷川きよしがあるのだと思えて、胸熱くなったのです。
またいよいよ番組の後半で、袴姿で「白虎隊」を唄ってくださいましたが、私はきよしさんの歌唱に一瞬にして惹き込まれ、そして、生で初めて聴かせていただくことになったきよしさんの詩吟の清新で豊饒な響きが、大げさでなくこの世ならぬものに思えて、ただただ聴き惚れ、そして見惚れていたのです。
唄い終えた瞬間、涙ぐまれたきよしさんを見て、きよしさんはその脳裏にどんな情景を描いて唄っておられたのだろう? そして、東北、とりわけ福島の方たちを励ましたいという思いがどれほど深く熱いものなのかを感じて、あらためて感動したのでした。
この日は島倉千代子さんを偲んで、伍代夏子さんが「りんどう峠」を唄ってくださいましたが、その歌唱を聴いているうちに、私の中にも島倉千代子さんの姿が浮かび、伍代さんの歌声に重なって島倉さんの歌声が聴こえてくるようで、そして島倉さんが旅立たれたことを感じて切ない思いでいっぱいになったのです。
その時、伍代さんが涙されているのに気づきました。
伍代さんの島倉さんを想うお気持ちと、その素晴らしい歌唱のおかげで島倉さんの思い出が皆の胸によみがえってきたのでしょう。
出演者の皆さん、そしてきよしさんもまた、伍代さんの歌唱に涙ぐまれていたようでした。
ところできよしさんは「白虎隊」を唄い終え、舞台下手のボックス席に戻られた後、もしかしたら無意識でされていたのかもしれませんが、何度か大きく開口していらっしゃった姿が目に入ってきて、印象的でした。
最初、そんなきよしさんの仕草に、どうしたのかしら? と思って見ていたものの、次第にきよしさんがこの日、あの2曲を唄うために準備してきたすべてを余すところなく出し切れたと、ご自身で思われているに違いないことが感じられて、私は、そこでまた感動せずにはいられなかったのです。
私には忘れられないきよしさんの姿でした。
きよしさんは、古賀先生について、
「雲の上の伝説の人というイメージがありますが、古賀先生も(僕と同じように)福岡の空を見ていたのだと思うと
感動します」
とおっしゃっていましたが、きよしさんの古賀先生への尊敬の念や古賀メロディーへの感動が、その素晴らしかった歌唱にこもっていたのだと、こうして書いていてあらためて思うのです。
番組のラストは森進一さん。「人生の並木路」の心を揺さぶられる歌唱は圧巻でしたね。
出演者の皆さんの熱唱に、古賀メロディーの永遠性をあらためて感じさせていただきました。
終演後は3組のスペシャルステージ。
トップバッターは大川栄策さんで、今月27日にリリースされる「男一途」を披露されました。
以前、カップリング曲としてリリースされたものをあらためてレコーディングしシングルカットされたそうですが、高山アナウンサーも古賀メロディーに相通じるものがあるのではとおっしゃっていた素敵な曲。
なんと作詩が松井由利夫先生(作曲は弦哲也先生)でした。
内弟子だった大川さんは、食通の古賀先生に、当時は珍しかったしゃぶしゃぶやうどんすきを食べさせていただいたことをお話ししてくださいました。
お二人目は石原詢子さんでした。
「さよなら酒」を唄ってくださり、島倉千代子さんにかわいがっていただいたエピソードをお話しされました。
デビューして、なかなか生バンドで唄うチャンスがなかった石原さんに、島倉さんが、ご自身のコンサートで前歌を唄う機会を作ってくださったのだそうです。
島倉さんはとても優しい方ですが礼儀作法には厳しく、石原さんがカーラーを巻いたままスリッパをはいて、島倉さんにご挨拶をしに行ったことがあって。
そのときは何も言わずにご挨拶を返してくださったのですが、終わったあとに呼ばれ、正座して、”詢子”と呼びかけられ、
先輩や目上の人に挨拶するときは、お化粧もきちんとして本番通りにしていくのが礼儀。もしそれが無理なら逆に何もしないで挨拶すること。カーラーを巻いたままは礼を欠くのだということを教えてくださったのだそうです。
石原さんは今でも島倉さんに教えていただいたことを守っているとおっしゃっていました。
そして高山アナウンサーが「歌で皆さんに元気を注入!」
とおっしゃって(笑)、ラストは、われらが”氷川きよし”の登場です。
「満天の瞳(ほし)」の白バージョンの衣装をお召しになっていました。
「氷川さんは、いつも気合が入っていますが、今日はいつも以上に気合を込めて唄っていらっしゃるように感じました」
とそんなふうに高山アナウンサーが言ってくださると、
「演歌歌手ですから。
これがほんとうの氷川きよしの唄う歌なのかなと思いながら唄いました。
『無法松の一生』は、デビュー前の高校生のときに唄っていて、なんて難しい曲なんだろうと思ったんですよ。
古賀政男記念 大川音楽祭に出させていただいたこともありましたので、憧れみたいな想いがありました。
『白虎隊』は、福島の方にお届けしたいという想いで唄わせていただきましたが、緊張しました~」
きよしさんは生放送で披露してくださった2曲についての想いを語ってくださったのです。
一方、高山アナウンサーは、きよしさんが「白虎隊」を唄い終え、ボックスシートに戻られたときのことを、
”氷川さんが目を真っ赤にして引き上げてこられた”とおっしゃり、その様子に驚き、そして感動されたことをお話しされたのですが、
私は高山アナウンサーの言葉に、
そうでしょ、そうでしょ、あのときのきよしさんの歌唱。そして唄い終えた瞬間のまなざしには、老若男女、誰だって、惚れちゃいます! もう惚れずにはいられないんですってば!
なあんて、思ったのです。
そんな気分が最高潮のそのときに、きよしさんは
「満天の瞳(ほし)」を唄ってくださいました。
きよしさんが唄い始める前に、
「今日もたくさんの星がまたたいていますね」
高山アナウンサーはそんなふうにおっしゃってくださいました。
NHKホールの6000個の瞳が、きよしさんの歌声に合わせて星のように輝いて揺れ、ペンライトがキラキラとまたたいたのでした。
終演後、三原綱木さんが、「NHK歌謡コンサート」で、いろいろな企画があるけれども、その中でもっとも緊張するのは美空ひばりさんの特集と古賀メロディーの特集だとおっしゃっていました。
指揮者の三原さんがそうであるならば、出演する歌手の皆さんもまた同様なのでしょうね。
今回の番組の紹介に”押しも押されぬ歌手の皆さん”と書かれていたかと思います。
そう、氷川きよしは押しも押されぬ歌手であり、惚れずにはいられない歌手なんですよね(今さら言うまでもありませんね)。
「満天の瞳(ほし)」(ワンコーラス&ハーフ)を唄い終えると、高山アナウンサーと並んで、手を振っていよいよお別れです。
「皆さん、どうかお元気で。そして笑顔でいてください」
きよしさんが一生懸命に客席に向かって言葉をかけ、手を振ってくださっていると、幕がスルスルと降り、きよしさんの頭上数十センチほどのところまで幕が降りたところでライトが消灯。
シルエットだけになっても律儀に会釈されていたきよしさん、その笑顔が見えるようでした。
私、この日は原稿の締切日に当たっていて出来上がる時間が読めないし、もしかしたら直前で行かれなくなるかもしれない状況だったので観覧にお友だちをお誘いして待ち合わせをする気持ちの余裕がなく、ひとり参加のつもりだったのです。
でも1枚のハガキで2名観覧できるので、前日になって母に声をかけたら、出かける支度だけしておいて私の仕事の状況に合わせてキャンセルになってもいいからと言ってくれたのです。
たまたま午前中「スッキリ!!」という番組の”誕生月占い スッキりす”を見ていたら、母の生まれ月が運勢第1位の”超スッキりす!”で、ラッキーカラーがゴールド。
というわけで、
”今日はお母さんがゴールドのものを身に付けて、座席引換をしてね”
とその時、私は言ったそうなのですが、ギリギリまで仕事をし、ようやく出かけられることになった時には、とにかくバタバタしてしまい、言った私のほうはそのことをすっかり忘れていたのです。
NHKホールに着いたのは開場10分前の6時20分。
すでに長蛇の列だったので、
母が、”だめもとで一応ゴールド着けてきたからね”
と言うのを聞いて、”スッキりす”のことをようやく思い出したものの、その状況で前席は期待できそうもないけれど、今日は無事に来られて、きよしさんの生の歌声を聴かせていただけることに感謝しようと思ったのです。
ところが、皆さま、”スッキりす”のゴールドの威力は絶大?でした。
「NHK歌謡コンサート」の観覧ということに限れば、私の中では、これまででもっとも素敵なお席で観覧させていただけることになり、びっくり。
母に大感謝することになったのでした。
ご参考までに
”誕生月占い スッキりす”のHPです。
母を伴っての観覧だったので、終演後に出待ちをしたいという思いはあったのですが、仕事も残してきているし、難しいかもしれないと思っていたのです。
でもだめもとで終演後、出待ちのことを母に言ってみると、意外にもあっさりOK。
母も、この日のきよしさんの歌唱に感動していたのでそんな気持ちになってくれたのかもしれませんが、とりあえず、きよしさんの出待ちをするプリンスロード(スタジオパーク前付近から始まっています)に行ってみてあまりにも混んでいるようだったら、母を寒い中、つき合わせてしまうのも申し訳ないのであきらめる覚悟で行ってみました。
お手洗いに寄ってからの移動だったので、すでに長い列ができているのが見えましたが、私は列の起点に近い位置なら、最初にきよしさんをお見送りしてすぐに母を移動させてあげられると考えて、列の始まりのあたりですでに並んでいらっしゃる方の後ろで待つことにしたのです。
ところが、思いがけず前に並ばれていた方たちが、”おふたりとも入れますよ”とスペースを作ってくださいました。
遅れて列に並んだのに、前列に入れていただけるなんて、ほんとうにほんとうにありがたいことでした。
さあ、そしていよいよ、きよしさんを乗せた車がスーッと近づいてきました。
列の起点になるところ(始まり)には、警備の男性がいらして皆を誘導してくださっていたのですが、
きよしさんはプリンスロードに到着すると、車はそこでカーブをすることもあり一瞬ストップしたのです。
そしてきよしさんは全開した窓から、まず最初にその警備の方にお声をかけ、”ありがとうございます”とお礼をおっしゃり、ていねいにお辞儀をされたのでした。
それから車はプリンスロードに沿ってカーブして、きよしさんはゆるゆると進む車の車窓から、笑顔で会釈されたのですが、思い返せばきよしさんのお顔しか目に入っていなかったようで、きよしさんのお召し物も、きよしさんが手を振られていたものか、ペンライトを振っていらしたのか定かではないのです。
ごめんなさい(汗!)。
でも、警備の方に、ていねいにお礼をおっしゃっていたきよしさんの姿は目の奥に焼き付いています。
あの場所だったからこそ目にした光景で、きよしさんはいつでもそうされていらっしゃるのだと想像しますが、私にはあの瞬間、”氷川きよし”という人の心にふわっとふれたような思いがしたのでした。
番組での素晴らしい歌唱に、終演後のスペシャルステージ。
ただひたすらに聴き惚れ、見惚れた私でしたが、最後の出待ちで目にしたきよしさんの姿に、その真心にじんときてしまい、ああ、私、そんなきよしさんに会わせていただくために今日、ここに来させていただいたのかもしれない。
そう思わずにはいられませんでした。
そういえばきよしさんを待っている間、娘さんに連れられたかなりご高齢の方が通りかかって、初めての観覧だったそうで、きよしさんをお見送りする列ができているというので、近くに来てみたということでした。
母が小柄なその方に前列をお譲りし、母とその方の娘さんは私達の後ろに立って、きよしさんをお見送りすることになったのですが、きよしさんをお見送りすると、
「こんなに近くできよし君を見られるなんて」
と、とてもとても感激され、娘さんともども、母と私に何度もお礼をおっしゃられたのです。
その方の幸せそうなお顔も思い出されます。
ちなみに同じくプリンスロードでの出待ち初参加の母も、
”あんなに近くで見られるなんて”
と驚いていましたが、列をお譲りした方にあんなにまで喜んでいただけたことが、この日いちばんうれしかったことになったと帰り道に言っていました。
以上、感動をいつもにもましてとりとめなく、そして駆け足で報告で書かせていただきました。
きよしさん、来週はいよいよ福岡でのコンサートですね。
ゆうさん、ゆりかもめさん、ご参加の皆さま、そして誰よりもきよしさんが待ち遠しく思われておられるのではないでしょうか。
20日の「演歌名曲コレクション19~満天の瞳(ほし)~」の発売直前という大きなお土産もあり、大いに盛り上がりそうですね。
それから内緒のUさま。
「ふたりは最高!大阪SHOWTIME」の様子と曲目リストをありがとうございました。
とてもうれしいです。
この場から取り急ぎお礼申しあげます。
私は次回は仙台でのコンサートに参加させていただく予定です。
それから、この記事には書ききれませんでしたが、開演前に高山アナウンサーのおっしゃった言葉を、ぜひ皆さまにあらためてお伝えしたいと思っています。
そして投票大会の残りのご報告はニューアルバムのリリース前に必ずさせていただきますね。