きよしさん、なんて、なんて幸せそうな笑顔なんでしょう。
2007年の1曲として、ご自身で選ばれた「陽春」のワンコーラスめを唄い終えたときのことでした。
ステージ中央の階段の中段に腰かけていたきよしさんは目を閉じて、間奏のメロディーに耳を澄まして身を委ねるようにしていらしたのですが、その幸せそうな微笑みに私は一瞬にして心を奪われたのです。
その頬は紅潮し、口もとは花のようにほころんでいました。
きよしさんはその身に降り注ぐあらゆるものを愛と受け止め、その愛に包まれ抱かれているようでもあり、また自分を愛するすべての者を抱き返してくださっているようにも感じられたのです。
そんなきよしさんの姿に、初めて舞台に立ったそのときから、”お客様に命をお預けしているような気持ちで唄って”いらしたということを、大阪のフェスティバルホールでのコンサートで先日おっしゃっていた、その言葉が思い出され、またいっそう胸熱くなりました。
 
そしてさらに心奪われたのは「春嵐」でした。
だって、だって、きよしさん、裸足で登場されるんですもの。
それでなくても「春嵐」ではノックアウト状態の私ですから、
”もう、どうすればいいの?”
と激しく動揺してしまったのです。
奪われ続けて(?)、腑抜けの私。
そんな状態でこの記事を書くことをお許しください。
 
この日も「かあさん日和」をギター中心のアコースティックなアレンジでフルコーラス唄ってくださいましたが、きよしさんは途中で、何度か目を涙で潤ませながらせつせつと唄いあげてくださり、その真心いっぱいの歌声に、あふれる愛を感じて、私もまた涙があふれたのでした。
客席のあちこちから、鼻をすする音が聞こえてきて。きよしさんが唄い終えると大きな大きな拍手が鳴り響いたのです。
きよしさんは暗転した舞台の上で、静かに頭を下げられ舞台袖に戻られたのですが、次はうって変わって、荒々しい声で人生の荒波に立ち向かっていく思いをモノローグで語る、きよしさんのナレーションが流れて...。
ライトがパッとつくと、
センター階段の上に、きよしさんの姿があったのです。
「春嵐」のDVDで着用された衣装をお召しになっているのですが、黒のサテンのワイドパンツの左すそが膝で折り返されていて、きよしさんの左足が剥き出しになっているのに気づきました。
さらにその足元を見ると、きよしさんは裸足だったのです。
赤いサテンのガウンと腕に巻いた長いサテンの黒リボンを風にはためかせ、身体を折り曲げるようにして激しく唄うきよしさん。次第に皆も左足を出されていることに気づいて、どよめきが起こりました。
だって、有り得ないほどセクシーだったのですもの。
もちろん黒のサテンのシャツの胸もとがV字に大きく開いていてそれだけでも最高にセクシーだったのですが、それにもまして躍動感あふれる左足、さらに両のつま先に、私は目が釘付けになってしまったのでした。
足でリズムをとるときの、きよしさんのつま先をひたすらに見つめていました。
以前、レコーディングは裸足でされることがあるとおっしゃっていたことがありましたが、頭のてっぺんから指先、つま先まで全身を使って唄っておられる様子を目撃させていただいたのです。
「春嵐」を唄い終えると、左足のパンツのすそはもとどおりおろされたのですが、ラストの「寒立馬」まで裸足のままで唄ってくださったので、歌に合わせてリズムを刻む、きよしさんのつま先から目が離せませんでした。
灼けつくような熱い熱い歌唱に心をすっかりローストされた上に、あまりの迫力とセクシーさに目をつぶった記憶がない私でした。
 
いやん、私、きよしさんのせいでつま先フェチになっちゃったらどうしましょ?
なんて、冒頭から熱にうかされているような内容で失礼しました。
でもでも、きよしさんが素敵すぎるのですもの。
そうであれば私には抗う術がありませんもの(開き直るしかございません・笑)。
どうかお許しくださいませ。
 
 
さて、昨夜、中野サンプラザで開催されたファンクラブ限定 ハロウィンパーティ・コンサートの2日目・夜の部に参加しました。
先にアップした30日のレポートは、31日にあらためて見て気づいたことがありましたので、とくにきよしさんの衣装の細部や演奏のアレンジについて加筆しました。
それから、きよしさんと西寄さんのトークで思い出されたことも少々加えてみました。
コンサートの構成やきよしさんの衣装のことは30日のレポートに書かせていただいたので、この記事は印象的だったことから書き始めてみました。
 
2012年の1曲として唄ってくださった「一番星よ こんばんは」を聴いていて、私はこの日も涙があふれてきたのです。
とても個人的な思いではありますが、スカイツリーが近くに見えるとなぜだか長良会長を思い浮かべてしまうので、前日、きよしさんの歌唱に、やはり長良会長が偲ばれてしかたなかったのです。
でもなぜ涙があふれたかといえば、きよしさんの歌唱の力で、長良会長がきよしさんのことはもちろんながら、きよしさんを愛する私たちファンのことも愛して見守ってくださっていることをはっきりと感じたからでした。
この日もまたそんな思いでいたのですが、きよしさんは唄っていてなんともいえない慈愛に満ちたまなざしを客席に向けられ、そして静かに微笑まれたのです。
きよしさんは、
「♪もしもあの娘を みつけたら 一緒になろうと言ってたと、そっと教えて、そっと教えて やっとくれ」
と唄い終えられるくだりで、涙声になっておられたようでした。
笑顔、そして涙...。
きよしさんの胸にはどんな思いが去来していたのでしょう?
私は、そんなきよしさんの歌声に、言葉ではうまく説明できない寂しさや悲しさが溶けて消えていくような思いにさせていただいたのでした。
 
  
「こだわりが、すごいの! こだわっちゃうの」
そうおっしゃったのはきよしさんでした(笑)。
直前までリハーサルをされて、様々な位置からの見え方を入念にチェックするために実際にそれぞれの客席にきよしさんも座られたということでしたので、もしかしたら私の席に? なんて楽しい期待を抱かせてもいただいたのですが、昨日2公演を経て、さらにてこ入れされたそうです。
ちなみにオープニングでもっともっと笑っていただきたいという思いがあったきよしさん。
よりストーリーを明確にするために、2日目は新たなナレーションを加えてくださっていました。
そのことについて、
「昨年は西寄さんがカボチャで僕はドラキュラ伯爵だったのですが、僕的には、皆さんに笑っていただきたいという思いが強かったので、今年はカボチャでと。
子どもの頃のわくわくドキドキ感を持ち続けるというのが、僕の好きな世界観なんです」
きよしさんはそんなふうに説明してくださいました。
 
オープニングで魔女に扮した西寄さんが、 
「鏡よ、鏡、鏡さん。世界で一番美しい私を映しておくれ」
と鏡に向かって語りかけると、バリン! と大きな音を立ててそのたび鏡が割れてしまいます。
そうこうしているうちに、ステージのセンター階段の上にシルエットが浮かび上がったドラキュラ伯爵に扮したきよしさんの方を見て、
「ドラキュラ伯爵! 私、タイプなの。いい男~!」
と言いつつも今宵の主役は自分なのだからと、ドラキュラ伯爵に魔法をかけてカボチャにしてしまうというストーリーなのです。
 
西寄さんが、
「文句ある?」
と問いかけると客席からは大ブーイング(笑)。
西寄さんはさもありなんという様子で、
「あるわよねー」
とお答えになったので大ブーイングは一瞬にして笑いに変わったのですが、私には、そんな西寄さんの話術こそが魔法のように思えたのでした。 
オープニングは魔女とお化けたちを従えての楽しい「ハロウィン音頭」。
唄い終えると、拍手の中、きよしさんはくるくると回転しながら舞台袖へそのカボチャ姿を消したのでした。
大サービスのきよしさんでした。
  
この日はDVDの撮影をしていたので、”記念になるように何か皆で言いましょう”という展開になると、
「いや? 
いや? 
疲れる~?」
客席の反応を、そんなふうな言葉できよしさんが気遣ってくださったので、大うけになりました。
でもそこは、われらがきよしさん。
「皆さん、僕に声を聞かせてください」
なんておっしゃるんですもの。
皆、がぜんボリュームアップとなったのでした(笑)。
そういえばこの日は客席前方のオーケストラビットになる0列の座席を使用せず、そのスペースでカメラが左右に移動して撮影していました。
 
そして今回のこれまでの14年間を振り返って、アルバムに収録されているオリジナル曲の中から、その年の1曲を選んで歌うという構成についての話題になると、 
「オリジナル曲だけで100曲超えてますか?」
と問いかけたのですが、きよしさん、もう優に超えています。
KIYOSHIの曲やバージョン違いを省いても「雨降り坂道」までで、たしか150曲ほどになるのではないでしょうか。
素晴らしい曲ばかりで、最近聴く機会がなくなっていたオリジナル曲を何かのきっかけで久々に聴いたり、きよしさんがあらためて唄ってくださるのを聴いて、ああ、なんていい曲なのかしら。
しばらく聴かないでいてなんてもったいなかったのだろうと思うこと、たくさんあるのです。
 
この日、西寄さんは、きよしさんが選んでくださった曲名を告げられる際、
”発表します!”
という調子で、
”ドゥル、ドゥル、ドゥル、ドゥル~”と効果音付きでおっしゃってくださいました。
2000年の1曲、「浅草人情」についてはこの日も、
「デビュー曲の候補で、『箱根八里の半次郎』と『浅草人情』のどちらをA面にするか、会社でもせめぎ合いがありました。
それでデビュー曲が『箱根八里の半次郎」に決まると、キャンペーンが始まって、スーツに三度笠で移動していましたから、笑われることも多かったですよね。
どう表現するか、考えたり悩んだりしたこともありました。僕の歴史をたどるというと、おこがましいかもしれませんが...。
やっぱり1曲1曲に思い出がありますから。
人の人生を1曲1曲描いているので、僕も歌に描かれている主人公に近づきたいし、歌の主人公のようになってみたいと思いますね。
口に出して言えない思いってあるでしょう?
近くにいる人には照れくさくて言えないですよね。
博多の人間てとくにそうなんですよ(笑)」
 
きよしさんはそうお話しされた流れでお父さまとの電話でのやりとりまで披露してくださったのです。
「電話してもね、名乗らないんですよ。
父から電話がかかってきますでしょ。
僕が出ると、
”俺たい”
と父が突然言って。
僕も、
”何?”って(笑)。
そんなふうなんですよ」
この日も開演直前にお父さまから電話があって、
”何?”ときよしさんが電話に出られ、これからコンサートが始まるところだということを伝えると、
”知らんかったから”とあとでかけ直すと電話が切れたのだそうです。
 
「18歳で上京してちょうど丸18年。博多の人間て博多が好きなんですよね。もちろん東京もよかとこですよ。
でも僕、博多弁でしゃべっている自分のほうが好きだなあ...」
そんなきよしさんの言葉を受けて、
「皆さま、今のきよしさん。楽屋で話しているそのままですよ」
と西寄さん。
さらに、きよしさんと西寄さんの楽屋での会話は博多弁であることを教えてくださり、今、舞台の上でこのように楽屋でお話しされているそのままでお話しされているのも、”ファンクラブの皆の前でだからこそ”と、うれしくなるお言葉をくださったのでした。
   
きよしさんご自身が14曲を選び準備をされ、30日昼夜と31日昼の部とそれまでに3回唄い通されて4回め。
あらためて抱かれた思いもおありだったでしょうか?
 
「若いとき、あったよ!」
おどけた口調のきよしさんに、
”私も!”
という多数の声が客席から返ってくると。
「私も?」
と笑って反芻されてから、
「みんな、あったよ(若いとき)!」
とおっしゃって、会場は笑いに包まれたのでした。
 
コンサートのフィナーレでヒョウの扮装を披露されたことについても、試行錯誤があり、とても勇気がいった様子で、
「新しいことに挑戦するのって、勇気がいりますよね。
演歌歌手でヒョウの格好をした人って多分、いませんよね(笑)。
TPOに合わせてということで、今日はハロウィン・コンサートのためだけの装いですから」
と、そんなふうにおっしゃっていたかと思います。
そして、
「着ぐるみって暑いので、痩せますよ!」
と、ひと言付け加えられたのでした(笑)。
 
「またいつかハロウィンパーティでお逢いしましょう。
皆さま、いつも元気で、そして笑顔でいてください。
僕も笑顔ですごしていきます」
ヒョウの扮装をご自身でも楽しまれている様子のきよしさん。
最後はそうおっしゃって、楽しく幸せなハロウィンパーティはいよいよお開きとなったのでした。
 
皆さま、きよしさんは今日は札幌ですね。
ニトリ文化ホールで開催される「歌謡チャリティーコンサート」の公開収録に出演されるそうですが、年末に向かって猛ダッシュされ、ますます多忙をきわめるてきよしさんに、私たちができることは、真心こめて応援することですね。
皆さま、私たちもきよしさんに負けずに今日も笑顔で過ごしましょう。
  
次回の更新は連休明け(残念ながら私に連休はほぼありません)になりそうです。
それから今夜の「歌謡チャリティーコンサート」は12月17日(火)午後7時30分からNHK総合テレビで放送されるそうです。
 
それでは皆さま、また笑顔でお逢いできますように! 
それから楽しかったハロウィンパーティ・コンサートの余韻を味わうために、次回、更新するまで背景をハロウィン仕様のままにしておきたいと思います。